技術者倫理

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 技術者倫理
科目番号 5116B01 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科共通 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】はじめての工学倫理・第3版(昭和堂)  【参考書】誇り高い技術者になろう(名古屋大学出版会)
担当教員 藤居 岳人

到達目標

1.技術者として社会に貢献するための倫理観を養い、自らの責任について自覚できる。
2.事例研究やディスカッションを通じて、社会が要求する問題への認識を深め、その解決策を考えられる。
3.将来「ものづくり」に従事する技術者として、継続して専門的知識を学習するための方法の基礎を実践できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)
到達目標1社会における技術者としての責任を十分に自覚し、みずからの倫理観について詳細に説明できる。社会における技術者としての責任を自覚し、みずからの倫理観について詳細に説明できる。社会における技術者としての責任を自覚し、みずからの倫理観についてある程度説明できる。
到達目標2社会が要求する問題について、有益な自分独自の解決策を考えられる。社会が要求する問題について、有益な解決策を考えられる。社会が要求する問題について、一般的な有益な解決策を理解できる。
到達目標3技術者として継続して専門的知識を学習するためのさまざまな方法を実践できる。技術者として継続して専門的知識を学習するための方法をひとつは実践できる。技術者として継続して専門的知識を学習するための一般的方法を理解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「倫理」は本来、他人に押しつけられるものではなく、善悪の境界線を自分自身で考えるものである。それは技術者をめざす諸君も同じである。本講義では、具体的事例からうかがえる倫理的問題の検討を通して、将来、技術者として社会に貢献してゆくうえで必要な倫理観を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
事例研究の報告は事前に決めておいた学生に担当してもらう予定である。また、事例研究ごとに小レポート・ディスカッションを実施する。
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポートや所感作成を実施する。
【授業時間30時間+自学自習時間60時間】
注意点:
事例研究の報告の順によって、シラバスの順が前後する場合がある。
事例研究・デイスカッションはオンラインで実施する予定。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・技術者と倫理と ・社会に生きる技術者として必要な倫理観の概略について、自分の意見をまとめることができる。
2週 ・技術者と倫理と ・社会に生きる技術者として必要な倫理観の概略について、自分の意見をまとめることができる。
3週 ・技術者と倫理と ・社会に生きる技術者として必要な倫理観の概略について、自分の意見をまとめることができる。
4週 ・技術者と倫理綱領と ・事例研究を通して、技術者に関する倫理綱領の概略について考察できる。
5週 ・技術者と倫理綱領と ・事例研究を通して、倫理問題の解決方法について考察できる。
6週 ・技術者と安全と ・事例研究を通して、技術者が安全について考慮すべきことを説明できる。
7週 ・技術者と安全と ・事例研究を通して、技術者が安全について考慮すべきことを説明できる。
8週 ・技術者と環境と ・環境汚染事故に関する事例研究を通して、技術者が環境に配慮すべきことについて考察できる。
2ndQ
9週 ・技術者と環境と ・環境汚染事故に関する事例研究を通して、技術者が環境に配慮すべきことについて考察できる。
10週 ・技術者と消費者と ・事例研究を通して、消費者に対する技術者の責任について考察できる。
11週 ・技術者と消費者と ・事例研究を通して、消費者に対する技術者の責任について考察できる。
12週 ・技術者と社会と ・セクハラ・賄賂等の事例研究を通して、技術者と社会全体とのかかわりについて考察できる。
13週 ・技術者と社会と ・セクハラ・賄賂等の事例研究を通して、技術者と社会全体とのかかわりについて考察できる。
14週 ・組織で働く者としての技術者 ・事例研究を通して、組織の中で働く技術者として守るべきモラル・組織と個人との間の葛藤・内部告発問題等について考察できる。
15週 ・組織で働く者としての技術者 ・事例研究を通して、組織の中で働く技術者として守るべきモラル・組織と個人との間の葛藤・内部告発問題等について考察できる。
16週 【答案返却時間】

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合20002060100
基礎的能力1000103050
専門的能力50051020
分野横断的能力50052030