到達目標
現代世界が直面している人口問題、南北問題と世界経済の動向、および資源問題と地球環境問題について認識を深め、一人の社会人としての判断力を養うことを目標とする
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 人口問題 | 世界と日本の人口問題について、必要な用語を用いて説明できる | 世界と日本の人口問題について、必要な用語とともに理解している | 世界と日本の人口問題について、必要な用語を含む理解が不足している |
評価項目2 南北問題と世界経済 | 南北問題の展開と世界貿易の動向について、必要な用語を用いて説明できる | 南北問題の展開と世界貿易の動向について、必要な用語とともに理解している | 南北問題の展開と世界貿易の動向について、必要な用語を含む理解が不足している |
評価項目3 資源問題と環境問題 | 水資源と石油資源、および地球
温暖化について、必要な用語を
用いて説明できる | 水資源と石油資源、および地球
温暖化について、必要な用語と
ともに理解している | 水資源と石油資源、および地球
温暖化について、必要な用語を
含む理解が不足している |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
人口問題については世界全体の動向について概説した後、開発途上国と日本に分けてそれぞれの人口問題について説明する。南北問題については60年代以降の展開について解説し、世界の自由貿易体制の変遷と近年のリージョナリズムについて説明する。資源問題については再生資源としての水資源と枯渇資源としての石油資源を取り上げる。最後に地球環境問題としての地球温暖化について説明する。
授業の進め方・方法:
人口問題、南北問題と世界経済の動向、資源問題と地球環境問題について基本的な事項を解説する。各テーマについての資料や補足説明はプリントにして配布する。
注意点:
定期試験の成績が60点未満の学生については再試験を行う。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション 1.人口問題 A)世界人口の動向 |
戦後における世界人口の推移、近年の動向としての高齢化、都市化、国際的人口移動について理解する
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2週 |
B)開発途上国の人口問題 ①開発途上国の人口動向 ②開発途上国の人口政策 |
途上国における人口転換と都市への人口集中の特色、および中国の人口政策について理解する
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3週 |
C)先進国の人口問題-日本の場合 ①戦後日本の人口動向 |
戦後復興期、高度成長期、70年代以降に分けて、日本の人口動向の変遷について理解する
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4週 |
②日本の少子高齢化 |
日本の少子高齢化の要因、特色、およびその影響について理解する
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5週 |
③外国人労働者をめぐって |
ヨーロッパにおける外国人労働者受け入れと対比しながら、日本の入管法改正をめぐる議論について理解する
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6週 |
2.南北問題と世界経済 A)南北問題 ①南北問題とは、②南の多様化 |
1960年代における南北問題の展開と70年代における沈滞、およびその要因となった途上国の多様化について理解する
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7週 |
③ODAをめぐって |
ODAとは何か、また日本のODAの実績と特色について理解する
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
B)世界貿易の動向 ①戦後世界の貿易体制 ②世界貿易をめぐる新たな動向 |
WTO発足にいたる戦後の自由貿易体制の変遷と、近年の動向としてのFTA・EPAについて理解する
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10週 |
C)リージョナリズムの台頭 ①EU、②NAFTA |
リージョナリズムの先進事例としてのEUとNAFTA、およびイギリスのEU離脱の背景について理解する
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11週 |
③東アジアの地域統合をめぐって |
東アジアの地域統合をめぐるAPEC・TPP・RCEPの動向について理解する
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12週 |
3.資源問題と地球環境問題 A)資源問題 ①現代の資源問題 ②資源枯渇をめぐって |
現代の資源問題の背景とその特色、資源枯渇に関する議論について理解する
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13週 |
B)水資源をめぐって ①世界の水資源 ②日本の水資源 |
世界の水資源の賦存量と需要量の増加、および日本の水資源の賦存量と利用状況について理解する
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14週 |
C)石油資源をめぐって ①石油をめぐる国際関係の変遷 ②シェール革命 |
石油資源をめぐる国際関係の変遷と、近年のオイルシェール増産をめぐる議論について理解する
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15週 |
D)地球環境問題 ①地球環境問題とは ②地球温暖化をめぐって |
地球環境問題とは何か、その典型としての地球温暖化に対する国際的な取り組みについて理解する
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16週 |
学年末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 提出物 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |