微分積分Ⅰ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 微分積分Ⅰ
科目番号 0016 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電気情報工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 教科書:「新編数学Ⅱ」「新編数学B」「新編数学Ⅲ」(東京出版),参考書:「アシストセレクト新編数学Ⅱ」「アシストセレクト新編数学B」「アシストセレクト新編数学Ⅲ」「改訂版ニューアクション数学Ⅱ+B」「ニューアクションβ 数学Ⅲ」(東京出版)
担当教員 白石 希典,橋本 史雄

到達目標

1. 等比数列・等差数列,和の記号Σ,分数関数,無理関数,逆関数,合成関数に関する基本的な問題を解くことができる。
2. 指数・対数について基本的な問題を解くことが出来る。 3. 数列の極限,級数,関数の極限について基本的な問題を解くことが出来る。
4. 簡単な関数の微分積分の計算、グラフの接線,関数の極値や極限、領域の面積などの基本的な問題を解くことが出来る。また微分法の公式を基本的な関数の導関数に当てはめて問題を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1等比数列・等差数列,和の記号Σ,数列の極限,級数,分数関数,無理関数,逆関数,合成関数に関する問題を解くことができる。等比数列・等差数列,和の記号Σ,数列の極限,級数,分数関数,無理関数,逆関数,合成関数に関する簡単な問題を解くことができる。等比数列・等差数列,和の記号Σ,数列の極限,級数,分数関数,無理関数,逆関数,合成関数に関する問題を解くことができない。
評価項目2指数・対数について問題を解くことが出来る。指数・対数について簡単な問題を解くことが出来る。指数・対数について問題を解くことが出来ない。
評価項目3数列の極限,級数,関数の極限に関する問題を解くことができる。数列の極限,級数,関数の極限に関する簡単な問題を解くことができる。数列の極限,級数,関数の極限に関する問題を解くことができない。
評価項目4簡単な関数の微分積分の計算、グラフの接線,関数の極値や極限、領域の面積などの問題を解くことが出来る。また微分法の公式を基本的な関数の導関数に当てはめて問題を解くことができる。簡単な関数の微分積分の計算、グラフの接線,関数の極値や極限、領域の面積などの簡単な問題を解くことが出来る。また微分法の公式を基本的な関数の導関数に当てはめて簡単な問題を解くことができる。簡単な関数の微分積分の計算、グラフの接線,関数の極値や極限、領域の面積などの問題を解くことが出来ない 。また微分法の公式を基本的な関数の導関数に当てはめて問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この教科では,微分積分のための準備(数列,いろいろな関数,指数対数) および微分積分について基礎的な 内容を学習する。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って基本事項と例題を解説した後, 各自練習問題を解くという形式で講義する。適宜, レポートを課し小テストを実施する。
注意点:
予習・復習をすること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週 ガイダンス,等差数列とその和
等差数列の一般項やその和を求めることができる。
12週 等比数列とその和,いろいろな数列の和 等比数列の一般項やその和を求めることができる。
13週 和の記号Σ,分数で表された数列の和 総和記号を用いた簡単な数列の和を求めることができる。
14週 分数関数とそのグラフ,無理関数 分数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。分数方程式を解くことができる
15週 無理関数とそのグラフ,逆関数と合成関数 無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。無理方程式を解くことができる。簡単な場合について、関数の逆関数を求め、そのグラフをかくことができる。
16週 前期末試験 今までの内容を総合的に使うことが出来る。
後期
3rdQ
1週 微分係数と導関数 微分係数の意味や導関数の定義を理解し, 導関数を求めることができる。
2週 接線の方程式, 関数の増減 簡単な場合について, 関数の接線の方程式を求めることができる。
関数の増減表を利用して, 極値を求めグラフの概形を描くことができる。
3週 関数の最大最小, 方程式・不等式への応用
不定積分
極値を利用して, 関数の最大値・最小値を求めることができる。
簡単な不定積分を求めることができる。
4週 定積分
積分法の応用
簡単な定積分を求めることができる。
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる
5週 指数関数とそのグラフ 累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。
6週 指数方程式,対数 指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。
7週 対数関数のグラフ,対数方程式,常用対数 対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。
8週 中間試験 今までの内容を総合的に使うことが出来る。
4thQ
9週 数列の極限 不定形を含むいろいろな数列の極限を求めることができる。
10週 無限級数,関数の極限 無限等比級数等の簡単な級数の収束・発散を調べ、その和を求めることができる。
11週 いろいろな関数と極限,関数の連続性 簡単な場合について、関数の極限を求めることができる。
12週 微分係数と導関数 微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。
13週 合成関数の微分法,三角関数の導関数 合成関数の導関数を求めることができる。三角関数の導関数を求めることができる。
14週 いろいろな関数の導関数 指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。
15週 復習 今までの内容を復習する。
16週 後期末試験 今までの内容を総合的に使うことが出来る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。2
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。2
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。2
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。2
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。2
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。2
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。2
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。2
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。2
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。2

評価割合

定期試験ワークブックプリント課題合計
総合評価割合801010100
評価項目1202224
評価項目2162220
評価項目3122216
評価項目4324440