科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 地理
科目番号 180002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:地理A(東京書籍),新詳高等社会科地図(帝国書院)
担当教員 田口 淳,権藤 典明

目的・到達目標

 世界の諸地域について、それぞれの地域の自然環境としての気候や地形、民族や社会の問題や、農業や鉱工業などの産業のありようを講義することによって、現代世界の諸課題や経済関係についての理解を深めることを目標とする

ルーブリック

到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 世界の自然環境 世界の気候環境と大地形について、基本的な用語を理解した上で説明できる。 世界の気候環境と大地形に関する、基本的な用語などを理解している。 世界の気候環境と大地形に関する、基本的な用語などの理解が不足している。
評価項目2 国際的な経済関係 世界の諸地域における産業の特色を理解し、必要な用語を用いて国際的な経済関係について説明できる。 世界の諸地域における産業の特色を通じて、国際的な経済関係について理解している。 世界の諸地域における産業の特色を通じて、国際的な経済関係についての理解が不十分である。
評価項目3 世界の諸課題 世界の人口問題・民族問題・南北問題などについて、基本的な用語を理解した上で説明できる。 世界の人口問題・民族問題・南北問題などについて、基本的な用語などを理解している。 世界の人口問題・民族問題・南北問題などについて、基本的な用語などの理解が不十分である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 世界地誌の講義を行う。世界の諸地域の特色や、地理的な諸事象の成立要因とその変容について考察してもらいたい。
授業の進め方と授業内容・方法:
 プリントを用いて基本的な諸事象を説明していく。地図帳の主題図やプリントの統計、授業中に作成するハイサーグラフ・人口ピラミッド・三角座標グラフなどを利用して理解を深めてもらう。
注意点:
 定期試験の成績が60点未満の学生には再試験を行う。評価割合の項目中の「態度」は小レポートの提出状況とノートの提出状況によって評価する。

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明
第1章 東アジア         
A)中国の社会と国家          
 多民族国家、人口大国、社会主義国家としての中国の特色を理解できる
2週 B)中国の農業政策と農業地域     
①農業政策の変遷        
②主要な農業地域
 中国の農業政策の変遷と東北・華北・華中・華南地域の農業の特色を理解できる
3週 C)躍進する中国の鉱工業     
①豊富な地下資源        
②工業政策の変遷と主要な工業都市
 中国の地下資源生産の拡大と「改革開放」政策下での中国の工業化の特色を理解できる
4週 D)台湾とホンコン・マカオ      
E)朝鮮半島の二つの「国」
 台湾の経済成長と中国に返還されたホンコン・マカオ、および経済成長をとげた韓国経済の現状を理解できる
5週 第2章 東南アジア      
A)東南アジアの自然環境    
B)東南アジアの社会と国家    
①重層する外来文化
 東南アジアの自然環境としての熱帯気候、およびインド文化・中国文化・ヨーロッパ文化の複合としての東南アジアの文化を理解できる
6週 B)東南アジアの社会と国家         
②複雑な民族構成        
③現代国家の動向
 マレーシア・シンガポールの民族構成と、ASEANをめぐる国際的な動向を理解できる
7週 C)東南アジアの産業          
①東南アジアの農業        
②ASEANの工業化
 東南アジアの稲作農業とプランテーション農業、およびシンガポールの工業化について理解できる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 第3章 南アジア        
A)南アジアの社会と国家         
B)世界の人口問題              
①世界の人口増加
 南アジアの主要4カ国の独立過程とインド・スリランカの民族構成、および世界の人口動向を理解できる
10週 B)世界の人口問題      
②人口構成                  
③世界の人口問題
 人口ピラミッドと産業別人口構成、および先進国の人口高齢化と発展途上国における人口爆発について理解できる
11週 C)南アジアの農業      
D)インドの経済発展
 インド農業の問題点と南アジアの主要な農作物、およびBRICSとして注目されるインド経済の発展を理解できる
12週 第4章 西アジア・北アフリカ   
A)現代の社会と国家          
①イスラム教の世界             
②現代の政治問題
 イスラム教とアラブ国家の基本的な知識、およびパレスチナ問題・イラク問題の経緯について理解できる
13週 B)西アジア・北アフリカの気候と農業  西アジア・北アフリカの自然環境としての乾燥気候と、乾燥地域における農業の特色を理解できる
14週 C)西アジア・北アフリカの石油産業  西アジア・北アフリカの石油産業の歩みを通じて、エネルギー革命・資源ナショナリズムとその影響について理解できる
15週 第5章 サハラ以南アフリカ   
A)植民地支配からの脱却
 アフリカ諸国の独立と不安定な政治情勢、およびAU(アフリカ連合)の現況を理解できる
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 第5章 サハラ以南アフリカ   
B)一次産品の比重が大きい経済
 サハラ以南アフリカの伝統的農業と環境問題、およびモノカルチャー経済の問題を理解できる
2週 第6章 ヨーロッパ       
A)ヨーロッパの自然環境          
①高緯度の割に温暖な気候
 ヨーロッパの自然環境としての温帯気候と亜寒帯気候、および大気の大循環を理解できる
3週 A)ヨーロッパの自然環境     
②複雑な地形環境
 世界の大地形としての準平原・構造平野と古期造山帯・新期造山帯、およびプレートテクトニクスの基礎を理解できる
4週 B)ヨーロッパの民族と国家   
①ヨーロッパの民族と民族問題     
③ヨーロッパの地域統合
 ヨーロッパのゲルマン系・ラテン系・スラブ系の3民族とベルギー・スイスの民族構成、およびEUの歩みを理解できる
5週 C)西ヨーロッパの農業    
①西ヨーロッパ農業の特色         
②EUの共通農業政策
 西ヨーロッパ農業の特色と混合農業・酪農・地中海式農業・園芸農業、およびEUの共通農業政策とその影響を理解できる
6週 D)西ヨーロッパの鉱工業   
①西ヨーロッパの地下資源        
②西ヨーロッパの工業地域
 西ヨーロッパの地下資源をめぐる状況と、主要な工業地域の3タイプの立地条件を理解できる
7週 第7章 ロシア連邦と周辺の国々   
A)広大な国土の自然と開発
 ロシア連邦の自然環境としての亜寒帯気候と寒帯気候、厳しい自然環境下における開発とアラル海の環境破壊を理解できる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 第7章 ロシア連邦と周辺の国々   
B)ソ連邦の崩壊と民族問題
 ソ連邦崩壊の経緯と、独立した15共和国における民族問題を理解できる
10週 第8章 アングロアメリカ        
A)移民社会と社会問題      
B)アメリカ合衆国の都市と村落       
 アメリカ合衆国の建国の歩み、黒人問題とヒスパニックの問題、およびメガロポリスとタウンシップ制を理解できる
11週 C)アングロアメリカの農業     
①アングロアメリカ農業の特色     
②主要な農業地域
 アングロアメリカ農業の特色、および多様な農業地域とその変容を理解できる
12週 D)アメリカ合衆国の鉱工業      
①地下資源          
②主要な工業地域
 アメリカ合衆国の地下資源をめぐる近年の状況と、サンベルトの発展など主要な工業地域の変容について理解できる
13週 E)カナダの社会と経済    
①国土と住民         
②世界有数の鉱産資源国
 カナダの二言語・多文化主義とNAFTA、および新しい石油資源と鉄鉱床の開発を理解できる
14週 第9章 オセアニア       
A)大陸の国オーストラリア     
B)オーストラリアの産業      
①オーストラリアの農業
 オーストラリアの建国の歩みと多文化主義、および牧畜を中心とする農業を理解できる
15週 B)オーストラリアの産業     
②オーストラリアの地下資源       
結び 日本と世界
 日本への地下資源供給先としてのオーストラリアと、ODAを通じてみる日本の国際貢献について理解できる
16週 後期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価課題提出ポートフォリオノート提出合計
総合評価割合800010010100
基礎的能力800010010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000