接合工学

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 接合工学
科目番号 0347 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械電子工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 佐藤邦彦「溶接・接合工学概論(第2版)」,発売元オーム社,ISBN978-4-8445-2747-3
担当教員 相馬 岳

到達目標

1. 溶接法を分類できる。
2. ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。
3. アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。
4. サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
溶接法を分類できる。溶接法を卓越して分類できる。溶接法を分類できる。溶接法を分類できない。
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを卓越して説明できる。ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できない。
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を卓越して説明できる。アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できない。
サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを理解できる。サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを卓越して理解できる。サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを理解できる。サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-(2) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 B-(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械技術者として必要な接合技術について,溶接技術を中心に学習する。また,ものづくりおよび接合工学に関する英語によるプレゼンテーションの時間を適宜設け,プレゼン技法と英語力の向上を図る.
授業の進め方・方法:
教科書を中心に下記の学習項目に沿って解説する。各章の章末問題は,学生各自で問題を解き学習成果を自分で確認する。2回の定期試験と提出されたレポートおよびプレゼンにより,学習到達目標に達しているかを判定する。2回とも評価割合は定期試験70%,レポート10%,プレゼン(提出原稿含む)20%とする。
注意点:
学修単位のために講義時間の2倍量に相当する自学自習時間(レポート作成等)が必要。また,専門書を利用して講義内容に関連する内容の自学自習(プレゼン準備を含む)が必要。 プレゼンのスケジュールは受講人数により適宜調整する。ただし,初回には受講学生全員にプレゼンを実施してもらうので適宜準備のこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
“もの”の製作と接合技術
工業製品と接合技術の関係を説明できる。
2週 溶接 (1)溶接による接合のしくみ 各種の溶接法の原理と特徴を分類,説明できる。
3週 溶接 (2)溶接熱源と融接 各種の溶接法の原理と特徴を分類,説明できる。
4週 溶接 (3)抵抗発熱を利用した溶接 各種の溶接法の原理と特徴を分類,説明できる。
5週 溶接 (4)固相どうしの接合,ろう接 各種の溶接法の原理と特徴を分類,説明できる。
6週 アーク溶接(その1) 
(1)溶接金属とガス
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。
7週 アーク溶接(その1) 
(2) 被覆アーク溶接
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 アーク溶接(その2) 
(3) アーク溶接に関する熱的諸量
サブマージアーク溶接,イナートガスアーク溶接,炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを理解できる。
10週 アーク溶接(その2) 
(4) 自動アーク溶接
サブマージアーク溶接,イナートガスアーク溶接,炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを理解できる。
11週 アーク溶接(その2) 
(5) アーク溶接用電源
サブマージアーク溶接,イナートガスアーク溶接,炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを理解できる。
12週 接合形式と継手の図示方法 溶接記号と溶接継手の実形の関係を理解している。
13週 接合部材の強さと設計 単純な溶接継手の強さを計算できる。
14週 溶接の熱影響および接合部の欠陥と検査
(1)溶接の熱影響
溶接の熱影響および接合部の欠陥と検査を理解している。
15週 溶接の熱影響および接合部の欠陥と検査
(2)接合部の欠陥と検査
溶接の熱影響および接合部の欠陥と検査を理解している。
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験レポートプレゼン合計
総合評価割合701020100
基礎的能力3551050
専門的能力3551050