数理演習

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 数理演習
科目番号 190006 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械電子工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教科書:アクションベーシック数学II+B(東京書籍)  参考書:基礎数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ,微分積分Ⅰで使用する教科書
担当教員 石井 耕平

到達目標

以下の事項について基礎理論を理解し,基本的な問題が解けるようになること。
  ・三角関数,指数・対数関数,平面ベクトル,3次関数までの微分積分の基本問題

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
三角関数参考資料等を利用せずに基本的問題が解ける参考資料等を利用して基本的問題が解ける基本的問題が解けない
指数・対数関数参考資料等を利用せずに基本的問題が解ける参考資料等を利用して基本的問題が解ける基本的問題が解けない
平面ベクトル参考資料等を利用せずに基本的問題が解ける参考資料等を利用して基本的問題が解ける基本的問題が解けない
3次関数までの微分積分参考資料等を利用せずに基本的問題が解ける参考資料等を利用して基本的問題が解ける基本的問題が解けない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-(1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
これまでに数学の授業で学習してきた項目についての演習を行う。
授業の進め方・方法:
参考書「ニューアクションベーシック」を用い,授業最初に指定した問題について自学演習を行う。
演習結果を自学演習ノートに記述し,授業終了時に回収する。
また適宜,問題演習を行う。
注意点:
自学演習ノート(ルーズリーフは不可)を用意する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
三角関数の値・相互関係
三角関数の値は,動径と円交点の座標から求められる。
2週 三角関数の性質,グラフ 周期,振幅,位相の関係を理解できる。
3週 三角関数方程式・不等式 単位円を利用した計算ができる。
4週 三角関数(定期テスト対策) これまでの三角関数に関する解法について復習する。
5週 加法定理の応用 加法定理の利用方法を理解できる。
6週 2倍角・三角関数の合成 加法定理を利用して三角関数の合成ができる。
7週 加法定理(定期テスト対策) これまでの加法定理に関する解法について復習する。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験返却
指数法則,累乗根の性質
底を揃えて指数法則を用いることを理解できる。
10週 指数関数,累乗根の大小 底を揃えて指数を比較できる。
11週 指数方程式・不等式 置き換えを利用して方程式等を解くことができる。
12週 指数関数(定期テスト対策) これまでの指数関数に関する解法について復習する。
13週 対数の計算・グラフ 対数と指数の関係を理解できる。
14週 対数方程式・不等式 底を揃えて真数を比較することができる。
15週 対数関数(定期テスト対策) これまでの対数関数に関する解法について復習する。
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 ベクトルの演算 ベクトルの基本的演算方法を理解する。
2週 ベクトルの成分と大きさ ベクトルの各成分ごとに計算することを理解する
3週 ベクトルの内積 ベクトルの内積の定義を理解し応用できる。
4週 ベクトル1(定期テスト対策) これまでのベクトルに関する解法について復習する。
5週 重心・内心の位置ベクトル ベクトルを平面図形へ応用できる。
6週 直線のベクトル方程式 ベクトルを平面図形へ応用できる。
7週 ベクトル2(定期テスト対策) これまでのベクトルに関する解法について復習する。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 微分係数・導関数 微分の基礎を理解する。
10週 接線の方程式 微分の応用について理解する。
11週 微分係数と導関数(定期テスト対策) これまでの微分係数と導関数に関する解法について復習する。
12週 関数の増減 微分の応用について理解する。
13週 導関数の応用(定期テスト対策) これまでの導関数の応用に関する解法について復習する。
14週 不定積分・定積分 積分の計算が理解できる。
15週 円の方程式 円の方程式の基本を理解できる。
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。3
分数式の加減乗除の計算ができる。3
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。3
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。3
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。3
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。3
簡単な連立方程式を解くことができる。3
無理方程式・分数方程式を解くことができる。3
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。3
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。3
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。3
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
角を弧度法で表現することができる。3
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。3
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
三角比を理解し、簡単な場合について、三角比を求めることができる。3
2点間の距離を求めることができる。3
内分点の座標を求めることができる。3
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。3
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。3
ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。3
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。3
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。3
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。3
簡単な場合について、関数の極限を求めることができる。3
微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。3
関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。3
極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。3
簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。3
2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。3
関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。2
不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。3
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。2
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。2
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。3
簡単な場合について、曲線の長さを定積分で求めることができる。2
簡単な場合について、立体の体積を定積分で求めることができる。2

評価割合

試験自学演習ノート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90100000100
基礎的能力0000000
専門的能力90100000100
分野横断的能力0000000