1. 溶接法を分類できる。
2. ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。
3. アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。
4. サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを理解できる。
概要:
機械技術者として必要な接合技術について,溶接技術を中心に学習する。
※実務経験との関連
この科目は企業でプラント設計開発を担当していた教員が,その経験を活かし,溶接を中心とした金属の接合技術について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
教科書を中心に下記の学習項目に沿って解説する。各章の章末問題は,学生各自で問題を解き学習成果を自分で確認する。2回の定期試験と提出されたレポートおよびプレゼンにより,学習到達目標に達しているかを判定する。2回とも評価割合は定期試験70%,レポート30%とする。
注意点:
学修単位のために講義時間の2倍量に相当する自学自習時間(レポート作成等)が必要。また,専門書を利用して講義内容に関連する内容の自学自習が必要。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス “もの”の製作と接合技術 |
工業製品と接合技術の関係を説明できる。
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2週 |
溶接 (1)溶接による接合のしくみ |
各種の溶接法の原理と特徴を分類,説明できる。
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3週 |
溶接 (2)溶接熱源と融接 |
各種の溶接法の原理と特徴を分類,説明できる。
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4週 |
溶接 (3)抵抗発熱を利用した溶接 |
各種の溶接法の原理と特徴を分類,説明できる。
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5週 |
溶接 (4)固相どうしの接合,ろう接 |
各種の溶接法の原理と特徴を分類,説明できる。
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6週 |
アーク溶接(その1) (1)溶接金属とガス |
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。
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7週 |
アーク溶接(その1) (2) 被覆アーク溶接 |
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
アーク溶接(その2) (3) アーク溶接に関する熱的諸量 |
サブマージアーク溶接,イナートガスアーク溶接,炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを理解できる。
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10週 |
アーク溶接(その2) (4) 自動アーク溶接 |
サブマージアーク溶接,イナートガスアーク溶接,炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを理解できる。
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11週 |
アーク溶接(その2) (5) アーク溶接用電源 |
サブマージアーク溶接,イナートガスアーク溶接,炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを理解できる。
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12週 |
接合形式と継手の図示方法 |
溶接記号と溶接継手の実形の関係を理解している。
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13週 |
接合部材の強さと設計 |
単純な溶接継手の強さを計算できる。
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14週 |
溶接の熱影響および接合部の欠陥と検査 (1)溶接の熱影響 |
溶接の熱影響および接合部の欠陥と検査を理解している。
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15週 |
溶接の熱影響および接合部の欠陥と検査 (2)接合部の欠陥と検査 |
溶接の熱影響および接合部の欠陥と検査を理解している。
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16週 |
後期期末試験 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 工作 | 溶接法を分類できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5 |
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。 | 4 | 後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。 | 4 | 後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを説明できる。 | 4 | 後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |