歴史Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 歴史Ⅱ
科目番号 0014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 特になし。
担当教員 與田 純

到達目標

幕末から太平洋戦争に至る日本の近現代史の展開を、日本を取り巻く国際環境などとも関連付けながら世界史的視野に立って総合的に考察させ、歴史的思考力と国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1開国に至る経緯・事項を詳細に説明できる。開国に至る基本的な経緯・事項を説明できる。開国に至る基本的な経緯・事項を説明できない。
評価項目2明治維新に至る経緯・事項を詳細に説明できる。明治維新に至る基本的な経緯・事項を説明できる。明治維新に至る基本的な経緯・事項を説明できない。
評価項目3明治政府の近代化政策を詳細に説明できる。明治政府の近代化政策を説明できる。明治政府の近代化政策を説明できない。
評価項目4日露戦争に至る経緯・事項を詳細に説明できる。日露戦争に至る基本的な経緯・事項を説明できる。日露戦争に至る基本的な経緯・事項を説明できない。
評価項目5満州事変・日中戦争に至る経緯・事項を詳細に説明できる。満州事変・日中戦争に至る基本的な経緯・事項を説明できる。満州事変・日中戦争に至る基本的な経緯・事項を説明できない。
評価項目6太平洋戦争に至る経緯・事項を詳細に説明できる。太平洋戦争に至る基本的な経緯・事項を説明できる。太平洋戦争に至る基本的な経緯・事項を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
幕末から太平洋戦争に至る激動の100年間の日本の歴史を論じていく。緊張する今日の東アジア情勢や対米関係を理解するためには不可欠な、この時代についての深い知識と相対的な視野を身につけてもらう。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で進めるが、「ノートを取って、暗記する」だけの受動的な学習方法では試験に対応することはできない。学生諸君には、授業への積極的な参加を要求する。また、史料や絵画など多様な文献を読み込むことを通じて思考力を養い、音楽・映像教材などを用いて授業の理解を深めてもらう。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
黒船来航
アメリカが日本の開国を求める背景を説明できる。
黒船来航にまつわる基本的な事項を説明できる。
2週 黒船再来航
日米和親条約
黒船再来航から日米和親条約締結にいたる基本的な事項を説明できる。
3週 安政の五か国条約 アメリカが再度の条約締結を求めてきた背景を説明できる。安政の五か国条約にまつわる基本的な事項を説明できる。
4週 尊王攘夷運動
安政の大獄
薩・長・土・水戸で尊王攘夷運動が高まる歴史的背景を説明できる。安政の大獄にいたる基本的な事項を説明できる。
5週 桜田門外の変
公武合体政策
桜田門外の変と公武合体政策にまつわる基本的な事項を説明できる。
6週 生麦事件
薩英戦争
生麦事件と薩英戦争にまつわる基本的な事項を説明できる。薩摩のその後の政策の変化を説明できる。
7週 前期中間試験
8週 下関事件
下関戦争
下関事件と下関戦争にまつわる基本的な事項を説明できる。長州のその後の政策の変化を説明できる。
2ndQ
9週 坂本龍馬と亀山社中
薩長同盟
坂本龍馬と亀山社中にまつわる基本的な事項を説明できる。薩長同盟に至る経緯を説明できる。
10週 長州征討
船中八策
長州征討と、坂本龍馬が船中八策を提示する経緯を説明できる。
11週 大政奉還
鳥羽伏見の戦い
大政奉還と鳥羽伏見の戦いに至る経緯を説明できる。
12週 江戸無血開城
戊辰戦争
江戸城無血開城に至る経緯を説明できる。
戊辰戦争にまつわる基本的な事項を説明できる。
13週 廃藩置県
身分制の解体
廃藩置県など、明治政府の初期の改革について、基本的な事項を説明できる。
14週 西南戦争 西南戦争に至る経緯を説明できる。西南戦争にまつわる基本的な事項を説明できる。
15週 文明開化 憲法制定など、明治政府の近代化政策に関する基本的な事項を説明できる。
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 日露戦争への道 中国の反植民地化と日露戦争の背景を説明できる。
2週 日露戦争 日露戦争の基本的な経過を説明できる。
3週 韓国併合 韓国併合に至る経緯を説明できる。
4週 日本と第一次世界大戦
対華21か条要求
第一次世界大戦における日本のかかわりを説明できる。対華21か条要求に至る経緯を説明できる。
5週 ワシントン体制 ワシントン体制に関する基本的な事項を説明できる。
6週 昭和恐慌
満州事変
満州事変に至る基本的な経緯を説明できる。
7週 後期中間試験
8週 満州国の実態 満州国に関する基本的な事項を説明できる。
4thQ
9週 日中戦争
日中戦争に至る経緯を説明できる。戦争の基本的な経過を説明できる。
10週 総力戦体制の形成 軍部主導のもと総力戦体制が形成されていく経緯を説明できる。
11週 日米交渉と太平洋戦争への道 日米が戦争へ突入する経緯を説明できる。
12週 太平洋戦争①(真珠湾攻撃~南方作戦) 太平洋戦争の基本的な経過を説明できる。
13週 太平洋戦争②(ミッドウェー~ガダルカナルの戦い) 太平洋戦争の基本的な経緯を説明できる。
14週 太平洋戦争③(マリアナ沖海戦~沖縄戦) 太平洋戦争の基本的な経緯を説明できる。
15週 太平洋戦争④(本土空襲~敗戦) 太平洋戦争の基本的な経緯を説明できる。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合9640000100
基礎的能力9640000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000