到達目標
・有効数字や数字の丸め方,標準偏差などの計算ができる。
・水準測量について理解し、器具を使って測量できる。
・角測量について理解し、器具を使って測量できる。
・科学的報告書の形式を理解している
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
有効数字や数字の丸め方,標準偏差などの計算ができる | 有効数字や数字の丸め方,標準偏差などの応用問題の計算ができる | 有効数字や数字の丸め方,標準偏差などの計算ができる | 有効数字や数字の丸め方,標準偏差などの計算ができない |
水準測量について理解し、器具を使って測量できる | 水準測量について理解し、器具を使って正確に測量できる | 水準測量について理解し、器具を使って測量できる | 水準測量について理解し、器具を使って測量できない |
角測量について理解し、器具を使って測量できる | 角測量について理解し、器具を使って正確に測量できる | 角測量について理解し、器具を使って測量できる | 角測量について理解し、器具を使って測量できない |
科学的報告書の形式で整理できる | 科学的報告書の形式で充分に整理できる | 科学的報告書の形式で整理できる | 科学的報告書の形式で整理できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
1) 下記の事項に関する実習作業を行うことによって,測量に関する事項の理解を深める。
1.水準測量の実測を行うとともに,器械の調整を行う。そして,実測で得られた結果を野帳に記入するとともに,成果物のとりまとめを行う。
2. 角測量の実測と野帳の記入,成果物のとりまとめを行う。
2) 有効数字や数字の丸め方などの計算をできるようにし,科学的報告書の形式によって整理した実習レポートの作成を通じて,レポートの型を意識できる.
授業の進め方・方法:
有効数字や数字の丸め方などの計算をできるようになった上で,使用する器械を使用していく。
使用する器械について,その使用方法を各自ができるようになるように,適宜テストなどを交えながら進めていく。
さらに,実際に測量を行い,実習によって得られた結果を,科学的報告書の形式に従ったレポートにまとめる作業を通じて,レポートの型を意識できるようになることを目指す.
注意点:
この科目は学科指定科目である。この科目の単位修得が進級要件となるので,必ず修得すること。そのため,原則として毎時出席し,毎回の課題や成果物は期限内に提出すること(内容によっては再提出を要求することもある)。実習が可能な服装(帽子,実習服着用)で授業に臨み,作業を正確かつ迅速に実行できる力,共同作業を他者との話し合いのもと実行できる力身に付けていくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
測量概要説明 有効数字、数値の丸め方 |
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。
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2週 |
有効数字、数値の丸め方 |
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。
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3週 |
最確値と誤差 |
最小二乗法の原理を説明でき、これを考慮した計算ができる。
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4週 |
標準偏差 |
最小二乗法の原理を説明でき、これを考慮した計算ができる。
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5週 |
有効数字、数値の丸め方,最確値,標準偏差に関する試験 |
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。 最小二乗法の原理を説明でき、これを考慮した計算ができる。
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6週 |
水準測量の器械の使い方説明 |
水準測量について理解し,器具を使って測量できる
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7週 |
据付および測定練習(グループ) |
水準測量について理解し,器具を使って測量できる
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8週 |
据付トライアルテスト |
水準測量について理解し,器具を使って測量できる
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2ndQ |
9週 |
水準測量の実測練習 |
水準測量について理解し,器具を使って測量できる
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10週 |
水準測量の実測トライアルテスト |
水準測量について理解し,器具を使って測量できる
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11週 |
水準測量の実測 |
水準測量について理解し,器具を使って測量できる
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12週 |
水準測量の実測 |
水準測量について理解し,器具を使って測量できる
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13週 |
水準測量の実測 |
水準測量について理解し,器具を使って測量できる
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14週 |
報告書作成方法説明 |
科学的報告書の形式で整理できる
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15週 |
報告書作成 |
科学的報告書の形式で整理できる
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16週 |
報告書修正 |
科学的報告書の形式で整理できる
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後期 |
3rdQ |
1週 |
角測量説明 60分法計算 |
TSによる角測量について理解し,60分法の計算ができる。
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2週 |
TS(器械)について考える |
TSによる角測量について理解する。
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3週 |
TSの使い方説明と確認 |
TSによる角測量について理解し,器具を使って測量できる
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4週 |
三脚・TS求心・整準の練習 |
TSによる角測量について理解し,器具を使って測量できる
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5週 |
三脚で求心のトライアルテスト |
TSによる角測量について理解し,器具を使って測量できる
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6週 |
三脚・TS求心・整準の練習(グループ) |
TSによる角測量について理解し,器具を使って測量できる
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7週 |
TSの求心・整準のトライアルテスト |
TSによる角測量について理解し,器具を使って測量できる
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8週 |
TSの求心・整準のトライアルテスト |
TSによる角測量について理解し,器具を使って測量できる
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4thQ |
9週 |
据付後のTSで単測法(グループ練習) |
TSによる角測量について理解し,器具を使って測量できる
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10週 |
据付なしのTSで単測法でのトライアルテスト |
TSによる角測量について理解し,器具を使って測量できる
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11週 |
単測法の手順書作成 |
TSによる角測量について理解し,器具を使って測量できる
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12週 |
手順書発表会 |
TSによる角測量について理解し,器具を使って測量できる
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13週 |
単測法の再測定 |
TSによる角測量について理解し,器具を使って測量できる
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14週 |
報告書作成方法説明 |
科学的報告書の形式で整理できる
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15週 |
報告書作成 |
科学的報告書の形式で整理できる
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16週 |
報告書修正 |
科学的報告書の形式で整理できる
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 測量 | 巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。 | 4 | |
光波・電波による距離測量を説明できる。 | 4 | |
単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算ができる。 | 4 | |
生じる誤差の取扱いを説明できる。 | 4 | |
昇降式や器高式による直接水準測量を説明でき、測量結果から計算ができる。 | 4 | |
生じる誤差の取扱いを説明できる。 | 4 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | 距離測量について理解し、器具を使って測量できる。 | 4 | |
水準測量について理解し、器具を使って測量できる。 | 4 | |
セオドライトによる角測量について理解し、器具を使って測量できる。 | 4 | |
評価割合
| テスト | 実習レポート | 実習への取り組み | 演習問題 | 合計 |
総合評価割合 | 39 | 40 | 11 | 10 | 100 |
有効数字や数字の丸め方,標準偏差などの計算ができる | 15 | 0 | 0 | 0 | 15 |
水準測量について理解し、器具を使って測量できる | 12 | 0 | 5 | 5 | 22 |
角測量について理解し、器具を使って測量できる | 12 | 0 | 6 | 5 | 23 |
科学的報告書の形式で整理できる | 0 | 40 | 0 | 0 | 40 |