公民Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 公民Ⅱ
科目番号 190008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:香川勝俊編『教養の政治学・経済学』(学術図書出版社)
担当教員 田口 淳

到達目標

1.政治について理解できて説明できること
2.憲法について理解できて説明できる
3.ミクロ経済とマクロ経済について理解できて説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1政治について十分な説明ができる政治について相当な説明ができる政治について要点も説明できない
評価項目2憲法について十分な説明ができる憲法について相当な説明ができる憲法の要点も説明できない
評価項目3経済問題について十分な説明ができる経済について相当な説明ができる経済の事象が説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
個人と国家・社会との関わりについて理解を深め、社会人として必要な基本的な知識を習得する。
授業の進め方・方法:
政治経済の諸システムを理解してもらうためそれぞれの項目ごとに必要な用語や知識の説明を中心に行う。
注意点:
社会とのつながりができたとき、これほど面白い分野はないと思われるので、学校ではわからなくとも辛抱強く授業についてきてください

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 政治と権力 政治と権力の考え方が説明できる
2週 近代国家 近代国家の成立・や要素が説明できる
3週 社会契約説 ホッブズ、ロック、ルソーの構想が説明できる
4週 民主政治の基本思想 法の支配や議会政治、権力分立が説明できる
5週 イギリスとアメリカの政治制度 議院内閣制と大統領制の差異が説明できる
6週 日本の権分立制度 国会、内閣、裁判所の役割が説明できる
7週 日本の政治制度 選挙制度や地方自治が説明できる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験の概説と今後の予定(政治) 憲法の基本について説明できる
10週 憲法の意義 近代憲法と現代憲法の特徴が説明できる
11週 大日本帝国憲法 明治憲法の特徴、大正デモクラシーが説明できる
12週 日本国憲法の制定過程 ポツダム宣言から憲法制定までの論点が説明できる
13週 日本国憲法と国民主権 憲法の諸原理や国民主権原理が説明できる
14週 平和主義の原理 憲法第9条の解釈とその問題点が説明できる
15週 基本的人権の尊重原理 人権の種類、公共の福祉について説明できる
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 財と経済学の意義 財の希少性と経済学の必要について説明できる
2週 経済主体と経済循環 家計、企業、政府の役割、相互関係について説明できる
3週 資本主義経済の発展と経済思想 資本主義の発展、それを支えた経済理論が説明できる
4週 1930年代のアメリカ経済 不況による政府の役割の変化が説明できる
5週 失業者対策の経済学 スミスとケインズの主張およびその時代が説明できる
6週 市場機構と自由競争 市場の役割と完全競争市場の条件が説明できる
7週 価格の役割と価格決定メカニズム 需要と供給の法則と資源の最適配分が説明できる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験解説と今後の予定(経済)
10週 市場の機能 市場の役割が説明できる
11週 市場の失敗 市場の失敗の類型が説明できる
12週 貨幣と通貨制度 貨幣と通貨、通貨制度が説明できる
13週 金融政策と日本銀行 金融の意味、金融政策が説明できる
14週 財政の諸問題 財政の役割、財政政策が日本の租税制度が説明できる
15週 国民経済と国民所得 国民所得、三面等価あ説明できる
16週 後期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力900000090
専門的能力100000010
分野横断的能力0000000