人文科学Ⅰ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 人文科学Ⅰ
科目番号 190046 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 特になし。
担当教員 與田 純

到達目標

戦国時代の歴史の展開を、我が国を取り巻く国際環境などとも関連づけながら世界史的視野に立って総合的に考察させ、その特色についての認識を深めさせることによって、歴史的思考力と国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1戦国時代の主要な事項を詳細に説明できる。戦国時代の主要な事項を説明できる。戦国時代の主要な事項を説明できない。
評価項目2戦国時代の日本と同時代の世界との関連を詳細に説明できる。戦国時代の日本と同時代の世界との関連を説明できる。戦国時代の日本と同時代の世界との関連を説明できない。
評価項目3戦国の世を支えた技術的な側面を詳細に説明できる。戦国の世を支えた技術的な側面を説明できる。戦国の世を支えた技術的な側面を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
室町幕府の権威が衰え、各地の守護大名が戦国大名として台頭、戦国時代に突入する経緯から、織豊政権を経て、江戸幕府が成立し、幕藩体制に基づく安定した武家の世が確立されるまでの流れを詳述する。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で進めるが、「ノートを取って、暗記する」だけの受動的な学習方法では試験に対応することはできない。学生諸君には、授業への積極的な参加を要求する。また、史料や絵画など多様な文献を読み込むことを通じて思考力を養い、音楽・映像教材などを用いて授業の理解を深めてもらう。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 室町幕府の衰退
戦国大名の出現
室町幕府の権威が衰え、戦国時代に移行する原因・経過を説明できる。守護大名と戦国大名の違いを説明できる。
2週 鉄砲の伝来と世界情勢
鉄砲の国産化
鉄砲伝来と当時の世界情勢(大航海時代、倭寇の活動)との関連を説明できる。鉄砲が国産化され、世界最大の鉄砲生産国となった社会的・技術的な要因を説明できる。
3週 キリスト教の伝来
天正遣欧少年使節
キリスト教の伝来の経緯と、それが日本社会に及ぼした影響を説明できる。天正遣欧少年使節が派遣された目的・意義を説明できる。
4週 織豊政権①
織田信長の台頭
戦国大名の覇権争いと、その中から織田信長が台頭してくる要因・経過を説明できる。
5週 織豊政権②
織田信長と近世城郭・城下町の成立
近世城郭と城下町が出現する経緯と意義を説明できる。
6週 織豊政権③
本能寺の変、豊臣秀吉の台頭
本能寺の変の原因・経過を説明できる。信長の後継者として豊臣秀吉が台頭する要因・経過を説明できる。
7週 後期中間試験
8週 織豊政権④
賤ヶ岳の戦い、小牧長久手の戦い、塩飽水軍
豊臣秀吉が天下統一を果たすまでの経緯を説明できる。
4thQ
9週 織豊政権⑤
四国遠征、九州遠征、小田原合戦
豊臣秀吉が天下統一を果たすまでの経緯を説明できる。
10週 織豊政権⑥
朝鮮出兵、秀吉の死、五大老制度
朝鮮出兵の理由・経過・意義を説明できる。秀吉死後の政権運営の仕組みを説明できる。
11週 江戸幕府の成立①
関ケ原の戦い
天下が豊臣家から徳川家へ移る経緯を説明できる。関ケ原の戦いの背景・経過・意義を説明できる。
12週 熊本城
熊本城に施された耐震機能を説明できる。
13週 江戸幕府の成立②
大坂冬の陣、夏の陣
天下が豊臣家から徳川家へ移る経緯を説明できる。
大坂冬の陣と夏の陣の背景・経過・意義を説明できる。
14週 ウィリアム・アダムズ
慶長遣欧使節
当時の日本と西洋との交流の経緯・意義を説明できる。
15週 島原の乱
鎖国体制
島原の乱の原因・経過・意義を説明できる。
鎖国体制が形成される経過を説明できる。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000