測量学Ⅲ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 測量学Ⅲ
科目番号 190444 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 参考書:堤隆(2005):測量学Ⅰ.コロナ社 岡林巧・堤隆・山田貴浩(2006):測量学Ⅱ.コロナ社 東京法経学院出版編集部(2011):測量士補過去問マスター.東京法経学院出版 参考書:長谷川均(2001):リモートセンシングデータ解析の基礎,古今書院 応用測量技術研究会編(2016):応用測量学,井上書院
担当教員 宮崎 耕輔,今岡 芳子,篠原 秀明,酒井 由希彦

到達目標

測量に関する以下の基礎事項を習得する。
(1)写真測量の理論とその適用方法を身につける。
(2)地理空間情報の概要を理解する。
(3)GISの特徴利用方法を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
地理空間情報の概要と意義地理空間情報の概要と意義を充分に理解している。地理空間情報の概要と意義を理解している。地理空間情報の概要と意義を充分に理解していない。
地図の分類や基準を理解できる。地図の分類や基準を充分に理解できる。地図の分類や基準を理解できる。地図の分類や基準を理解できない。
DM手法や図式表現を理解できる。DM手法や図式表現を充分に理解できる。DM手法や図式表現を理解できる。DM手法や図式表現を理解できない。
写真測量の原理と工程写真測量の原理と工程を充分に理解できる。写真測量の原理と工程を理解できる。写真測量の原理と工程を理解できない。
写真測量の基本的な計算写真測量の基本的な計算を充分に理解できる。写真測量の基本的な計算を理解できる。写真測量の基本的な計算を理解できない。
デジタル写真測量の特徴と利点デジタル写真測量の特徴と利点を充分に理解できる。デジタル写真測量の特徴と利点を理解できる。デジタル写真測量の特徴と利点を理解できない。
航空レーザー測量の原理や特徴を理解できる。航空レーザー測量の原理や特徴を充分に理解できる。航空レーザー測量の原理や特徴を理解できる。航空レーザー測量の原理や特徴を理解できない。
数値地形解析の種類や特徴を理解できる。数値地形解析の種類や特徴を充分に理解できる。数値地形解析の種類や特徴を理解できる。数値地形解析の種類や特徴を理解できない。
数値地形解析の計算方法を理解できる。数値地形解析の計算方法を充分に理解できる。数値地形解析の計算方法を理解できる。数値地形解析の計算方法を理解できない。
GISのしくみや種類を理解できる。GISのしくみや種類を充分に理解できる。GISのしくみや種類を理解できる。GISのしくみや種類を理解できない。
空間情報の構成を理解できる。空間情報の構成を充分に理解できる。空間情報の構成を理解できる。空間情報の構成を理解できない。
空間解析の種類と用途を理解できる。空間解析の種類と用途を充分に理解できる。空間解析の種類と用途を理解できる。空間解析の種類と用途を理解できない。
地理情報標準の概要を理解できる。地理情報標準の概要を充分に理解できる。地理情報標準の概要を理解できる。地理情報標準の概要を理解できない。
モデリング手法の考え方を理解できる。モデリング手法の考え方を充分に理解できる。モデリング手法の考え方を理解できる。モデリング手法の考え方を理解できない。
実習により空間解析の利用方法を理解できる。実習により空間解析の利用方法を充分に理解できる。実習により空間解析の利用方法を理解できる。実習により空間解析の利用方法を理解できない。
ラスタデータを活用した高度な解析技術を理解できる。ラスタデータを活用した高度な解析技術を充分に理解できる。ラスタデータを活用した高度な解析技術を理解できる。ラスタデータを活用した高度な解析技術を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
理論を説明する座学を行うとともに,GISソフトの利用方法ならびに演習などをおこなう.
授業の進め方・方法:
原則的に,配付プリントをもとにした説明を行う.各項目について基本事項を説明したのちに,基本事項の定着を図るために,内容に沿った問題演習や課題を課す。
実習については、座学で学んだ基本知識をGISソフト上で確認し、理解を深めるために実践的なレポート課題を課す。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
地理空間情報概論
地理空間情報の概要を理解している。
2週 地理空間情報概論 社会の中での地理空間情報の位置づけを理解できる。
3週 地図編集 測地系と投影座標系の種類と違いを理解できる。
4週 地図編集 公共測量に準拠した地図の分類、基準を理解できる。
5週 地図編集 DMの手法、図式表現について理解できる。
6週 写真測量 写真測量の原理について理解している。
7週 写真測量 写真測量の工程について理解している。
8週 写真測量 デジタル化技術の工程と利点を理解できる。
2ndQ
9週 写真測量 オルソフォトの特徴が理解できる。
10週 中間試験
11週 航空レーザー測量 航空レーザー測量の原理や特徴を理解できる。
12週 数値地形解析 地形解析の原理や目的について理解できる。
13週 数値地形解析 数値地形解析の種類や特徴を理解できる。
14週 数値地形解析 数値地形解析の計算方法を理解できる。
15週 GISの概要 GISのしくみや種類について理解できる。
16週 GISの空間解析 GISで利用する空間情報の構成を理解できる。
後期
3rdQ
1週 GISの空間解析 空間解析の種類と用途を理解できる。
2週 GISの空間解析 ボロノイ領域の計算方法を理解できる。
3週 地理情報標準 地理情報標準の概要を理解する。
4週 地理情報標準 モデリング手法の考え方を理解する。
5週 地理情報標準 空間属性による記述方法の違いを理解し製品仕様書を読み解くことができる。
6週 GIS実習(基本操作) QGISの基本設定、プラグインの利用など基本操作が理解できる。
7週 GIS実習(基本操作) 基本的なデータの扱いを理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 GIS実習(空間解析実習1) 実習により空間解析の利用方法を理解できる。
10週 GIS実習(空間解析実習1) 実習により空間解析の利用方法を理解できる。
11週 GIS実習(空間解析実習1) 実習により空間解析の利用方法を理解できる。
12週 GIS実習(空間解析実習1) 実習により空間解析の利用方法を理解できる。
13週 GIS実習(空間解析実習2) ラスタデータを活用した高度な解析技術を理解する。
14週 GIS実習(空間解析実習2) ラスタデータを活用した高度な解析技術を理解する。
15週 GIS実習(空間解析実習2) ラスタデータを活用した高度な解析技術を理解する。
16週 GIS実習(空間解析実習2) ラスタデータを活用した高度な解析技術を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量写真測量の原理や方法について、説明できる。4

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合7030100
地理空間情報の概要と意義を理解できる。505
地図の分類や基準を理解できる。505
DM手法や図式表現を理解できる。505
写真測量の原理と工程を理解できる。505
写真測量の基本的な計算を理解できる。505
デジタル写真測量の特徴と利点を理解できる。505
航空レーザー測量の原理や特徴を理解できる。404
数値地形解析の種類や特徴を理解できる。404
数値地形解析の計算方法を理解できる。404
GISのしくみや種類を理解できる。404
空間情報の構成を理解できる。404
地理情報標準の概要を理解できる。606
地理情報標準の概要を理解できる。707
モデリング手法の考え方を理解できる。707
実習により空間解析の利用方法を理解できる。01515
ラスタデータを活用した高度な解析技術を理解できる。01515