建設環境工学設計製図Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建設環境工学設計製図Ⅱ
科目番号 210414 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 鎌田・松浦:鋼構造・橋梁工学,第2 版,森北出版 (ISBN 978-4-627-40612-4) ,奥村敏恵 他著 土木製図 実教出版。その他適宜プリントを配布する。製図用紙を必要とするが,購入方法は授業中に指示する。
担当教員 林 和彦

到達目標

作図法を理解して作図したり,図面からその内容を読み取ることができる。(作図法)
橋梁構造物の設計計算書を基にして橋梁構造物の図面を作成できる。(製図課題の作成)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
作図法種々の製図法を使いこなして作図ができる定められた製図法による作図ができる製図法による作図ができない
製図課題の作成工夫して製図課題を仕上げることができる定められた方法で製図課題を仕上げることができる製図課題を仕上げることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 C-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 C-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
手書きおよびCADによる製図方法を講義形式および演習を通じて学び、橋梁構造物の図面を完成させる。
授業の進め方・方法:
手書きおよびCADによる製図方法を講義形式および演習を通じて学習する。
それぞれの単元毎に構造上のポイントとなる部分を説明し、引き続き作図を行う。採点の基準は予め開示しておき、それに沿って作図を進める。
理解の定着度を高めるために、作図・製図法や図面の読み取りに関する複数の小テスト及び定期試験を実施する。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・シラバス説明、橋梁設計の概要 橋梁設計の概要が説明できる
2週 作図法 第1回 正投影図を用いて基本的な図が描ける
3週 作図法 第2回 等角投影図を用いて基本的な図が描ける
4週 作図法 第3回 キャビネット図を用いて基本的な図が描ける,立体の推定ができる
5週 作図法 第4回 一点透視図を用いて基本的な図が描ける
6週 作図法 第5回 二点透視図を用いて基本的な図が描ける
7週 CADの使い方 第1回 CADを用いて直線が描ける
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 CADの使い方 第2回 CADの機能を用いて作図ができる
10週 CAD製図 CADを用いて基本的な製図ができる
11週 CAD製図 CADを用いて基本的な製図ができる
12週 土木製図法 土木製図法について説明ができる
13週 土木製図法 簡単な部材の製図ができる
14週 鋼橋の構造 橋梁の概要 鋼橋の部材の名称と役割が説明できる
15週 鋼橋の構造 橋梁のスケッチ 実際の鋼橋を観察し部材名称の同定とスケッチができる
16週
後期
3rdQ
1週 CAD製図 上横構図(1) CADを用いて上横構図の作図ができる
2週 CAD製図 上横構図(2) CADを用いて上横構図の作図ができる
3週 CAD製図 上横構図(3) CADを用いて上横構図の作図ができる
4週 CAD製図 上横構図(4) CADを用いて上横構図の作図ができる
5週 CAD製図 上横構図(5) CADを用いて上横構図の作図ができる
6週 手書製図 主構トラス側面図(1) 手書きによる主構トラスの作図ができる
7週 手書製図 主構トラス側面図(2) 手書きによる主構トラスの作図ができる
8週 手書製図 主構トラス側面図(3) 手書きによる主構トラスの作図ができる
4thQ
9週 手書製図 主構トラス側面図(4) 手書きによる主構トラスの作図ができる
10週 手書製図 主構トラス側面図(5) 手書きによる主構トラスの作図ができる
11週 CAD製図 主構トラス側面図(1) CADを用いて主構トラスの作図ができる
12週 CAD製図 主構トラス側面図(2) CADを用いて主構トラスの作図ができる
13週 CAD製図 主構トラス側面図(3) CADを用いて主構トラスの作図ができる
14週 CAD製図 主構トラス側面図(4) CADを用いて主構トラスの作図ができる
15週 CAD製図 主構トラス側面図(5) CADを用いて主構トラスの作図ができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。4後1
鋼構造物の種類、特徴について、説明できる。4前1
橋の構成、分類について、説明できる。4前1
接合の定義・機能・種類、溶接と高力ボルト接合について、説明できる。4前1,後1
鋼桁橋(プレートガーダー橋)の設計の概要、特徴、手順について、説明できる。4前1,後1
製図線と文字の種類を説明できる。4前4,前5,前6,前7
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。4前4,前5,前6,前7
CADソフトウェアの機能を説明できる。4前10
図形要素の作成と修正について、説明できる。4前10,前11,前12
画層の管理を説明できる。4前10,前13,前14
図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。4前15
与えられた条件を基に設計計算ができる。4前2,前3
設計した物をCADソフトで描くことができる。4後1,後2,後3,後4,後5

評価割合

レポート・小テスト定期試験製図課題合計
総合評価割合152560100
作図法525030
製図課題の作成1006070