概要:
3,4年生の構造力学で学んだ構造解析の理論や解析手法を総復習するとともに,各種不静定構造解析に対する計算力と応用力を身につける。
授業の進め方・方法:
まず初めに,3,4年生の構造力学で学んだ内容の総復習を演習や小テストで確認する。次に,総復習した内容を基礎に,不静定構造物の解析理論・手法を学習する。
注意点:
単位追認試験および再試験は実施しない。
授業時間以外に,1回の授業に対し,4時間程度の演習や課題レポートの自習学習を要する。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 構造 | 断面1次モーメントを理解し、図心を計算できる。 | 4 | 前2,前3 |
断面2次モーメント、断面係数や断面2次半径などの断面諸量を理解し、それらを計算できる。 | 4 | 前2,前3 |
各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)、断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)について、説明できる。 | 4 | 前2,前3 |
トラスの種類、安定性、トラスの部材力の意味を説明できる。 | 4 | 前4 |
節点法や断面法を用いて、トラスの部材力を計算できる。 | 4 | 前4 |
影響線を利用して、支点反力や断面力を計算できる。 | 4 | 前2,前3,前4 |
影響線を応用して、与えられた荷重に対する支点反力や断面力を計算できる。 | 4 | 前2,前3,前4 |
ラーメンの支点反力、断面力(軸力、せん断力、曲げモーメント)を計算し、その断面力図(軸力図、せん断力図、曲げモーメント図)を描くことができる。 | 4 | 前5,前6 |
応力とその種類、ひずみとその種類、応力とひずみの関係を理解し、弾性係数、ポアソン比やフックの法則などの概要について説明でき、それらを計算できる。 | 4 | 前2,前3 |
断面に作用する垂直応力、せん断応力について、説明できる。 | 4 | 前2,前3 |
はりのたわみの微分方程式に関して、その幾何学的境界条件と力学的境界条件を理解し、微分方程式を解いて、たわみやたわみ角を計算できる。 | 4 | 前7,前8,前9,前10 |
圧縮力を受ける柱の分類(短柱・長柱)を理解し、各種支持条件に対するEuler座屈荷重を計算できる。 | 4 | 前5,前6 |
仮想仕事の原理を用いた静定の解法を説明できる。 | 4 | 前11,前12,前13,前14,前15 |
構造物の安定性、静定・不静定の物理的意味と判別式の誘導ができ、不静定次数を計算できる。 | 4 | 前7,前8,前9,前10 |
重ね合わせの原理を用いた不静定構造物の構造解析法を説明できる。 | 4 | 前7,前8,前9,前10 |
応力法と変位法による不静定構造物の解法を説明できる。 | 4 | 前7,前8,前9,前10 |