到達目標
我が国の公害,環境汚染を防止し,経済成長を影で支えてきた産業廃水処理の技術について学習し,その構成と適切な技術選択ができる。また,環境における国際問題,南北問題について現状を知り,適正技術の必要性について自分の意見を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 開発途上国の環境問題の背景と現状について理解している。 | 開発途上国の環境問題を理解している。 | 開発途上国の環境問題を説明できない。 |
評価項目2 | 水資源の消失と移動について理解している。 | 水資源の消失について理解している。 | 水資源の消失について説明できない。 |
評価項目3 | 希少資源の分布を説明でき、問題を理解している。 | 希少資源のかかえる問題を理解している。 | 希少資源のかかえる問題について説明できない。 |
評価項目4 | 適正技術について、その定義を理解し、自分の意見を説明できる。 | 適正技術について、理解している。 | 適正技術について、説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A-2
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学習教育目標 A-2
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教育方法等
概要:
この科目は企業で実務を担当していた教員が,その経験を活かし,水、資源の問題の具体的事例について講義およびグループワーク形式で授業を行うものである。
環境における国際問題,水資源をめぐる世界状況,食糧資源増産に関する技術,南北問題について現状を知り,適正技術の必要性について自分の意見を説明できる。
授業の進め方・方法:
講義を主体に授業を進めるが,水資源をめぐる世界状況,食糧資源増産に関する技術などの最新技術については,課題について適宜学生による意見交換(グループワーク)を行い,発表する機会を設ける。予習・復習として自学自習時間に相当する課題を出題する。
注意点:
本科目は,高等専門学校設置基準第17条第4項に規定する45時間の学修を必要とする内容をもって単位を認定される。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,成績評価 |
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2週 |
水資源における世界状況(1) |
水資源をめぐる世界状況について説明できる。
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3週 |
水資源における世界状況(2) |
バーチャルウオーターについて説明できる。
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4週 |
水資源における世界状況(3)
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水資源の支配、民営化に関する問題について、自分の考えを説明できる。
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5週 |
水資源における世界状況(4) |
水資源の支配、民営化に関する問題について、自分の考えを説明できる。(グループワーク、発表)
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6週 |
有用資源における世界状況(1) |
希少金属,エネルギー資源に関する世界状況と問題点について説明できる。
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7週 |
有用資源における世界状況(2) |
希少金属,エネルギー資源に関する世界状況と問題点について説明できる。(グループワーク)
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8週 |
有用資源における世界状況(3) |
食糧資源増産に関する技術(遺伝子組み換え技術)について,自分の考えを説明できる。
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2ndQ |
9週 |
有用資源における世界状況(4) |
食糧資源増産に関する技術(遺伝子組み換え技術)について,自分の考えを説明できる。(グループワーク)
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10週 |
有用資源における世界状況(5) |
食糧資源増産に関する技術(遺伝子組み換え技術)について,自分の考えを説明できる。(グループワーク、発表)
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11週 |
途上国における環境汚染状況 汚染,公害の現状(1) |
途上国における衛生環境問題について説明できる。
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12週 |
途上国における環境汚染状況 汚染,公害の現状(2) |
途上国における衛生環境問題について説明できる。 (グループワーク)
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13週 |
適正技術(1) |
適正技術の考え方について説明できる。
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14週 |
適正技術(2) |
適正技術の考え方について説明できる。 (グループワーク)
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15週 |
前期末試験 |
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16週 |
試験返却、解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 環境 | 地球規模の環境問題を説明できる。 | 4 | 前1,前2,前5,前12 |
環境と人の健康との関わりを説明できる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5,前12 |
過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5,前13,前14 |
水の物性、水の循環を説明できる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5 |
水質汚濁の現状を説明できる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5 |
水道の役割、種類を説明できる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5 |
下水道の役割と現状、汚水処理の種類について、説明できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前9,前10 |
廃棄物の発生源と現状について、説明できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
生物多様性の現状と危機について、説明できる。 | 4 | 前11 |
評価割合
| 試験 | グループワーク・発表 | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
評価項目1~4 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |