概要:
原子、分子の概念とそれから導かれる近代化学の基本的な考え方と自然観を理解する。また、授業を通して、自然に対する興味と探求の姿勢を育成する。
授業の進め方・方法:
教科書と板書を中心に基礎概念・理論を簡潔に解説する。その後、教科書の問題・問題集を用いて、理解が深まるように進める。また、演習の時間を設け、基礎的な計算の確認や、高専で学習する化学の基礎となる物質の構成と化学結合、物質量と化学反応式を中心として内容が定着するようにする。
注意点:
定期試験を80%、提出物・小テスト20%で評価する。
各定期試験後の再試験は原則実施しない。
オフィスアワー:毎週火曜日 放課後
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
化学と人間生活 |
化学と人間生活のかかわりについて説明できる。 D1:1-3,D3:1
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2週 |
物質の構成 |
純物質と混合物、簡単な分離法について説明できる。 D1:1-3,D3:1
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3週 |
原子の構造と電子配置 |
物質の構成や状態について理解している。 D1:1-3,D3:1
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4週 |
イオン |
原子の構造とイオンについて理解している。 D1:1-3,D3:1
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5週 |
イオン・共有・金属結合 (1) |
それぞれの化学結合について説明することができる。 D1:1-3,D3:1
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6週 |
イオン・共有・金属結合 (2) |
それぞれの化学結合について説明することができる。 D1:1-3,D3:1
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7週 |
元素の周期律 |
元素の性質を周期表と周期律から考えることができる。 D1:1-3,D3:1
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8週 |
前期中間試験
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物質の構造について様々な観点から問題を解くことができる。 D1:1-3,D3:1
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2ndQ |
9週 |
答案返却・解答 |
物質の構造についての知識が定着している。 D1:1-3,D3:1
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10週 |
生命と化学 |
化学物質と生態系について理解している。 D1:1-3,D3:1
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11週 |
原子量,分子量,式量と物質量① |
モルの概念を理解し,質量,物質量,分子量の相互変換ができる。 D1:1-3,D3:1
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12週 |
原子量,分子量,式量と物質量② |
モルの概念を理解し,質量,物質量,分子量の相互変換ができる。 D1:1-3,D3:1
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13週 |
溶液の濃度 |
質量パーセント濃度やモル濃度の計算ができる。 D1:1-3,D3:1
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14週 |
化学反応式と物質量① |
モルの概念を理解し,質量,物質量,分子量の相互変換ができる。また,簡単な化学反応式を組み立てることができ,これを用いて化学量論的な計算ができる。 D1:1-3,D3:1
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15週 |
化学反応式と物質量② |
モルの概念を理解し,質量,物質量,分子量の相互変換ができる。また,簡単な化学反応式を組み立てることができ,これを用いて化学量論的な計算ができる。 D1:1-3,D3:1
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16週 |
答案返却・解答・まとめ |
モルの概念を理解し、実際に計算することができる。 D1:1-3,D3:1
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後期 |
3rdQ |
1週 |
化学反応式と物質量の復習 |
モルの概念を理解し,質量,物質量,分子量の相互変換ができる。また,簡単な化学反応式を組み立てることができ,これを用いて化学量論的な計算ができる。 D1:1-3,D3:1
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2週 |
酸・塩基 |
酸と塩基の定義を説明できる。 D1:1-3,D3:1
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3週 |
水の電離と水溶液のpH① |
電離度,pHについて理解している。 D1:1-3,D3:1
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4週 |
水の電離と水溶液のpH② |
電離度,pHについて理解している。 D1:1-3,D3:1
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5週 |
中和反応と塩① |
中和反応について説明できる。また,中和滴定の計算ができる。 D1:1-3,D3:1
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6週 |
中和反応と塩② |
中和反応について説明できる。また,中和滴定の計算ができる。 D1:1-3,D3:1
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7週 |
酸化と還元
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酸化還元の定義を説明できる。 D1:1-3,D3:1
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8週 |
後期中間試験
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化学反応式と物質量、中和反応について理解している。 D1:1-3,D3:1
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4thQ |
9週 |
答案返却・解答 |
化学反応式と物質量、中和反応について理解している。 D1:1-3,D3:1
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10週 |
酸化数 |
酸化・還元と酸化数の増減について理解している。D1:1-3,D3:1
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11週 |
酸化剤・還元剤の反応 |
酸化還元反応が電子の授受に関連していることを説明でき、反応式を作ることができる。 D1:1-3,D3:1
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12週 |
酸化還元滴定 |
酸化・還元反応式をつくり、量論計算ができる。 D1:1-3,D3:1
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13週 |
金属のイオン化傾向 |
イオン化傾向と金属の反応性について説明できる。 D1:1-3,D3:1
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14週 |
電池 |
簡単な化学電池についてそれらの原理が説明できる。 D1:1-3,D3:1
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15週 |
化学基礎総合演習 |
1年で学習した化学基礎の総合的な問題を解くことができる。 D1:1-3,D3:1
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16週 |
答案返却・解答・まとめ |
1年で学習した化学基礎の総合的な問題を解くことができる。 D1:1-3,D3:1
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。 | 3 | 前1 |
洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。 | 3 | 前1 |
物質が原子からできていることを説明できる。 | 3 | 前3 |
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。 | 3 | 前2 |
同素体がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。 | 3 | 前2 |
純物質と混合物の区別が説明できる。 | 3 | 前2 |
混合物の分離法について理解でき、分離操作を行う場合、適切な分離法を選択できる。 | 3 | 前2 |
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。 | 3 | 前3 |
水の状態変化が説明できる。 | 3 | 前2 |
物質の三態とその状態変化を説明できる。 | 3 | 前2 |
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。 | 3 | 前3 |
同位体について説明できる。 | 3 | 前3 |
放射性同位体とその代表的な用途について説明できる。 | 3 | 前3 |
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。 | 3 | 前3 |
価電子の働きについて説明できる。 | 3 | 前3 |
原子のイオン化について説明できる。 | 3 | 前4 |
代表的なイオンを化学式で表すことができる。 | 3 | 前4 |
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。 | 3 | 前3,前7 |
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。 | 3 | 前7 |
イオン式とイオンの名称を説明できる。 | 3 | 前4,前5 |
イオン結合について説明できる。 | 3 | 前5,前6 |
イオン結合性物質の性質を説明できる。 | 3 | 前5,前6 |
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。 | 3 | 前5,前6 |
共有結合について説明できる。 | 3 | 前5,前6 |
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。 | 3 | 前5,前6 |
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。 | 3 | 前5,前6 |
金属の性質を説明できる。 | 3 | 前5,前6 |
原子の相対質量が説明できる。 | 3 | 前11 |
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを説明できる。 | 3 | 前11 |
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。 | 3 | 前11,前12 |
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。 | 3 | 前11,前12 |
気体の体積と物質量の関係を説明できる。 | 3 | 前12 |
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。 | 3 | 前14,前15 |
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。 | 3 | 前14,前15 |
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。 | 3 | 前4,後3,後4 |
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。 | 3 | 前13,前14,前15 |
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。 | 3 | 前13,前14,前15 |
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。 | 3 | 後2 |
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。 | 3 | 後3,後4 |
中和反応がどのような反応であるか説明できる。 | 3 | 後5,後6 |
中和滴定の計算ができる。 | 3 | 後5,後6 |
酸化還元反応について説明できる。 | 3 | 後9,後10,後11,後12 |
イオン化傾向について説明できる。 | 3 | 後13 |
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。 | 3 | 後13 |
ダニエル電池についてその反応を説明できる。 | 3 | 後13,後14 |
ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 地球上の生物の多様性について説明できる。 | 3 | 前8 |
生物の共通性と進化の関係について説明できる。 | 3 | 前8 |
生物に共通する性質について説明できる。 | 3 | 前8 |
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。 | 3 | 前8,前16 |
世界のバイオームとその分布について説明できる。 | 3 | 前8,前16 |
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。 | 3 | 前8,前16 |
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 3 | 前8,前16 |
生態ピラミッドについて説明できる。 | 3 | 前8,前16 |
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。 | 3 | 前8,前16 |
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。 | 3 | 前1,前8 |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 3 | 前1,前8 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | 前1,前8 |