基礎数学Ⅰ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎数学Ⅰ
科目番号 0004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 _一般教育科(詫間) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 東京書籍「新編数学Ⅰ」「新編数学Ⅱ」「アシストセレクトⅠ+A,Ⅱ+B」,数研出版「チャート式数学Ⅰ+A,Ⅱ+B」
担当教員 上原 成功

到達目標

1. 2次までの式と数に関する計算の習熟を目指す
2.集合と論理に関する基本事項を理解している。
3. 2次関数とグラフを扱うことができて,2次方程式・不等式を解くことができる
4. 2次曲線までの図形と式を扱うことができて問題に適用できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1数と式の基本的な計算技法を習得している。3次式までの展開および因数分解の計算ができる。3次式までの展開もしくは因数分解の計算ができない。
評価項目2集合と論理に関する基本事項を理解している。簡単な命題の真偽を判定でき,条件の強弱を判断できる。簡単な命題の真偽を判定できないか,条件の強弱を判断できない。
評価項目32次関数・方程式・不等式に関する問題を解くことができる。2次関数のグラフがかけて,2次方程式・不等式を解くことができる。2次関数のグラフがかけないか,2次方程式・不等式を解くことができない。
評価項目4点・直線・円の方程式を扱うことができる。直線や円の方程式を求めることができる。直線や円の方程式を求めることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習成果 D1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
数と式,集合と論理,2次関数,2次曲線や領域等について,基本事項の理解と計算の習熟のために,教科書を用いた講義や,プリントによる演習を行う。
授業の進め方・方法:
教科書にそって基本事項,例と例題を解説したのち,問の問題を演習する。適宜プリントや問題集を用いて演習を行う。一般演習の時間に小テストを実施し,その結果をもとに選抜した学生を対象として補習を行う。
注意点:
後半になるほど内容は難しくなる。数学は積み重ねの科目なので,授業で理解できなかったことは放置せずしっかり復習をすること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 整式 整式の展開,2次の展開公式を利用することができる。
2週 整式 整式の因数分解,2次の因数分解の公式を利用することができる。
3週 整式 3次の展開公式,因数分解の公式を利用できる。
4週 実数 実数について理解している。
5週 実数 絶対値や根号の計算ができる。
6週 不等式 不等式を扱うことができる。
7週 不等式 1次不等式を利用することができる。
8週 前期中間試験 数と式の基本
2ndQ
9週 不等式 絶対値を含む方程式・不等式を解くことができる。
10週 集合 集合の記号などの基本事項を習得している。
11週 命題 命題の真偽を判定できて,必要・十分条件について理解している。
12週 論証 命題の対偶や背理法を利用することができる。
13週 関数 関数の基本事項について理解している。
14週 関数 2次関数のグラフがかけて、平行移動について理解している。
15週 問題の演習 素朴な論理を理解
16週 前期末試験 集合と論理
後期
3rdQ
1週 2次関数 2次式を平方完成することができる。
2週 2次関数 放物線の頂点を求めてグラフをかくことができる。
3週 2次方程式 2次方程式を解くことができ,判別式を利用することができる。
4週 2次関数と2次方程式 2次関数のグラフと2次方程式の解の関係を理解している。
5週 2次不等式 2次不等式をグラフを用いて解くことができる。
6週 2次不等式 2次不等式を判別式を用いて解くことができる。
7週 問題の演習 2次式を扱えて理解している
8週 後期中間試験 2次式を扱えて理解している
4thQ
9週 図形と式 2点間の距離,内分点・外分点の公式を利用することができる。
10週 図形と式 直線の方程式,傾き・切片を求めることができる。
11週 図形と式 平行・垂直条件を理解して、点と直線の公式を利用することができる。
12週 図形と式 円の方程式を導出し,円の中心と半径を求めることができる。
13週 図形と式 円と直線の接点や交点を求めることができる。
14週 軌跡と領域 不等式と領域について理解して,領域を図示できる。
15週 関数とグラフ 簡単な分数関数と無理関数のグラフがかけて,平行移動や対称移動を理解する。
16週 後期末試験 数と式,関数とグラフの基本を理解

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。2前1,前2,前3
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。2
分数式の加減乗除の計算ができる。2
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。2前4,前9
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。2前5
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。2後3,後4
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。2
簡単な連立方程式を解くことができる。2
1次不等式や2次不等式を解くことができる。2前6,前7
1元連立1次不等式を解くことができる。2
基本的な2次不等式を解くことができる。2後5,後6
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。2後1,後2
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。2
無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。2
関数のグラフと座標軸との共有点を求めることができる。2
2点間の距離を求めることができる。2後9
内分点の座標を求めることができる。2後9
通る点や傾きから直線の方程式を求めることができる。2後10
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。2後11
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。2後12,後13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合9050500100
基礎的能力9050500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000