基礎数学Ⅲ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎数学Ⅲ
科目番号 0020 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 _一般教育科(詫間) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「新編数学Ⅱ」(東京書籍),「新 線形代数」(大日本図書) 演習書:「アシストセレクト 新編数学Ⅱ」(東京書籍),「新 線形代数 問題集」(大日本図書) 参考書:「チャート式基礎と演習 数学Ⅱ+B」(数研出版)
担当教員 田村 恭士,増本 周平

到達目標

1. 指数関数と対数関数
2. 複素数と方程式
3. ベクトルの性質と図形への応用

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1指数と対数を理解して具体的な問題に適用できる指数と対数の基本的な計算ができる指数と対数の基本的な計算ができない
評価項目2方程式や不等式に関する問題を解くことができる複素数の相等の問題が解けて,因数定理を利用して方程式が解ける複素数の相等に関する問題が解けないか,因数定理を利用して方程式が解けない
評価項目3平面ベクトルの演算を利用した問題を解くことができる平面ベクトルの基本的な演算ができる平面ベクトルの基本的な演算ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目では,次のことを学習する:
1.指数関数と対数関数について,指数を実数へ拡張して指数法則による式の計算,対数の定義と式の計算,対数関数とグラフの利用について学習する。
2.複素数と方程式について,まず二項定理を学習し,整式と除法と因数定理を利用した高次方程式の解法,等式と不等式の証明について学習する。
3.ベクトルの性質と図形への応用について,平面ベクトルの初歩,ベクトルの演算,ベクトルの成分,ベクトルの内積,それらの利用について学習する。
3.ベクトルの性質と図形への応用
授業の進め方・方法:
授業は教科書を中心教材として,講義と演習をおりまぜて行う。適宜レポートなど提出課題を課すことがある。
注意点:
進度が速いので,予習復習は必須である。とくに,授業時間内でなくてもできる計算練習には,授業時間外に各自で取り組むことを要する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 指数の拡張 指数の実数への拡張を理解する
2週 指数の拡張,指数関数 指数法則の計算,指数関数を理解する
3週 指数関数 指数関数とグラフを理解する
4週 指数方程式,対数 指数方程式が解け,対数の定義を理解する
5週 対数 対数の性質を導いて,計算ができる
6週 対数関数 対数関数のグラフが書け,利用できる
7週 二項定理 二項定理を利用できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却と解説,整式の除法 整式の除法ができる
10週 整式の除法 整式の除法ができる
11週 分数式 分数式の計算ができる
12週 複素数 複素数を理解する
13週 複素数と2次方程式 2次方程式が解ける
14週 2次方程式 解と係数の関係を理解する
15週 前期末試験
16週 試験返却と解説
後期
3rdQ
1週 因数定理 整式の除法,因数定理を理解する
2週 因数定理 因数定理を利用できる
3週 因数定理 因数定理を利用して高次方程式が解ける
4週 等式の証明 等式の証明ができる
5週 等式の証明 等式の証明ができる
6週 不等式の証明 不等式の証明ができる
7週 不等式の証明 相加相乗平均が利用できる
8週 中間試験
4thQ
9週 テスト返却と解説,ベクトル ベクトルの導入
10週 ベクトル ベクトルの定義を理解し,演算ができる
11週 ベクトルの演算 ベクトルの演算ができる
12週 ベクトルの成分 ベクトルの成分を理解して利用できる
13週 ベクトルの内積 ベクトルの内積を利用できる
14週 ベクトルの内積 ベクトルの内積を理解して利用できる
15週 後期末試験
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。2
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。2
分数式の加減乗除の計算ができる。2
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。2
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。2
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。2
1次不等式や2次不等式を解くことができる。2
1元連立1次不等式を解くことができる。2
基本的な2次不等式を解くことができる。2
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。2
関数のグラフと座標軸との共有点を求めることができる。2
2点間の距離を求めることができる。2
内分点の座標を求めることができる。2
通る点や傾きから直線の方程式を求めることができる。2
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。2
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000100100
基礎的能力90000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000