公民Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 公民Ⅱ
科目番号 0055 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 _一般教育科(詫間) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『政治・経済』東京書籍
担当教員 山岡 健次郎

到達目標

1.政治経済に関する固定的な知識に囚われず、揺れ動く状況を読み解く視座を養っていく。
2.とりわけグローバル化の進行する現代社会にあっては、既存の認識枠組みはもはや有効性を失いつつある。国家単位の発想をいかに乗り越えるのか、という視点が問題の核をなす。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1流動的な視点から政治経済情勢を読み解き論じることができる。流動的な視点から政治経済情勢を読み解くことができる。固定的な視点からしか政治経済情勢を見ることができない。
評価項目2国家単位の発想に縛られることなくグローバルな観点を身につけることができている。国家単位の発想にしばられることなく国家間関係を理解できる。国家単位の発想から抜け出せないままである。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期は政治に関する認識を深めていき、後期は経済事象を理解する力を養っていく。
授業は、教科書を中心に講義形式で進めていく。また、映像資料なども活用する。
さらに、できるだけ時事的な事象を取り上げ、メディアの読み解き方を実践的に紹介していく。
授業の進め方・方法:
教科書を中心に講義形式で進めていく。また、映像資料なども活用する。
さらに、できるだけ時事的な事象を取り上げ、メディアの読み解き方を実践的に紹介していく。
注意点:
オフィス・アワー(月曜 16:00~17:00)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション:政治とは何か 政治という人間活動の特徴を理解する。
2週 民主政治の基本原理 民主主義の原理を知る。
3週 民主政治の成立 民主主義の原理を知る。
4週 基本的人権の確立 民主主義の原理を知る。
5週 日本国憲法の基本原理 憲法の根本原理を把握する。
6週 憲法の制定と基本原理 憲法の根本原理を把握する。
7週 平和主義 憲法の根本原理を把握する。
8週 前期中間試験 ここまでの内容の理解度を確認する。
2ndQ
9週 日本の政治機構 統治の仕組みを説明できる。
10週 国会と選挙 統治の仕組みを説明できる。
11週 戦後政治の特質と課題 政党の役割とメディアの果たす機能について学ぶ。
12週 世論と政治参加 政党の役割とメディアの果たす機能について学ぶ。
13週 現代の国際政治 国際社会の協同のあり様と地球環境保全の取り組みについて学ぶ。
14週 国際社会の組織化と変容 国際社会の協同のあり様と地球環境保全の取り組みについて学ぶ。
15週 地球環境と資源・エネルギー問題 国際社会の協同のあり様と地球環境保全の取り組みについて学ぶ。
16週 前期期末試験 ここまでの内容の理解度を確認する。
後期
3rdQ
1週 現代の資本主義市場経済 資本蓄積過程を把握し、労働力商品化のプロセスを論理的に説明できる。
2週 マーケット・エコノミーのしくみ 資本蓄積過程を把握し、労働力商品化のプロセスを論理的に説明できる。
3週 産業資本主義の成り立ち 資本蓄積過程を把握し、労働力商品化のプロセスを論理的に説明できる。
4週 労働力の商品化 資本蓄積過程を把握し、労働力商品化のプロセスを論理的に説明できる。
5週 経済主体と経済の循環 現代経済の動態を構造的に捉えることができる。
6週 生産のしくみと企業 現代経済の動態を構造的に捉えることができる。
7週 金融・財政のしくみと機能 現代経済の動態を構造的に捉えることができる。
8週 後期中間試験 ここまでの内容の理解度を確認する。
4thQ
9週 日本経済の発展 若者の就業難や少子高齢化といった社会問題に直面する日本社会の現状を把握する。
10週 日本における産業構造の変化 若者の就業難や少子高齢化といった社会問題に直面する日本社会の現状を把握する。
11週 福祉社会の課題 若者の就業難や少子高齢化といった社会問題に直面する日本社会の現状を把握する。
12週 日本経済が抱える問題点 若者の就業難や少子高齢化といった社会問題に直面する日本社会の現状を把握する。
13週 貿易と国際収支 資本がグローバルに展開する過程を動態的に捉える。
14週 グローバル化する世界経済 資本がグローバルに展開する過程を動態的に捉える。
15週 後期期末試験 ここまでの内容の理解度を確認する。
16週 総括 一年間の総括を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000100100
基礎的能力90000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000