文学特論Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 文学特論Ⅱ
科目番号 0058 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 _一般教育科(詫間) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『年表資料 上代文学史―古代日本文学を知るための最適ガイド』 笠間書院 金井清一・小野寛編 また, プリント等を適宜配布する。
担当教員 森 あかね

到達目標

① 種々の文学やその理論にも触れることで,創造的な発想力や思考の柔軟性を養い,視点の取り方の方法を学ぶ。
②日本語による表現力・討論力の向上 。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1創造的な発想力や思考の柔軟性を養い,視点の取り方の方法を理解し、使いこなす。創造的な発想力や思考の柔軟性を養い,視点の取り方の方法を知る。創造的な発想力や思考の柔軟性を養い,視点の取り方の方法を理解できない。
評価項目2日本語による表現力・討論力を身につけ、使いこなす。日本語による表現力・討論力を身につける。日本語による表現力・討論力が身につかない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本文学の原点ともいえる作品である『古事記』『万葉集』(古代日本文学)の読解を中心とする。
授業の進め方・方法:
講義と演習(論述)を行う。
注意点:
文化への理解や,他者とのコミュニケーションの達成に重点をおいて授業を進める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
文学作品について鑑賞の方法を理解できる。また, 日本文学史における位置を理解し, 作品の意義について意見を述べることができる。
2週 日本神話概説 日本文化の基層をなす神話について学ぶ
3週 古事記の成立・古事記と日本書紀 日本文化の基層をなす神話について学ぶ
4週 伊耶那岐と伊耶那美、黄泉国訪問 日本文化の基層をなす神話について学ぶ
5週 伊耶那岐と伊耶那美、黄泉国訪問 様々な神話の中で問題点は何かを考える
6週 伊耶那岐と伊耶那美、黄泉国訪問 様々な神話の中で問題点は何かを考える
7週 天照と須佐之男、天の石屋戸 日本文化の基層をなす神話について学ぶ
8週 天照と須佐之男、天の石屋戸 日本文化の基層をなす神話について学ぶ
2ndQ
9週 八岐の大蛇退治、出雲神話 日本文化の基層をなす神話について学ぶ
10週 八岐の大蛇退治、出雲神話 日本文化の基層をなす神話について学ぶ
11週 大国主神、根国訪問 日本文化の基層をなす神話について学ぶ
12週 大国主神、根国訪問 日本文化の基層をなす神話について学ぶ
13週 天孫降臨、木花佐久夜毘売 日本文化の基層をなす神話について学ぶ
14週 海幸彦と山幸彦、海神の宮訪問 日本文化の基層をなす神話について学ぶ
15週 前期末試験 自分の考えを要領よくまとめる
16週 試験問題の解答
後期
3rdQ
1週 古典作品を読むⅠ
上代から中古へ~和歌~①
日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
2週 上代から中古へ~和歌~② 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
3週 上代から中古へ~和歌~③ 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
4週 上代から中古へ~竹取物語~① 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
5週 上代から中古へ~竹取物語~② 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
6週 上代から中古へ~竹取物語~③ 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
7週 上代から中古へ~日記~① 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
8週 上代から中古へ~日記~② 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
4thQ
9週 古典作品を読むⅡ
女流文学へ 『枕草子』
日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
10週 女流文学へ 『枕草子』 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
11週 女流文学へ 『枕草子』 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
12週 女流文学へ 『源氏物語』 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
13週 女流文学へ 『源氏物語』 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
14週 女流文学へ 『源氏物語』 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
15週 文学の受容の在り方 日本文化に触れて人間と文化を考える。様々な文学作品の中で問題点は何かを考える。
16週 期末試験 これまでの内容を理解し、説明ができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。2
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。2
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。2
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。2
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。2
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。2
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。2
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。2
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。2後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力6020000200
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000