社会特論

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 社会特論
科目番号 0063 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 _一般教育科(詫間) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 山岡 健次郎,石丸 健

到達目標

世界は大量生産・消費による環境破壊,人口爆発と貧困,グロ-バル経済と諸紛争,テクノロジ-の発達に起因する負の影響など,諸問題が山積している。このような諸問題が即,日常生活レベルと通底していることが極めて現代的特徴であり,今こそク-ルな情熱と豊かな総合知としての哲学が求められている時代は他にない。豊富な思考資料の下,豊かな試行錯誤を心掛けたい。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1人類が直面している諸問題を哲学的な観点から深く理解し、その根源を論じることができる。人類が直面している諸課題を哲学的な観点から深く理解している。人類が直面している諸課題について哲学的に思考する力が十分に身についていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
個体発生は系統発生を要約して繰り返す(ヘッケル)と言われるように、個人の精神史と世界のそれとは局面はどうであれ関連している。哲学概説を兼ねて哲学する意味を考えたい。世界内存在としての自己と諸問題、そして哲学的知の拡がりに思いを馳せる。 西洋哲学史を歴史的に鳥瞰しつつ哲学と時代を考察する。
授業の進め方・方法:
講義形式。学生との議論も積極的に行っていく。
注意点:
テ-マによっては映像を使用することもある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 哲学概説 自己を形成している精神内容を見つめる眼と 他者理解の態度を涵養する。
2週 個人史としての哲学 自己を形成している精神内容を見つめる眼と 他者理解の態度を涵養する。
3週 現代世界の諸課題と哲学(1) 世界の諸問題と世界内存在としての自己。
4週 現代世界の諸課題と哲学(2) 世界の諸問題と世界内存在としての自己。
5週 現代世界の諸課題と哲学(3) 世界の諸問題と世界内存在としての自己。
6週 哲学知の様々なあり方(1) さまざまな知的在り方があること理解する。
7週 哲学知の様々なあり方(2) さまざまな知的在り方があること理解する。
8週 西洋哲学史概説
歴史的変遷によりさまざまな思想が誕生し、時代の役割を果たした事を知る。
2ndQ
9週 神話的世界 歴史的変遷によりさまざまな思想が誕生し、時代の役割を果たした事を知る。
10週 ソクラテス以前 歴史的変遷によりさまざまな思想が誕生し、時代の役割を果たした事を知る。
11週 ソクラテス 歴史的変遷によりさまざまな思想が誕生し、時代の役割を果たした事を知る。
12週 プラトン 歴史的変遷によりさまざまな思想が誕生し、時代の役割を果たした事を知る。
13週 アリストテレス 歴史的変遷によりさまざまな思想が誕生し、時代の役割を果たした事を知る。
14週 ヘレニズム哲学 歴史的変遷によりさまざまな思想が誕生し、時代の役割を果たした事を知る。
15週 神学 歴史的変遷によりさまざまな思想が誕生し、時代の役割を果たした事を知る。
16週 前期期末試験 前期の内容の理解度を確認する。
後期
3rdQ
1週 近代的哲学と科学的思考 哲学と科学的思考の不可分性と科学的思考を産 出した西洋哲学の特性について考える。
2週 デカルト 哲学と科学的思考の不可分性と科学的思考を産 出した西洋哲学の特性について考える。
3週 大陸合理論 哲学と科学的思考の不可分性と科学的思考を産 出した西洋哲学の特性について考える。
4週 イギリス経験論 哲学と科学的思考の不可分性と科学的思考を産 出した西洋哲学の特性について考える。
5週 カント 哲学と科学的思考の不可分性と科学的思考を産 出した西洋哲学の特性について考える。
6週 ヘーゲル 哲学と科学的思考の不可分性と科学的思考を産 出した西洋哲学の特性について考える。
7週 キルケゴール 混迷の度を深める現代世界,総合知・世界観と しての哲学の重要性を知る。
8週 マルクス 混迷の度を深める現代世界,総合知・世界観と しての哲学の重要性を知る。
4thQ
9週 ニーチェ 混迷の度を深める現代世界,総合知・世界観と しての哲学の重要性を知る。
10週 現代哲学 混迷の度を深める現代世界,総合知・世界観と しての哲学の重要性を知る。
11週 フッサール 混迷の度を深める現代世界,総合知・世界観と しての哲学の重要性を知る。
12週 ハイデガー 混迷の度を深める現代世界,総合知・世界観と しての哲学の重要性を知る。
13週 総合知、世界観としての哲学(1) 混迷の度を深める現代世界,総合知・世界観と しての哲学の重要性を知る。
14週 総合知、世界観としての哲学(2) 混迷の度を深める現代世界,総合知・世界観と しての哲学の重要性を知る。
15週 東洋的形而上学 世界の偉大な知的伝統の十字路である日本とは何か
16週 後期期末試験 後期の内容の理解度を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000