芸術Ⅰ(書道)

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 芸術Ⅰ(書道)
科目番号 1013 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 通信ネットワーク工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 角井博他著「書道Ⅰ」 教育出版
担当教員 正田 幸子

到達目標

書の表現と鑑賞の基礎能力を育てるとともに,古典の臨書と創作を通して,芸術としての書の美を学ばせ,書を愛好する心情を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 書の基本形を把握する書の基本形を把握できる。 書の基本形をある程度把握できる。 書の基本形を把握できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
国語科書写では,文字を正しく整えて書くことを目標としたが,芸術科書道では,書写の能力をさらに高め,書の美を追求していくことを目指す。
授業の進め方・方法:
表現の学習では,実技を通して臨書と創作をする。
表現力を高め豊かにするには,すぐれた書を鑑賞し感性を養うことを心がけるようにする
注意点:
毎時間,清書作品を提出させ,学習到達度評価を行うとともに,授業態度等も加味した総合評価を行う

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 書の美を求めて 書の美とは何かを考えさせる A3:1
2週 楷書の学習の基本 書の基本形を把握する B2:1
3週 厳正な楷書と温雅な楷書
九成宮醴泉銘と孔子廟堂碑の鑑賞と臨書
古典の臨書を通して,用筆,運筆,点画の形や 線質,字形など表現技法を学習する。
B1:1
4週 重厚な楷書と軽快な楷書
建中告身帖と雁塔聖教序の鑑賞と臨書
古典の臨書を通して,用筆,運筆,点画の形や 線質,字形など表現技法を学習する。
B1:1
5週 行書の特徴 創作の手順を理解し作品づくりをする。B2:1
6週 蘭亭序の鑑賞 創作の手順を理解し作品づくりをする。B2:1
7週 蘭亭序の臨書(半紙) 創作の手順を理解し作品づくりをする。B2:1
8週 蘭亭序の臨書(画仙紙半切) 「いろは歌」により基本的なものを身につける。
B1:1
4thQ
9週 行書による創作 「いろは歌」により基本的なものを身につける。
B1:1
10週 平仮名の単体 「いろは歌」により基本的なものを身につける。
B1:1
11週 変体仮名 「いろは歌」により基本的なものを身につける。
B1:1
12週 連綿 連綿の方法や仮名の流動美を理解する。A1:3
13週 漢字仮名交じりの書の学習 漢字は力強く,仮名は優美さを特徴としているので,この両者を調和させて美しく表現できる。B2:1
よう工夫する。各自が意図した表現に近づける
14週 古名跡を応用しての表現 漢字は力強く,仮名は優美さを特徴としているので,この両者を調和させて美しく表現できる。B2:1
よう工夫する。各自が意図した表現に近づける
15週 用筆・運筆および用具・用材の工夫 漢字は力強く,仮名は優美さを特徴としているので,この両者を調和させて美しく表現できる。B2:1
よう工夫する。各自が意図した表現に近づける
16週 用筆・運筆および用具・用材の工夫 漢字は力強く,仮名は優美さを特徴としているので,この両者を調和させて美しく表現できるB2:1
よう工夫する。各自が意図した表現に近づける

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力01000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000