基礎工学実験・実習

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 基礎工学実験・実習
科目番号 2007 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 通信ネットワーク工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:教員作成プリント,参考書:石田つばさ著「改訂第4版 UNIXコマンド ポケットリファレンス ビギナー編」
担当教員 澤田 士朗,真鍋 克也,小野 安季良,白石 啓一

到達目標

1.実験テーマの内容を理解し,実験・測定結果の妥当性評価や考察等を行って,報告シートの作成ができる。
2.Linuxのコマンドの使い方を習得する。
3.ハンダ付け技術を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実験テーマの内容を理解し,実験・測定結果の妥当性評価や考察等を行って,報告シートの作成ができる。実験・測定結果の妥当性評価や考察等を正しく行うことができる。実験・測定結果の評価を行うことができる。正しい実験・測定結果を得ることができない。
Linuxのコマンドの使い方を習得する。Linuxのコマンドの使い方が正しく理解できている。Linuxのコマンドの使い方を知っている。Linuxのコマンドを使うことができない。
ハンダ付け技術を習得する。正しくハンダ付けができる。ハンダ付けができる。ハンダ付けができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
基礎電気工学や電気回路などの講義で学んだ基礎的な理論や知識を確認することで,通信工学の基礎科目に対する理解をより深める。また,工学における応用の感動を体験する。基礎電気工学,電気回路,情報処理などで学ぶ電流,電圧,インピーダンス,電力,Linuxについての理解を深め,それらを実際に取り扱える能力を身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
全員で同じテーマに取り組むものと8人程度の班単位で行うテーマがある。無断欠課をしないこと。実験・実習を円滑安全に行うため,テキストをあらかじめ読んで内容を理解し,結果についての評価が的確にできるようにしておく。
注意点:
この科目は指定科目です。この科目の単位修得が進級要件となりますので,必ず修得して下さい。
成績評価の必要条件は,すべての実験に出席し,すべてのテーマの報告書を各自が提出し,それらがすべて受理されることである。出席状況,実験態度,製作物,実験報告書で評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,Linux入門 実験テーマの内容を理解し,実験・測定結果の妥当性評価や考察等について論理的な説明ができる。B3:1
2週 Linux入門 Linuxの初歩を理解する。D4:1
3週 Linux入門 Linuxの初歩を理解する。D4:1
4週 Linux初級 Linuxのコマンドの使い方を習得する。D4:1
5週 Linux初級 Linuxのコマンドの使い方を習得する。D4:1
6週 電子工作実習(部品) 電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。E3:1
7週 電子工作実習(部品) 実験装置や測定器の操作,及び実験器具・試薬・材料の取扱いに慣れ,安全に実験を行うことができる。E3:1
8週 電子工作実習(部品) 電圧・電流などの電気諸量の測定方法を習得する。D2:2
2ndQ
9週 電子工作実習(部品) 素子値の測定方法を習得する。D2:2
10週 抵抗の直列・並列・直並列 抵抗の測定が実践できる。D2:2
11週 抵抗の直列・並列・直並列 班員との分担の作業を遂行できる。B3:3
12週 抵抗の直列・並列・直並列 教師の助言を受けて,問題を解決できる。E5:2
13週 対数とグラフ 実験データの分析,誤差解析,有効桁数の評価,整理の仕方,考察の進め方について理解し,実践できる。D1:1
14週 対数とグラフ 実験データの分析,誤差解析,有効桁数の評価,整理の仕方,考察の進め方について理解し,実践できる。D1:1
15週 対数とグラフ 実験データの分析,誤差解析,有効桁数の評価,整理の仕方,考察の進め方について理解し,実践できる。D1:1
16週
後期
3rdQ
1週 デシベルと関数電卓 実験データの分析,誤差解析,有効桁数の評価,整理の仕方,考察の進め方について理解し,実践できる。D1:1
2週 デシベルと関数電卓 実験データの分析,誤差解析,有効桁数の評価,整理の仕方,考察の進め方について理解し,実践できる。D1:1
3週 デシベルと関数電卓 実験データの分析,誤差解析,有効桁数の評価,整理の仕方,考察の進め方について理解し,実践できる。D1:1
4週 オームの法則 オームの法則を利用し、直流回路の計算を行うことができる。D1:3
5週 オームの法則 実験テーマの内容を理解し,実験・測定結果の妥当性評価や考察等について論理的な説明ができる。B3:1
6週 オームの法則 問題点を見つけられる。E5:1
7週 Windowsのインストールと設定 コンピュータの仕組みを知る。D2:1
8週 Windowsのインストールと設定 助け合いながら作業を遂行できる。B3:3
4thQ
9週 Windowsのインストールと設定 助け合いながら作業を遂行できる。B3:3
10週 Windowsのインストールと設定 助け合いながら作業を遂行できる。B3:3
11週 電子工作実習(ハンダ付け) ハンダ付け技術を習得する。E3:2
12週 電子工作実習(ハンダ付け) 完成するまで粘り強く取り組める。E6:3
13週 オシロスコープ オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。E2:1
14週 オシロスコープ オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。E2:1
15週 総括・総評 教師の助言を受けて,問題を解決できる。E5:2
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。2前1,前6,前10,前13,後1,後4,後7,後11,後13
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。2前2,前3,前4,前7,前8,前11,前14,後2,後5,後8,後9,後11,後13
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。2前5,前9,前12,前15,後3,後6,後10,後12,後14
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。2前5,前9,前12,前15,後3,後6,後10,後12,後14,後15
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。2前5,前9,前12,前15,後3,後6,後10,後12,後14,後15
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。2前5,前9,前12,前15,後3,後6,後10,後12,後14,後15
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。2前5,前9,前12,前15,後3,後6,後10,後12,後14,後15
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。2前2,前3,前4,前7,前8,前9,前11,前12,前14,前15,後2,後3,後5,後6,後8,後9,後10,後12,後14
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。2前2,前3,前4,前7,前8,前9,前11,前12,前14,前15,後2,後3,後5,後6,後8,後9,後10,後12,後14
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。2前2,前3,前4,前7,前8,前9,前11,前12,前14,前15,後2,後3,後5,後6,後8,後9,後10,後12,後14
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。2前2,前3,前4,前7,前8,前9,前11,前12,前14,前15,後2,後3,後5,後6,後8,後9,後10,後12,後14
情報リテラシー情報リテラシーコンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3後7,後8,後9,後10
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。3前10,前11,前12,後5,後6
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。3後12,後13,後14
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。3前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,後4,後5,後6,後11,後12,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00050500100
基礎的能力0005040090
専門的能力000010010
分野横断的能力0000000