卒業研究

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 2039 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 12
開設学科 通信ネットワーク工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 12
教科書/教材 各指導教員が指定する。
担当教員 一色 弘三

到達目標

1. これまでに学んだ一般教科および専門教科の知識をいかして,各テーマの目的を達成できる。
2. 情報機器を用いて情報収集,研究記録,成果のまとめ,発表ができる。
3. コンピュータ,ものを製作する技術,装置などのノウハウを学ぶことができる。
4. 自主的に研究活動や共同作業ができる。

ルーブリック

高い到達レベル望まれる到達レベル基礎的な到達レベル未到達なレベル
研究倫理研究室のルール,教員の指導を遵守した。研究室のルール,教員の指導をほとんど守っていた。基本的には研究室のルール,教員の指導を守っていたが、時に忘れて守られないこともあった。研究室のルール,教員の指導を守らないことがしばしばあった。
目的の理解研究目的を完璧に理解し、説明できる。研究目的を理解し、概ね説明できる。研究目的を概ね理解している。研究目的の理解が浅かった。
情報収集・調査先行研究や、必要な技術・装置などの情報を自主的に調べ、整理し、良く理解,把握し、説明できる。教員に指示された調査を行い、収集した資料、または、教員から与えられた資料を整理し、ほとんど理解,把握し、概ね説明できる。教員に指示された調査を行い、収集した資料、または、教員から与えられた資料を整理し、概ね理解,把握している。教員から与えられた資料を整理し、理解,把握することがほとんどできない。
知識の活用講義などで得た知識を活用,応用できる。また、講義などで得た知識を組み合わせて応用できる。教員の指導のもとで、講義などで得た知識を活用,応用できる。また、講義などで得た知識を組み合わせて応用できる。教員の指導のもとで、講義などで得た知識を概ね活用,応用できる。教員の指導のもとでも、講義などで得た知識を活用,応用することが困難である。
研究の遂行必要な技術,装置,実験手法などを自ら学び、その技術,知識を使って自ら研究を遂行できる。教員の指導のもとで、必要な技術,装置,実験手法などを学び、その技術,知識を使って自ら研究を遂行できる。教員の指導のもとで、必要な技術,装置,実験手法などを学び、その技術,知識を使って教員の指導のもとで研究を遂行できる。必要な技術,装置,実験手法などをぶことができないため、研究の遂行が困難となっている。
評価・考察製作物,実験結果などを正しく評価し、考察することができる。教員の助言のもとで、製作物,実験結果などを正しく評価し、考察することができる。教員の助言のもとで、製作物,実験結果などの正しい評価を理解することができる。製作物,実験結果などの正しい評価を理解することができない。
研究ノート卒研を行った日には、ほぼ毎日、研究ノートが作成され、ノートからその日の研究内容の概要が把握できる。卒研を行った日の80%以上で、研究ノートが作成され、ノートからその日の研究内容の概要がある程度把握できる。卒研を行った日の60%以上で、研究ノートが作成され、ノートからその日の研究内容の概要がある程度把握できる。研究ノートが作成されるのは、卒研を行った日の60%未満であり、ノートからその日の研究内容の概要を把握することが難しい。
報告・討議研究ノートその他を活用して、経過,実験結果,考察,長短期の計画などを教員に的確に報告し、それらに関して討議し、必要な助言,指示を受けることができる。主に研究ノートを活用して、経過,実験結果,考察,長短期の計画などを教員に報告し、時にそれらに関して討議し、必要な助言,指示を受けることができる。助言などが必要なとき、主に研究ノートを活用して、経過,実験結果,考察,長短期の計画などを教員に報告し、必要な助言,指示を受けることができる。経過,実験結果,考察,長短期の計画などの必要な報告がされないので、必要な助言,指示ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
卒業研究を通して研究の進め方や方法を経験すると共に,論理的な思考能力,問題解決能力など研究・技術開発のための基本的な能力を育成する。
授業の進め方・方法:
卒業研究はこれまでに修得した知識や技術を基に,指導教員が提示するテーマ(指導教員が認めれば学生提案も可能)で研究・調査・製作・実験を行い,その成果を論文にまとめ,発表会で発表する。なお,次の学習項目に教員提示研究テーマを示す。
注意点:
この科目は必修科目です。この科目の単位修得が卒業要件となりますので,必ず修得してください。
オフィスアワー:各指導教員に確認してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 研究テーマの決定,実施計画の立案 適切な研究テーマを決定できる。研究の背景や問題点の整理・分析ができる。実施計画(手法,道具,日程等)を立案できる。B3:1-3,C1:1,2,D3:1,D4:1,D5:1,2,E1:1,2
2週 研究テーマの決定,実施計画の立案 適切な研究テーマを決定できる。研究の背景や問題点の整理・分析ができる。実施計画(手法,道具,日程等)を立案できる。
3週 研究テーマの決定,実施計画の立案 適切な研究テーマを決定できる。研究の背景や問題点の整理・分析ができる。実施計画(手法,道具,日程等)を立案できる。
4週 研究テーマの決定,実施計画の立案 適切な研究テーマを決定できる。研究の背景や問題点の整理・分析ができる。実施計画(手法,道具,日程等)を立案できる。
5週 研究テーマの決定,実施計画の立案 適切な研究テーマを決定できる。研究の背景や問題点の整理・分析ができる。実施計画(手法,道具,日程等)を立案できる。
6週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
B1:1,2,B2:1,2,C2:1,2,D2:1-3,D5:1,2,E2:1,2,E3:1-3,E4:1,2,E5:1,2,E6:1-3
7週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
8週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
2ndQ
9週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
10週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
11週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
12週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
13週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
14週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
15週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
16週
後期
3rdQ
1週 中間発表会の準備 研究の成果・経過を論理的・具体的に,ドキュメントとして文書にまとめることができる。情報機器を使用した,発表の準備(ポスター作成)ができる。
C3:1-3,D3:1,2
2週 中間発表会の準備 研究の成果・経過を論理的・具体的に,ドキュメントとして文書にまとめることができる。情報機器を使用した,発表の準備(ポスター作成)ができる。
3週 中間発表会(ポスター発表形式) ポスター発表により,研究成果・経過を論理的・具体的に説明でき,質疑・応答・討論ができる。
C4:1-7
4週 研究の再検討・修正 中間発表会での質疑・応答・討論を省みて,研究内容・計画・解決アイデアなどの再検討・修正ができる。E2:1,2,E3:1-3,E4:1,2,E5:1,2,E6:1-3
5週 研究の再検討・修正 中間発表会での質疑・応答・討論を省みて,研究内容・計画・解決アイデアなどの再検討・修正ができる。
6週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
B1:1,2,B2:1,2,C2:1,2,D2:1-3,D5:1,2,E2:1,2,E3:1-3,E4:1,2,E5:1,2,E6:1-3
7週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
8週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
4thQ
9週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
10週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
11週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
12週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
13週 研究の実施 研究の背景や問題点の整理・分析ができる。問題解決のアイデアを考案し,評価できる。アイデアに基づき,問題を解決するための活動を行える。
14週 卒業論文の提出・年度末発表会の準備 中間発表会の経験を生かして,研究の成果・経過を論理的・具体的にドキュメントとしてまとめることができる。情報機器を使用した,口頭発表の準備(パワーポイント)ができる。
C3:1-3,D3:1,2
15週 卒業論文予稿の提出・年度末発表会の準備 中間発表会の経験を生かして,研究の成果・経過を論理的・具体的にドキュメントとしてまとめることができる。情報機器を使用した,口頭発表の準備(パワーポイント)ができる。
16週 年度末発表会 中間発表会の経験を生かして,情報機器を使用した,口頭発表により,研究成果・経過を論理的・具体的に説明でき,質疑・応答・討論ができる。
C4:1-7

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力現実を踏まえ、公衆の健康・安全や文化・社会・環境に配慮すべきことが理解できる。さらに、複合的な工学的課題や、需要に適合したシステム・構成要素・工程の設計に取り組むことができる。3
現実を踏まえ、公衆の健康・安全への配慮、文化的・社会的・環境的な観点に配慮をしつつ、既存の枠にとらわれずに、複合的な工学的課題や、需要に適合したシステム・構成要素・工程を設計することができる。3

評価割合

中間発表卒業研究論文予稿卒業研究論文卒業研究発表取組姿勢その他合計
総合評価割合10103020300100
基礎的能力0000000
専門的能力10103020300100
分野横断的能力0000000