1. 各種高周波用測定器について動作原理や構成を理解する.
2. 高周波伝送の基礎理論を理解する.
3. スミスチャートの原理と利用法を修得する.
4. 回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.
概要:
高周波計測を中心として計測法の原理や計測器の機能について理解を深めて,計測システム構成が出来る能力を育成する。計測システム構成では,基本的な量の計測や計測器の動作原理,特徴を理解している必要がある。そのために,基本的な計測法や計測器についても指導する。
この科目は、企業において、電気電子回路の設計を担当していた教員が、その経験を活かし、回路網の取り扱いや測定器の動作原理、測定方法などについて講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
学習項目毎に,学習内容の解説と関連する演習課題を講義する。実験実習とも関連をもたせて指導する.
注意点:
第一級陸上特殊無線技士の免許取得には,本科目の単位取得が必要です.
第二級海上特殊無線技士の免許取得には,本科目の単位取得が必要です.
第二級陸上無線技術士「無線工学の基礎」の科目免除には,本科目の単位取得が必要です.
オフィスアワー:毎週月曜 放課後~17:00
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
・測定器具類1 減衰器・方向性結合器・プローブ |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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2週 |
・測定器具類2 ディジタルマルチメータ |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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3週 |
・測定信号源 標準信号発生器・PLL周波数シンセサイザ |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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4週 |
・周波数の計測 周波数カウンタ |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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5週 |
・オシロスコープ アナログ・ディジタル・サンプリング方式 |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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6週 |
・スペクトルアナライザ |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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7週 |
・FFTアナライザ ・ネットワークアナライザ |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
試験返却と解説 ・波形測定・位相差の測定 |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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10週 |
・送信機の測定1 電力・スプリアス発射・占有周波数帯幅 |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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11週 |
・送信機の測定2 変調度・変調指数と周波数偏移 |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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12週 |
・送信機の測定3 準漏話雑音・信号対雑音比・搬送波電力対雑音電力比及び符号誤り率 |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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13週 |
・受信機の測定1 感度・選択度 |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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14週 |
・受信機の測定2 スプリアスレスポンス・雑音指数 |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
・試験返却と解説 ・受信機の測定3 誤り率・アイパターン |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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後期 |
3rdQ |
1週 |
・高周波電圧の測定1 P形電子電圧計 |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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2週 |
・高周波電圧の測定2 波形観測・ディジタル電圧計 |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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3週 |
・高周波インピーダンスの測定1 リアクタンス変化法・Qメータ法 |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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4週 |
・高周波インピーダンスの測定2 ブリッジ法 |
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
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5週 |
・分布定数線路1 基本式・反射係数と定在波比
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高周波伝送の基礎理論を理解する.D2:3
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6週 |
・分布定数線路2 スミスチャートの原理 |
スミスチャートの原理と利用法を理解する.D2:1
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7週 |
・分布定数線路3 VSWRとインピーダンス・インピーダンスとアドミタンスの変換 |
スミスチャートの原理と利用法を理解する.D2:1
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
試験返却と解説 |
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10週 |
・Fパラメータと各種パラメータ |
回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.D2:3
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11週 |
・影像パラメータ
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回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.D2:3
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12週 |
・各種パラメータと伝達関数 |
回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.D2:3
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13週 |
・抵抗減衰器 |
回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.D2:3
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14週 |
・定K形フィルター |
回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.D2:3
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15週 |
後期期末試験 |
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16週 |
試験返却と解説 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。 | 4 | 後4,後5 |
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。 | 4 | 後4,後5 |
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。 | 4 | 後4,後5 |
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。 | 4 | 後4,後5 |
瞬時値を用いて、交流回路の計算ができる。 | 4 | 後4,後5 |
フェーザ表示を用いて、交流回路の計算ができる。 | 4 | |
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。 | 4 | |
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。 | 4 | |
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。 | 4 | |
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。 | 4 | 後6 |
計測 | 電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。 | 4 | |
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。 | 4 | 後10 |
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。 | 4 | 後6 |
電力量の測定原理を説明できる。 | 4 | 後6 |
オシロスコープの動作原理を説明できる。 | 4 | |