電気電子計測Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電気電子計測Ⅱ
科目番号 2040 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 通信ネットワーク工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント(参考書:一陸技・無線工学A【無線機器】完全マスター)
担当教員 川久保 貴史

到達目標

1. 各種高周波用測定器について動作原理や構成を理解する.
2. 高周波伝送の基礎理論を理解する.
3. スミスチャートの原理と利用法を修得する.
4. 回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1高周波用測定器の動作原理や構成を理解し,説明できる.高周波用測定器の動作原理や構成を理解する.高周波用測定器の動作原理や構成を理解していない.
評価項目2高周波伝送の基礎理論を修得し,スミスチャートを用いた計算ができる.高周波伝送の基礎理論を修得する.高周波伝送の基礎理論を修得できていない.
評価項目3回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解し,計算できる.回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解していない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
高周波計測を中心として計測法の原理や計測器の機能について理解を深めて,計測システム構成が出来る能力を育成する。計測システム構成では,基本的な量の計測や計測器の動作原理,特徴を理解している必要がある。そのために,基本的な計測法や計測器についても指導する。
この科目は、企業において、電気電子回路の設計を担当していた教員が、その経験を活かし、回路網の取り扱いや測定器の動作原理、測定方法などについて講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
学習項目毎に,学習内容の解説と関連する演習課題を講義する。実験実習とも関連をもたせて指導する.
注意点:
第一級陸上特殊無線技士の免許取得には,本科目の単位取得が必要です.
第二級海上特殊無線技士の免許取得には,本科目の単位取得が必要です.
第二級陸上無線技術士「無線工学の基礎」の科目免除には,本科目の単位取得が必要です.
オフィスアワー:毎週月曜 放課後~17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・測定器具類1
減衰器・方向性結合器・プローブ
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
2週 ・測定器具類2
ディジタルマルチメータ
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
3週 ・測定信号源
標準信号発生器・PLL周波数シンセサイザ
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
4週 ・周波数の計測
周波数カウンタ
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
5週 ・オシロスコープ
アナログ・ディジタル・サンプリング方式
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
6週 ・スペクトルアナライザ 高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
7週 ・FFTアナライザ
・ネットワークアナライザ
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験返却と解説
・波形測定・位相差の測定
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
10週 ・送信機の測定1
電力・スプリアス発射・占有周波数帯幅
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
11週 ・送信機の測定2
変調度・変調指数と周波数偏移
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
12週 ・送信機の測定3
準漏話雑音・信号対雑音比・搬送波電力対雑音電力比及び符号誤り率
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
13週 ・受信機の測定1
感度・選択度
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
14週 ・受信機の測定2
スプリアスレスポンス・雑音指数
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
15週 前期期末試験
16週 ・試験返却と解説
・受信機の測定3
誤り率・アイパターン
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
後期
3rdQ
1週 ・高周波電圧の測定1
P形電子電圧計
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
2週 ・高周波電圧の測定2
波形観測・ディジタル電圧計
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
3週 ・高周波インピーダンスの測定1
リアクタンス変化法・Qメータ法
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
4週 ・高周波インピーダンスの測定2
ブリッジ法
高周波用測定器について,動作原理や構成を理解する.D3:1, E2:1
5週 ・分布定数線路1
基本式・反射係数と定在波比
高周波伝送の基礎理論を理解する.D2:3
6週 ・分布定数線路2
スミスチャートの原理
スミスチャートの原理と利用法を理解する.D2:1
7週 ・分布定数線路3
VSWRとインピーダンス・インピーダンスとアドミタンスの変換
スミスチャートの原理と利用法を理解する.D2:1
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験返却と解説
10週 ・Fパラメータと各種パラメータ 回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.D2:3
11週 ・影像パラメータ
回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.D2:3
12週 ・各種パラメータと伝達関数 回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.D2:3
13週 ・抵抗減衰器 回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.D2:3
14週 ・定K形フィルター 回路網の取り扱いと回路設計の基礎を理解する.D2:3
15週 後期期末試験
16週 試験返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。4後4,後5
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。4後4,後5
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。4後4,後5
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。4後4,後5
瞬時値を用いて、交流回路の計算ができる。4後4,後5
フェーザ表示を用いて、交流回路の計算ができる。4
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。4後1,後2,後3
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。4
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。4
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。4
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。4後6
計測電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。4
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。4後10
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。4後6
電力量の測定原理を説明できる。4後6
オシロスコープの動作原理を説明できる。4

評価割合

試験レポートノート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000