到達目標
1. 待ち行列モデルの基礎概念について数式を用いて説明できる。
2. 到着過程とサービス時間分について数式を用いて説明できる。
3. 出生死滅過程による持ち行列モデルについて数式を用いて説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 待ち行列モデルの基礎概念について数式を用いて説明できる | 待ち行列モデルの基礎概念の概要を説明できる | 待ち行列モデルの基礎概念の概要を説明できない |
評価項目2 | 到着過程とサービス時間分布について数式を用いて説明できる | 到着過程とサービス時間分布の概要を説明できる | 到着過程とサービス時間分布の概要を説明できない |
評価項目3 | 出生死滅過程による持ち行列モデルについて数式を用いて説明できる | 出生死滅過程による持ち行列モデルの概要を説明できる | 出生死滅過程による持ち行列モデルの概要を説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
「待ち行列理論」は,電話の利用者に適切な通信品質とコストでサービスが提供できるように,通信回線数の算出理論を,確率論を利用して創始したことから始まる。以来,100年以上にわたって,発展し続けいている理論である。この授業では,待ち行列理論の考え方や公式の導き方について解説する。また,待ち行列システムに現れる定量的特性について,理論的に説明する。
授業の進め方・方法:
教科書の内容を解説するとともに,理解を深めるために関連する資料を配布・提示する。教科書の演習問題を解くことにより理解しやすいように進める。
注意点:
オフィスアワー:毎月曜日放課後~17:00
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
待ち行列 |
待ち行列について理解する。 D2:1,2
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2週 |
待ち行列モデルとケンドールの記法 |
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3週 |
性能評価指標 |
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4週 |
リトルの公式 |
リトルの公式を説明できる。 D2:3
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5週 |
その他の基本公式 |
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6週 |
PASTA |
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7週 |
到着過程のサービス時間分布の基本概念 |
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
試験問題の解答,再生過程 |
確率分布と確率過程を説明できる。 D2:3
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10週 |
指数分布とポアソン過程 |
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11週 |
出生死滅過程 |
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12週 |
M/M/1モデル |
具体的な待ち行列モデルを説明できる。 D2:3
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13週 |
M/M/1(K)モデル |
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14週 |
M/M/cモデル |
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15週 |
M/M/c(0)モデル |
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16週 |
試験問題の解答 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
GI/M/1モデル |
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2週 |
M/G/1モデル |
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3週 |
M/G/1(K)モデル |
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4週 |
待ち行列ネットワークと積形式解 |
待ち行列ネットワークを理解する。D2:1,2
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5週 |
ランダムアクセスプロトコル |
待ち行列理論の通信プロトコルへの応用を理解する。D2:1,2
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6週 |
アロハ方式 |
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7週 |
CSMA方式 |
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8週 |
IEEE802.11DCF方式 |
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4thQ |
9週 |
後期中間試験 |
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10週 |
試験問題の解答,インターネットにおける多重化 |
待ち行列理論のインターネットへの応用を理解する。D2:1,2
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11週 |
多重化利得,分割損 |
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12週 |
多重化による到着過程の変化 |
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13週 |
インターネットQoS |
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14週 |
インターネットのアクセス宛先発生パターン |
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15週 |
アクセス宛先発生パターンのモデル |
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16週 |
試験問題の解答 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |