3 学年の電気磁気学Ⅰ(静電気)に続くもので,その後半部を行う。静磁気,電磁誘導を学び,電磁現象が最終的にマクスウェルの方程式にまとめられることを学ぶ。本授業では,電気・電子,通信工学の基礎となる電磁現象について基本理論を修得する。また,電磁界の基本計算ができるようになることを目標とする。
概要:
本科目は3 学年の電気磁気学Ⅰで学習した静電気に続くものであり,その後半部に該当する静磁気を学習する。
授業の進め方・方法:
シラバスに沿って教科書ベースの講義を進める。重要な基本理論と例題や演習問題の一部は講義で説明を行うが,各自理解を深めるために教科書章末の演習問題を自宅学習課題として課す。これら演習問題の詳解は教材 2の演習書にあるので,自宅学習ノートに自己添削したものを課題の記録として提出する。専攻科や大学編入を目指す学生は教材 3に記載されている参考書と合わせて勉強することが望ましい。
注意点:
学修単位に指定されているため,講義とほぼ同じ時間の自宅学習が課せられている。このため,授業用ノートとは別に記録報告用の自宅学習ノートを用意すること。オフィスアワー:月曜日放課後-17:00
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 整式の加減乗除の計算ができる。 | 3 | |
公式等を利用して因数分解ができる。 | 3 | |
分数式の加減乗除の計算ができる。 | 3 | |
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の基本的な計算ができる。 | 3 | |
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。 | 3 | |
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。 | 3 | |
2次方程式を解くことができる(解の公式も含む)。 | 3 | |
因数分解を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。 | 3 | |
基本的な連立方程式を解くことができる。具体的には、1次式と2次式の連立方程式を解くことができる。 | 3 | |
基本的な無理方程式・分数方程式を解くことができる。 | 3 | |
基本的な1次不等式を解くことができる。 | 3 | |
1元連立1次不等式を解くことができる。 | 3 | |
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。 | 3 | |
分数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 3 | |
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 3 | |
対数を利用した計算ができる。 | 3 | |
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 3 | |
対数関数を含む基本的な方程式を解くことができる。 | 3 | |
三角比を理解し、三角関数表を用いて三角比を求めることができる。一般角の三角関数の値を求めることができる。 | 3 | |
角を弧度法で表現することができる。 | 3 | |
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 3 | |
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。 | 3 | |
三角関数を含む基本的な方程式を解くことができる。 | 3 | |
ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。 | 3 | |
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、基本的な計算ができる。 | 3 | |
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。 | 3 | |
ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。 | 3 | |
導関数の定義を理解している。 | 3 | |
積・商の導関数の公式を使うことができる。 | 3 | |
合成関数の導関数を求めることができる。 | 3 | |
三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。 | 3 | |
逆三角関数を理解している。逆三角関数の導関数を求めることができる。 | 3 | |
関数の増減表をかいて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。 | 3 | |
関数の最大値・最小値を求めることができる。 | 3 | |
不定積分の定義を理解している。 | 3 | |
置換積分および部分積分を用いて、不定積分を求めることができる。 | 3 | |
定積分の定義を理解している(区分求積法)。 | 3 | |
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分の計算ができる。 | 3 | |
2重積分の定義を理解している。 | 3 | |