基礎工学実験

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎工学実験
科目番号 0069 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 通信ネットワーク工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 参考書:石田つばさ著「改訂第4版 UNIXコマンド ポケットリファレンス ビギナー編」技術評論社,松下浩明他著「情報処理入門」コロナ社/プリント,キットテスタは自己負担で購入
担当教員 塩沢 隆広,白石 啓一,川久保 貴史

到達目標

 電気回路や電気磁気学などの講義で学んだ基礎的な理論や知識を確認することで,情報通信工学の基礎科目に対する理解をより深める。また,実際に製作をして,工学における応用の感動を体験する。電気回路,電気磁気学,電子回路,電気計測などで学ぶ電流,電圧,インピーダンス,電力,ダイオード,計測法についての理解を深め,それらを実際に取り扱える能力を身につけることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実験手法実験ノート・報告書の書き方を修得している。 自分の役割,作業の目的を理解し,遂行できる。 文献調査ができる。 問題点を理解し,教師の助言を受けて解決できる。 完成するまで粘り強く取り組める。 予習復習ができている。実験ノート・報告書の書き方を70%以上修得している。 自分の役割,作業の目的の70%以上を理解し,遂行できる。 文献調査が70%以上のレベルでできる。 問題点を理解し,教師の助言を受けて70%以上解決できる。 70%以上について完成するまで粘り強く取り組める。 予習復習が70%以上できている。実験ノート・報告書の書き方を60%以上のレベルで修得することができていない。 自分の役割,作業の目的の60%以上のレベルでを理解し,遂行することができていない。 文献調査が60%以上のレベルでできていない。 問題点を理解し,教師の助言を受けて60%以上のレベルで解決することができていない。 60%以上完成するまで粘り強く取り組むことができていない。 60%以上のレベルで予習復習することができていない。
電気量の測定法等電圧,電流,抵抗,インダクタンス,キャパシタンス,インピーダンスなどの電気諸量の測定方法,オシロスコープを用いた波形観測方法,半導体素子の電気的特性の測定法,安全に関する基本知識,ハンダ付け技術,機械製図の基礎,簡単な機械加工技術,Excelを用いたグラフ作成を修得している。電圧,電流,抵抗,インダクタンス,キャパシタンス,インピーダンスなどの電気諸量の測定方法,オシロスコープを用いた波形観測方法,半導体素子の電気的特性の測定法,安全に関する基本知識,ハンダ付け技術,機械製図の基礎,簡単な機械加工技術,Excelを用いたグラフ作成を70%以上修得している。電圧,電流,抵抗,インダクタンス,キャパシタンス,インピーダンスなどの電気諸量の測定方法,オシロスコープを用いた波形観測方法,半導体素子の電気的特性の測定法,安全に関する基本知識,ハンダ付け技術,機械製図の基礎,簡単な機械加工技術,Excelを用いたグラフ作成が60%以上のレベルで修得することができていない。
諸原理等直流回路論,交流回路理論における諸定理,テスタの原理,ホイートストンブリッジ,置換法による抵抗の測定,キルヒホッフの法則,コンピュータネットワークの基礎,論理回路の動作,ダイオードの特性,C言語プログラミングについて実験を通して理解している。直流回路論,交流回路理論における諸定理,テスタの原理,ホイートストンブリッジ,置換法による抵抗の測定,キルヒホッフの法則,コンピュータネットワークの基礎,論理回路の動作,ダイオードの特性,C言語プログラミングについて実験を通して70%以上理解している。直流回路論,交流回路理論における諸定理,テスタの原理,ホイートストンブリッジ,置換法による抵抗の測定,キルヒホッフの法則,コンピュータネットワークの基礎,論理回路の動作,ダイオードの特性,C言語プログラミングについて実験を通して60%以上のレベルで理解することができていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気回路や電気磁気学などの講義で学んだ基礎的な理論や知識を実験を通じて確認する。
授業の進め方・方法:
個人または班単位で実験を行う。無断欠席をしないこと。実験を円滑安全に行うため,実験テキストをあらかじめ読んで実験内容を理解し,実験結果についての評価が的確にできるようにしておく。各テーマの終了後,原則一週間以内に報告書を提出する。
注意点:
成績評価の必要条件は,すべての実験に出席し,すべてのテーマの報告書を各自が提出し,それらがすべて受理されることである。
この科目は指定科目です。この科目の単位修得が進級要件となりますので,必ず修得して下さい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験に関する心得(2) 実験ノート・報告書の書き方を修得する。
自分の役割,作業の目的を理解し,遂行できる。
文献調査ができる。
2週 (計測技術/電気回路)
測定器の取り扱い(6)
電源,直流・交流電圧計,直流・交流電流計,発信器,周波数カウンタ,オシロスコープ
電圧,電流,抵抗などの電気諸量の測定方法,オシロスコープを用いた波形観測方法を修得する。
3週
4週
5週 報告書の書き方(2) 実験ノート・報告書の書き方を修得する。
文献調査ができる。
6週 キットテスタの組み立てと試験(6) テスタの原理について実験を通して理解する。
ハンダ付け技術を修得する。
7週
8週
2ndQ
9週 機械製図の基礎(6) 機械製図の基礎を修得する。
10週
11週
12週 機械加工実習(4)
電気回路解析(4)
C言語を用いたロボットマシンの制御(4)
キルヒホッフの法則,C言語プログラミングについて実験を通して理解する。
簡単な機械加工技術を修得する。
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週 交流基本回路の電圧・電流測定(4)
ホイートストンブリッジ(2)
置換法による抵抗の測定(2)
Excelによるグラフ作成(4)
キルヒホッフの法則,ホイートストンブリッジ,置換法による抵抗の測定について実験を通して理解する。
Excelを用いたグラフが作成,を修得する。
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週 ディジタル回路Ⅰ(4)
(電子回路)
ダイオードの特性測定(4)
コンピュータネットワークの基礎(4)
コンピュータネットワークの基礎,論理回路の動作,ダイオードの特性について実験を通して理解する。
10週
11週
12週
13週
14週
15週 総括・総評(2) 実験ノート・報告書の書き方を修得する。
自分の役割,作業の目的を理解し,遂行できる。
文献調査ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

取組姿勢,製作物,実験報告書合計
総合評価割合100100
総合評価100100