グローバル・スタディーズ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 グローバル・スタディーズ
科目番号 1054 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子システム工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜、授業の中で関連資料を配布。
担当教員 田村 昌己,中澤 拓哉

到達目標

・グローバル化の進展する現代世界を考察するための基本的な視点を身につける。
・貧困と開発、人権の重要性を学び、国境を越えた国際的な諸課題を自分の問題として考える。
・政治・経済・文化といった諸領域の関係性をグローバルな文脈から読み解いていく。


ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1グローバル化の進展する現代社会を読み解くための基本的な視座を用いて具体的な問題を考察できる。グローバル化の進展する現代社会を考察するための基本的な視座が身についている。グローバルな現代社会を考察するための基本的な視点に欠ける。
評価項目2貧困と開発、人権の重要性を理解し、そうした観点から問題を論じることができる。 貧困と開発、人権の重要性を理解している。 貧困と開発、人権の重要性が理解できていない。
評価項目3領域横断的にグローバルな視座を活用できる。領域横断的なグローバルな視座が身についてる。グローバルな視座を身につけることができていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
講義形式で授業は行っていくが、重要なトピックに関しては、学生との議論を通して論点の整理を行っていく。また、必要に応じて視聴覚教材も活用していく。学期末試験とその他、適宜レポートなどの提出物を課す。
授業の進め方・方法:
講義形式で授業は行っていくが、重要なトピックに関しては、学生との議論を通して論点の整理を行っていく。また、必要に応じて視聴覚教材も活用していく。
注意点:
この授業は学修単位のため、自学自習として、各授業のテーマに関してレポートなどの課題を課す。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 旧ソ連と民族問題(1):歴史的背景 ソ連の略史を読み解きながら,民族問題や未承認国家といった国際政治上の重要な概念について理解する。A1:3, A3:1
2週 旧ソ連と民族問題(2):ウクライナの事例 ウクライナ史を読み解き,現在それらの諸国で起きている戦争および政治的問題について理解する。A1:3, A3:1-2
3週 旧ソ連と民族問題(3):カフカースの事例 カフカース史を読み解き,現在それらの諸国で起きている戦争および政治的問題について理解する。A1:3, A3:1
4週 旧ユーゴスラヴィアと民族問題(1):歴史的背景 ユーゴスラヴィア史の基礎的事項を理解する。A1:3, A3:1
5週 旧ユーゴスラヴィアと民族問題(2):ボスニアの場合 ボスニア史について学び,現在のボスニアおよび周辺諸国における政治的問題について理解する。A1:3, A3:1
6週 旧ユーゴスラヴィアと民族問題(3):モンテネグロの場合 モンテネグロ史について学び,現在のモンテネグロおよび周辺諸国における政治的問題について理解する。A1:3, A3:1
7週 ヨーロッパ統合の中の民族問題 ヨーロッパ統合について学び,その意義・達成および問題点について理解する。A1:3, A3:1
8週 オリンピックと政治 オリンピックと政治の関わりについて考える。A1:3, A3:1,2
2ndQ
9週 北京オリンピックと人権問題 北京オリンピックにおける「外交的ボイコット」とその背景にある人権問題について理解する。A1:3, A3:1,2
10週 チベット問題 チベット問題の歴史的経緯と現状について理解する。A1:3, A3:1,2
11週 ウイグル問題 ウイグル問題の歴史的経緯と現状について理解する。A1:3, A3:1,2
12週 香港問題 香港問題の歴史的経緯と現状について理解する。A1:3, A3:1,2
13週 ブータンと中国 ブータンの歴史・文化・宗教・政治と対中関係について理解する。A1:3, A3:1,2
14週 国際社会と中国 国際社会は中国とどのように向き合うべきかを考える。A1:3, A3:1,2
15週 期末試験 試験を実施し理解度を確かめる。A1:3, A3:1,2
16週 試験の解答と解説 全体の総括を行なう。A1:3, A3:1,2

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000