応用物理Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 応用物理Ⅱ
科目番号 0084 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子システム工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:小暮陽三編集「高専の応用物理」森北出版
担当教員 清水 共

到達目標

1. 振動の基礎を学び,基本的な問題を理解する。
2.波動の基礎を学び,基本的な問題を理解する。
3.反射,屈折,回折,干渉など,光学の基礎を理解する。
4.分子の運動について理解する。 
5.熱力学の第1,2法則などの熱力学の基礎を理解する。
6.物質の波動性と粒子性,波動関数,シュレーディンガー方程式など,量子力学の基礎を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1振動・波動の基本的な問題を理解でき、説明できる。 振動・波動の基本的な問題を理解できる。振動・波動の基本的な問題を理解できない。
評価項目2反射,屈折,回折,干渉などの光学の基礎を理解でき、説明できる。反射,屈折,回折,干渉などの光学の基礎を理解できる。反射,屈折,回折,干渉などの光学の基礎を理解できない。
評価項目3熱力学の第1,2法則などの熱力学の基礎を理解でき、説明できる。熱力学の第1,2法則などの熱力学の基礎を理解できる。熱力学の第1,2法則などの熱力学の基礎を理解できない。
評価項目4物質の波動性と粒子性など,量子力学の基礎を理解でき、説明できる。物質の波動性と粒子性など,量子力学の基礎を理解できる。物質の波動性と粒子性など,量子力学の基礎を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
他の専門科目を学習する上で必要となる物理学の基礎となる振動,波動,光,熱,分子運動,電子物性を学習する。自然界の様々な現象を物理法則から論理的に理解できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業形式は講述と演習を併用する。教科書に沿って授業を行うが,理解に必要な内容については,適宜補足説明する。講義で学んだことは,さらに演習・レポートにより復習させ習熟度を高める。
注意点:
試験を80 %,レポートを10%,演習等を10 %の比率で評価する。
但し,未提出レポートがある場合はレポートの評価を零とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 振動:調和振動 調和振動子が理解できる。
2週 振動:調和振動 調和振動子が理解できる。
3週 振動:振動 調和振動子が計算できる。
4週 波動:波動 波動が理解できる。
5週 波動:波動方程式 波動方程式が理解できる。
6週 波動:波動方程式 波動方程式が理解できる。
7週 波動: 波のエネルギー 波のエネルギーが理解できる。
8週 前期中間試験 到達度を確認する
2ndQ
9週 答案返却・解答
10週 光:伝搬 光の伝搬が理解できる。
11週 光:干渉 光の干渉が理解できる。
12週 光:干渉 光の干渉が理解できる。
13週 光:回折 光の回折が理解できる。
14週 光:回折 光の回折が理解できる。
15週 光:偏向 光の偏向が理解できる。
16週 前期期末試験 到達度を確認する
後期
3rdQ
1週 熱と分子運動:温度と熱 温度の関係が理解できる。
2週 熱と分子運動:温度と熱 熱の関係が理解できる。
3週 熱と分子運動:気体の状態と分子運動 気体の状態が理解できる。
4週 熱と分子運動:気体の状態と分子運動 分子運動が理解できる。
5週 熱と分子運動:熱力学の第1法則 熱力学の第1法則が理解できる。
6週 熱と分子運動:熱力学の第1法則 熱力学の第1法則が理解できる。
7週 熱と分子運動:熱力学の第2法則 熱力学の第2法則が理解できる。
8週 後期中間試験 到達度を確認する
4thQ
9週 答案返却・解答
10週 量子力学:粒子性と波動性 粒子性が理解できる。
11週 量子力学:粒子性と波動性 波動性が理解できる。
12週 量子力学とその応用:シュレーディンガー方程式 シュレーディンガー方程式を用いることができる。
13週 量子力学とその応用:井戸型ポテンシャル問題 井戸型ポテンシャル問題を計算することができる。
14週 量子力学とその応用:井戸型ポテンシャル問題 井戸型ポテンシャル問題を計算することができる。
15週 量子力学とその応用:波動関数 波動関数が理解できる
16週 後期期末試験 到達度を確認する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート演習合計
総合評価割合801010100
基礎的能力0000
専門的能力801010100
分野横断的能力0000