基礎数学Ⅰ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 基礎数学Ⅰ
科目番号 1004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 情報工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 教科書:大日本図書「基礎数学」/教材:啓林館「Focus Z I+A,II+B」
担当教員 上原 成功

到達目標

1. 式と数の計算について習熟を目指す
2. 方程式と不等式に関する基本事項を理解している
3. 関数とグラフに関する基本事項を理解している
4. 指数関数に関する基本事項を理解している

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実数,複素数,整式を理解して計算に習熟している数と式について基本事項を理解し,数と式の計算ができる3次式までの展開もしくは因数分解の計算ができない。
評価項目2方程式と不等式を扱え,諸問題に適用して解を導き出せる方程式と不等式の基本事項を理解している方程式と不等式について理解していない
評価項目3関数とグラフを扱えて,諸問題に適用して解を導き出せる関数とグラフに関する基本事項を理解している関数とグラフについて理解していない
評価項目4指数関数を諸問題に適用して解を導き出せる指数の実数への拡張を理解して,指数関数に関する基本事項を理解している指数の実数への拡張について理解していないか,または指数関数について理解していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
式と数の計算,方程式と不等式,関数とグラフ,指数関数について,基本事項の理解と計算の習熟を目的として,教科書を用いた講義や,プリントによる演習を行う。
授業の進め方・方法:
教科書にそって基本事項と例題を解説したのち,問の問題を演習する。適宜プリントを用いた演習を行う。一般演習の時間に小テストや中間試験を実施する。週6時間の授業なので,予習・復習が必要である。
注意点:
オフィスアワー:火曜日放課後

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 整式の加法・減法 整式の乗法 整式の加減と乗法の計算ができ,展開公式が使える。D1:1,2
2週 因数分解 整式の除法 剰余の定理 因数分解の公式が利用できる。整式の除法の計算ができる。D1:1,2
3週 剰余の定理と因数定理 問題演習 因数定理が利用できる。D1:1,2
4週 定期試験1 分数式の計算 実数 分数式の加減乗除の計算ができる。実数・絶対値を理解して簡単な計算ができる。D1:1-3
5週 平方根 複素数 問題演習 平方根の基本的な計算ができる。D1:1-3
6週 2次方程式 解と係数の関係 いろいろな方程式 解の公式,解と係数の関係が利用できる。D1:1,2
7週 高次方程式 恒等式 等式の証明 基本的な高次方程式を解ける。D1:1,2
8週 定期試験2
2ndQ
9週 不等式の性質 1次不等式の解法 いろいろな不等式 1次および2次不等式を解ける。D1:1-3
10週 不等式の証明 集合 命題 不等式の証明ができる。集合と命題の基本事項を理解する。D1:1-3
11週 2次関数のグラフ 2次関数の最大・最小 2次方程式 2次関数の性質を理解し,グラフがかけて,最大・最小値を求めることができる。D1:1,2
12週 2次不等式 定期試験3 べき関数 2次不等式が解ける。D1:1,2
13週 分数関数 無理関数 逆関数  分数関数,無理関数,逆関数を理解する。D1:1,2
14週 累乗根 指数の拡張 指数関数 累乗根を理解し,指数法則を拡張し,計算できる。指数関数の性質やグラフを理解する。D1:1,2
15週 指数の方程式 問題演習 指数を含む方程式が解ける。D1:1,2
16週 定期試験4
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3前1,前2
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。3前2,前3
分数式の加減乗除の計算ができる。3前4
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。3前4
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。3前5
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。3前6
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。3前6
簡単な連立方程式を解くことができる。3前7
無理方程式・分数方程式を解くことができる。3前7
1次不等式や2次不等式を解くことができる。3前9,前12
恒等式と方程式の違いを区別できる。3前7
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。3前11
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3前12,前13
簡単な場合について、関数の逆関数を求め、そのグラフをかくことができる。3前13
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。3前14
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3前14
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合9050500100
基礎的能力9050500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000