基礎数学Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 基礎数学Ⅱ
科目番号 1005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 情報工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 担当教員作成資料,教科書:大日本図書「新基礎数学」/教材:啓林館「Focus Z I+A,II+B」
担当教員 橋本 竜太

到達目標

1.三角関数に関する基本事項を理解している
2.座標平面上の基本図形に関する基本事項を理解している
3.場合の数に関する基本事項を理解している

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1一般の角に対する三角関数の値の基本的性質が分かる。特別な角に対する三角関数の値が分かる。特別な角に対する三角関数の値が分からない。
評価項目2方程式を解く際に三角関数の相互関係を活用することができる。正弦,余弦,正接のいずれかの値から残りの値を求めることができる。正弦と余弦のいずれかの値からもう一方の値を求めることができない。
評価項目3集合の要素の数や順列・組合せの考え方を適用して,場合の数を求めることができる。集合の要素の数や順列・組合せに関する基本的な計算ができる。集合の要素の数や順列・組合せに関する基本的な計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
三角関数,座標平面上の基本図形,場合の数について,基本事項の習熟を目標とする。
授業の進め方・方法:
担当教員が用意するプリント資料および指定教科書により進める講義形式の授業Aと,授業Aで学習したことの補足や発展として演習に取り組む授業Bとを交互に実施する。一般演習の時間に小テストを実施することがある。担当教員の指示する予習復習は実践しているものとして授業は進行するので,授業時間外の学習を怠らないこと。
注意点:
一般演習の時間の小テストの結果が不良の学生を対象とした補習を実施する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 対数 対数の基本的な計算ができる。D1:1,2
2週 対数関数 対数関数の性質を理解する。
常用対数を扱うことができる。D1:1,2
3週 座標平面 三角関数の性質を確かめるために必要な座標平面に関する知識を身につける。
座標平面上の点の扱いに習熟する。D1:1,2
4週 弧度法,正弦と余弦 度数法と弧度法を扱うことができる。
扇形の計量ができる。
一般角を扱うことができる。
余弦や正弦の値の符号判定や大小比較ができる。
特別な角に対する余弦や正弦の値が分かる。D1:1,2
5週 正接,三角関数の相互関係 三角関数の相互関係を活用できる。D1:1-3
6週 加法定理とその応用 加法定理の公式を活用できる。
倍角の公式や半角の公式を活用できる。D1:1-3
7週 積和の公式,和積の公式,三角方程式 1次式の三角関数を含む簡単な三角方程式を解くことができる。
三角関数の相互関係を利用して三角方程式を解くことができる。D1:1,2
8週 後期中間試験
4thQ
9週 三角関数のグラフ,三角関数の合成 1次式の三角関数のグラフを描くことができる。
余弦と正弦の線形和を1次式の正弦で表すことができる。D1:1,2
10週 図形の計量 余弦定理や正弦定理を活用した図形の計量ができる。D1:1-3
11週 直線や円の方程式 直線や円の方程式を扱うことができる。D1:1,2
12週 2次曲線の方程式 2次曲線の方程式を扱うことができる。D1:1,2
13週 不等式と領域 不等式で表された領域を図示できる。D1:1,2
14週 順列と組合せ 場合の数に関する基本的な計算ができる。D1:1,2
15週 二項定理 二項定理を活用できる。D1:1,2
16週 後期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。3後1
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3後2
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3後2
角を弧度法で表現することができる。3後4
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3後4,後5,後9
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。3後6,後7,後9
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3後5,後6,後7
三角比を理解し、簡単な場合について、三角比を求めることができる。3後4,後5
一般角の三角関数の値を求めることができる。3後4,後5
2点間の距離を求めることができる。3後3
内分点の座標を求めることができる。3後3
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。3後11
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。3後11
放物線、楕円、双曲線の図形的な性質の違いを区別できる。3後12
簡単な場合について、不等式の表す領域を求めたり領域を不等式で表すことができる。3後13
積の法則と和の法則を利用して、簡単な事象の場合の数を数えることができる。3後14
簡単な場合について、順列と組合せの計算ができる。3後14,後15
等差数列・等比数列の一般項やその和を求めることができる。3
総和記号を用いた簡単な数列の和を求めることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80550010100
基礎的能力80550010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000