芸術Ⅰ(美術)

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 芸術Ⅰ(美術)
科目番号 1012 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 永井 崇幸

到達目標

1. 基本的な描写力を養うことができる。
2. イメージを連鎖させる発想力を養い、伸ばすことができる。
3. 言葉では表現できないことを感じる美意識を深めることができる。
4. 写実描写、構想画、デザイン画などの絵画表現や鑑賞を通して、豊かな感性と心情を養うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 対象物をよく観察し、形、質感が良く表現された描写ができている。 対象物を観察し、形、質感の描写ができている。 対象物の観察があまく、形、質感の描写が不十分である。
評価項目2 自発的にイメージを連鎖をさせて、豊かな発想を沸かせて作品に表現することができている。 イメージを連鎖をさせて、作品に表現できている。 イメージの連鎖が乏しく、発想をまとめることができない。
評価項目3 作品から視覚芸術の魅力を感じることができる。 作品から視覚芸術の魅力を感じさせようと努力している。 作品から視覚芸術の魅力を感じない。
評価項目4独自の創造性を感じさせる作品であり、完成度の高い制作を楽しむことができている。 創造性を感じさせる作品であり、制作を楽しむことができている。 創造性を感じさない作品であり、制作を楽しむことができていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1年、2年生を通して、発想力を養い、イマジネーションを膨らませ、人にわかりやすい視覚的な表現ができる力を養う。そして、写実描写、構想画、デザイン画などの絵画表現や鑑賞を通して,創造力を伸ばし,豊かな感性と心情を養う。言葉では表現できないことを感じる美意識を深める。

授業の進め方・方法:
イメージの連鎖を学び、相対し比較することでその本質を見定める発想力を養う。イメージを膨らませて自己の表現を追求させる。
注意点:
課題に興味を持たせることが重要である。参考作品を掲示して、完成度を高めさせる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・ペンを持った手のデッサン 鉛筆で明暗をつけ,立体感と質感を表現する。E6:1
2週 デザイン・構想画記憶の絵地図を描く(1) 幼少期における遊びの原体験を絵地図として表現する。楽しいイメージとなるように下描きをする。
B2:1
3週 デザイン・構想画記憶の絵地図を描く(2) あらゆる表現方法を用いて、着彩をする。
B2:1
4週 デザイン・構想画記憶の絵地図を描く(3) 着彩、文字を書き込み、完成させる。
B2:1
5週 色彩表現・デザイン       楽しい・悲しいの表現(1) 色彩の学習をし、言葉では表現できない感覚的なことが視覚的に表現できることをしる。
E6:1
6週 色彩表現・デザイン       楽しい・悲しいの表現(1) 色の知覚・心理的効果を学習して,効果的な色彩表現を学ぶ。E6:1
7週 色彩表現・デザイン       楽しい・悲しいの表現(2) 枠の中に着色できる。混色が出来る。E6:1
8週 色彩表現・鉛筆描写   重い・軽いの表現(1)
枠の中に着色できる。混色が出来る。E6:1
4thQ
9週 「軽い」と「重い」の表現 比較することで観念的でないイメージを膨らませる。E6:1
10週 「軽い」と「重い」の表現 比較することで観念的でないイメージを膨らませる。E6:1
11週 「軽い」と「重い」の表現 形と色によって,言葉で表現できない表現が可能であることを認識する。E6:1
12週 精密描写 鉛筆デッサン,着彩 身近にある工業製品の精密描写を試みることで機能美,材質の特性,ロゴマーク,配色などを学習し,立体的な表現が出来る。B2:1
13週 精密描写 鉛筆デッサン,着彩 身近にある工業製品の精密描写を試みることで機能美,材質の特性,ロゴマーク,配色などを学習し,立体的な表現が出来る。B2:1
14週 精密描写 鉛筆デッサン,着彩 デッサンをして立体感のある表現をする。
何度も塗り重ねる透明水彩の技法を習得する。E6:1
15週 精密描写 鉛筆デッサン,着彩 デッサンをして立体感のある表現をする。
何度も塗り重ねる透明水彩の技法を習得する。E6:1
16週 後期末実技評価 デッサンをして立体感のある表現をする。
何度も塗り重ねる透明水彩の技法を習得する。E6:1

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験実技相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合09001000100
基礎的能力09001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000