オートマトン理論

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 オートマトン理論
科目番号 4042 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:4
教科書/教材 富田悦次,横森貴著「オートマトン・言語理論(第2版)」森北出版
担当教員 近藤 祐史

到達目標

1.形式言語について理解する。
2.有限オートマトンについて理解する。
3.正規文法について理解する。
4.文脈自由文法について理解する。
5.プッシュダウンオートマトンについて理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1形式言語について理解し,説明できる。形式言語について理解している。形式言語について理解していない。
評価項目2有限オートマトンについて理解し,説明できる。有限オートマトンについて理解している。有限オートマトンについて理解していない。
評価項目3正規文法について理解し,説明できる。正規文法について理解している。正規文法について理解していない。
評価項目4文脈自由文法について理解し,説明できる。文脈自由文法について理解している。文脈自由文法について理解していない。
評価項目5プッシュダウンオートマトンについて理解し,説明できる。プッシュダウンオートマトンについて理解している。プッシュダウンオートマトンについて理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 オートマトンと形式言語の基礎理論を修得させることを目的とする。本講義で学ぶ内容は,「計算」や「言語」の概念を形式的にとらえそれを活用するための基本的な方法論である。これは情報システム(テキスト編集プログラム,コンパイラ,またさらに高度なシステム)の設計,プログラミング言語の記述,自然言語処理などを学習する際に不可欠な基礎知識である。
授業の進め方・方法:
 教科書に沿って進行する。演習をグループ学習にて行う。適宜,練習問題・類題のレポート・小テストを課す。また,定期試験に準じた確認試験を行う。
注意点:
質問等は,kondoh@di.kagawa-nct.ac.jp へメールするか,教員室(第3学科等3階)を訪問してください。
オフィスアワー: 月曜日 放課後~17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス
数学的準備
形式言語について理解する。D2:1,2
2週 有限オートマトンと正規表現 有限オートマトンについて理解する。D2:1,2
3週 有限オートマトンと正規表現 有限オートマトンについて理解する。D2:1,2
4週 有限オートマトンと正規表現
確認試験
有限オートマトンについて理解する。D2:1,2
5週 有限オートマトンと正規表現 有限オートマトンについて理解する。D2:1,2
6週 有限オートマトンと正規表現 有限オートマトンについて理解する。D2:1,2
7週 有限オートマトンと正規表現 有限オートマトンについて理解する。D2:1,2
8週 後期中間試験 前期中間試験
4thQ
9週 言語と形式文法 正規文法について理解する。D2:1,2
10週 文脈自由文法(CFG) 文脈自由文法(CFG)について理解する。D2:1,2
11週 文脈自由文法(CFG) 文脈自由文法(CFG)について理解する。D2:1,2
12週 文脈自由文法(CFG)
確認試験
文脈自由文法(CFG)について理解する。D2:1,2
13週 プッシュダウンオートマトン(PDA) プッシュダウンオートマトンについて理解する。D2:1,2
14週 プッシュダウンオートマトン(PDA) プッシュダウンオートマトンについて理解する。D2:1,2
15週 プッシュダウンオートマトン(PDA) プッシュダウンオートマトンについて理解する。D2:1,2
16週 後期期末試験
試験返却
後期期末試験
試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。2

評価割合

試験小テスト合計
総合評価割合8020100
基礎的能力602080
専門的能力20020