概要:
日々変化する世の中の様々な情報を効率よく管理し利用するため、情報処理システムの中心要素であるデータベースの基本概念を理解させ、実世界のデータ構造を記述する記号系としてのデータモデルの概念を学習する。また、実際にデータベース管理システムを利用して、データベースの構築と操作を演習させる。
授業の進め方・方法:
教科書に従い、リレーショナルデータベースの基本概念と、その基となっている数学的基盤を講義する。リレーショナル代数やリレーションの正規化の学習では、課題を与えてレポートを提出させる。後期には、データベース言語SQLを学習し、実際のデータベース管理システムを使って演習を行い、理解させる。
注意点:
オフィスアワー:毎月曜日 放課後~ 17:00
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
データベースの概要 |
データベースに関する基本的な概念を理解している。D2:1,2
|
2週 |
ドメインの定義と直積 |
ドメインとその直積を理解している。D2:1,2
|
3週 |
リレーションの正規化
|
非第1正規形リレーションを正規化できる。D2:1,2
|
4週 |
候補キーと主キー |
候補キーと主キー理解してリレーションからキーを選択できる。D2:1,2
|
5週 |
集合演算とリレーショナル代数 |
4つの集合演算を理解し、演算ができる。D2:1,2
|
6週 |
ファイルとデータベース |
ファイルとデータベースによるデータ操作を理解している。D2:1
|
7週 |
集合演算とリレーショナル代数の演習
|
4つの集合演算を理解し、演算ができる。D2:1,2
|
8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
集合演算とリレーショナル代数 |
4つのリレーショナル代数演算を理解し、演算ができる。D2:1,2
|
10週 |
集合演算とリレーショナル代数 |
4つのリレーショナル代数演算を理解し、演算ができる。D2:1,2
|
11週 |
集合演算とリレーショナル代数と演習 |
4つのリレーショナル代数演算を理解し、演算ができる。D2:1,2
|
12週 |
集合演算とリレーショナル代数と演習 |
集合演算とリレーショナル代数を使い、実際のデータ操作ができる。D2:1,2
|
13週 |
データモデリング |
2段階のデータモデリングを理解して概念モデルが設計できる。D2:1-3
|
14週 |
実体-関連モデル |
実体-関連モデルを理解し,実体-関連図を表すことができる。D2:1,2
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
テスト返却と解説 |
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
更新時異状と正規化 |
第1正規形の更新時異状を理解して情報無損失分解ができる。D2:1,2
|
2週 |
関数従属性 |
リレーションにおける関数従属性を理解している。D2:1,2
|
3週 |
正規化理論 |
第2正規形を理解し、テーブルの正規化ができる。D2:1,2
|
4週 |
正規化理論と演習 |
第3正規形を理解し、テーブルの正規化ができる。D2:1,2
|
5週 |
正規化理論と演習 |
ボイスコッド正規形を理解し、テーブルの正規化ができる。D2:1,2
|
6週 |
多値従属性 |
リレーションにおける多値従属性を理解している。D2:1,2
|
7週 |
高次の正規化 |
第4正規形以上の高次の正規化を理解している。D2:1,2
|
8週 |
データベース言語SQL |
データベース言語SQLの基本を理解している。D2:1-3
|
4thQ |
9週 |
データベース言語SQLとその演習 |
SQLのデータ定義言語によりデータベースや表を定義をできる。D2:1-3
|
10週 |
データベース言語SQLとその演習 |
SQLのデータ操作言語により表の操作ができる。D2:1-3
|
11週 |
データベース演習 |
SQL言語を使って表のデータ操作ができる。D2:1-3
|
12週 |
データベース演習 |
SQL言語を使って表のデータ操作ができる。D2:1-3
|
13週 |
データベース演習 |
さまざまなデータ操作をSQL言語で記述できる。D2:1-3
|
14週 |
データベース演習 |
さまざまなデータ操作をSQL言語で記述できる。D2:1-3
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
テスト返却と解説 |
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | その他の学習内容 | データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。 | 4 | |
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。 | 4 | |