情報工学演習(留学生)

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 情報工学演習(留学生)
科目番号 5401 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 浜辺隆二著「論理回路入門」 森北出版,長谷川 聡 著「よくわかるC言語」近代科学社,情報処理研究会編「初心者のためのプログラミング課題集」森北出版
担当教員 近藤 祐史

到達目標

 情報工学科3年次以降の授業を理解する上で必要な知識を習得する。特に情報工学科ではCPUの仕組みやプログラムの記述能力が強く要求されるため,論理回路の基礎やプログラミングの基本的技術の習得を第一の目標とする。また,3年次以降の授業を理解する上で知識が不足していると思われる項目があれば柔軟に対応する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
Windowsの基本的な操作ができる基本的な操作が迅速にできる基本的な操作ができる基本的な操作ができない
ワープロを用いて文書作成ができる 文書作成が迅速にできる 文書作成ができる 文書作成ができない
2進数の加減算が行える2進数の加減算が行える2進数の加減算の方法を知っている2進数の加減算ができない
論理数学の基礎を理解し,ブール代数による論理演算が行える ブール代数による論理演算が行える 論理数学の基礎を理解している論理数学の基礎を理解していない
真理値表と標準形の関係を理解し,真理値表から標準形を求められる  真理値表と標準形の関係を理解し,真理値表から標準形を求められる  真理値表と標準形の関係を理解している 真理値表と標準形の関係を理解していない
カルノー図による簡単化が行える カルノー図による簡単化が行える カルノー図による簡単化を理解しているカルノー図による簡単化を理解していない
プログラム作成の基本手順を理解する プログラム作成ができる プログラム作成の基本手順を理解する プログラム作成の基本手順を理解していない
プログラムの基本構造を理解するプログラムの基本構造を理解するプログラムの基本構造を知っているプログラムの基本構造を知らない
選択構造や繰り返し構造をC言語で記述することができる選択構造や繰り返し構造をC言語で記述することができる選択構造や繰り返し構造を知っている選択構造や繰り返し構造を知らない
配列を使用した基本的なアルゴリズムを理解する 配列を使用した基本的なアルゴリズムを理解する 配列を使用できる配列を使用できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
各学習項目ごとに,それぞれの学習内容について演習形式で進める。また,学習項目に応じて適宜課題を与え,レポートを提出させる。
授業の進め方・方法:
前期は,コンピュータの基本操作および2学年のテキストを使ってディジタル回路の基礎を修得させる。また,後期は,2学年の情報処理Ⅰで学ぶ内容に沿ってプログラミングの基礎的技術を習得させる。
注意点:
質問等は,kondoh@di.kagawa-nct.ac.jp へメールするか,教員室(第3学科等3階)を訪問してください。
オフィスアワー: 月曜日 放課後~17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 タイピング練習
2週 Windowsの基本的操作の演習1 Windowsの基本的な操作ができる  C1:1,2
3週 Windowsの基本的操作の演習2
4週 Wordによる日本語文書作成演習 ワープロを用いて文書作成ができる   C3:1,2
5週 数の表現,補数表現,補数加算 2進数の加減算が行える D2:1,2
6週 数と文字の符号化
7週 ブール代数の基本法則 論理数学の基礎を理解し,ブール代数による論理演算が行える            D2:1,2
8週 論理演算と論理記号
2ndQ
9週 演習
10週 加法標準形と乗法標準形 真理値表と標準形の関係を理解し,真理値表から標準形を求められる         D2:1,2
11週 標準形と真理値表
12週 演習
13週 カルノー図の考え方 カルノー図による簡単化が行える   D2:1,2
14週 カルノー図による簡単化
15週 演習
16週
後期
3rdQ
1週 UNIXの基本的操作の演習
2週 C言語処理系の基本操作の演習 プログラム作成の基本手順を理解する
D2:1,2, E2:1, E3:1
3週 標準入出力
4週 変数・型・代入・算術演算 プログラムの基本構造を理解する
D2:1,2, E2:1, E3:1
5週 標準関数の利用
6週 if文, switch文による場合分け 選択構造や繰り返し構造をC言語で記述することができる
D2:1,2, E2:1,2, E3:1-3
7週 for文による繰り返し
8週 while文による繰り返し
4thQ
9週 1次元配列, 多次元配列 配列を使用した基本的なアルゴリズムを理解する             
D2:1,2, E2:1,2, E3:1,2
10週 最大・最小,平均アルゴリズム
11週 ソートアルゴリズム
12週 ユーザ関数 仕様に従って関数を作成することができる
             D2:1,2, E2:1,2, E3:1,2
13週 ファイル入出力
14週 ポインタ 構造体,ポインタを使用した処理ができる 
D2:1,2, E2:1,2, E3:1,2
15週 構造体
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000