ソフトウェア設計論Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 ソフトウェア設計論Ⅱ
科目番号 0007 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 プリント配布
担当教員 金澤 啓三

到達目標

1. C言語,C++言語を用いて演習に取り組み,与えられた課題を解くプログラムを作成できる。
2. アルゴリズムを見出す論理的な思考を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自分の力で課題を満足するプログラムを構築できる。説明を受けることにより課題を満足するプログラムを作成できる。C言語,C++言語を用いてプログラミング演習ができない。
評価項目2目的を達成するためにアルゴリズムを見出すことができる。アルゴリズムの動きを理解することができる。アルゴリズムがどのような動きをするのか理解できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
C, C++言語による各種抽象的なデータ構造を学習し,構造化プログラミング,オブジェクト指向プログラミングを習得することにより応用的なプログラミング能力を養成する。プログラミング演習はLinux のパーソナルコンピュータ上で行い,課題プログラムの演習を通じて,設計からデバッグまで将来に渡って様々なシーンで活用できるプログラミング能力を身に着けることを目標とする。
授業の進め方・方法:
学習項目ごとに,学習内容の解説と関連するプログラム文法やアルゴリズムを講義する。その後,学んだ知識を活用した演習課題プログラムを作成し理解を深める。プログラミング演習はLinuxのパーソナルコンピュータ上で行い,プログラミング言語にはC言語及びC++言語を用いる。作成したプログラムは演習レポートとして提出させる。また適宜,理解度確認のための小テストを実施する。
注意点:
定期試験70%,演習レポートと提出物を30%の比率で総合評価する。定期試験は中間試験と期末試験の平均点とし,演習レポート課題を20%,定期的に課す提出物を10%とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
構造体
構造体を理解し,提示されたプログラム課題に活用できる
2週 構造体 構造体を理解し,提示されたプログラム課題に活用できる
3週 構造体とポインタ 構造体を理解し,提示されたプログラム課題に活用できる
4週 構造体とポインタ 構造体を理解し,提示されたプログラム課題に活用できる
5週 連結リスト 構造体を理解し,提示されたプログラム課題に活用できる
6週 連結リスト 構造体を理解し,提示されたプログラム課題に活用できる
7週 分割コンパイル プログラムを複数の翻訳単位に分割して開発する手法を理解する
8週 分割コンパイル
後期中間試験
プログラムを複数の翻訳単位に分割して開発する手法を理解する
4thQ
9週 オブジェクト指向 オブジェクト指向の基本的な考え方を理解する
10週 カプセル化と情報隠蔽 クラスの基本的な機能を理解し,提示されたプログラム課題に活用できる
11週 クラスとインスタンス
クラスの基本的な機能を理解し,提示されたプログラム課題に活用できる
12週 メンバとメソッド クラスの基本的な機能を理解し,提示されたプログラム課題に活用できる
13週 コンストラクタとデストラクタ クラスの基本的な機能を理解し,提示されたプログラム課題に活用できる
14週 継承とポリモーフィズム クラスの基本的な機能を理解し,提示されたプログラム課題に活用できる
15週 抽象クラス クラスの基本的な機能を理解し,提示されたプログラム課題に活用できる
16週 成績確認,授業評価アンケート 総括

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力2000010030
専門的能力5000020070
分野横断的能力0000000