工業英語

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 工業英語
科目番号 7008 科目区分 工学基礎 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学専攻(機械工学コース)(2023年度以前入学者) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書「CLIL in English Technology and the Society」南雲堂
担当教員 古庄 清宏

到達目標

1. 科学技術に関する論文を読むために必要な基礎的英語読解力を養う。
2. 科学技術に関する論文の特徴や読解方法などを学び,基本的な英語の論文を読めるようになり,論文のアブストラクト程度を書くことができるようになる。
3.プレゼンテーションのやり方やレポートの書き方などに慣れる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1科学技術に関する論文を読むために必要な英語読解力を習得する。 科学技術に関する論文を読むために必要な基礎的英語読解力を習得する。科学技術に関する論文を読むために必要な基礎的英語読解力を習得できていない。
評価項目2科学技術に関する論文の特徴や読解方法などを学び,大体の英語の論文を読めるようになり,論文のアブストラクト程度を書くことができるようになる。科学技術に関する論文の特徴や読解方法などを学び,基本的な英語の論文を読めるようになり,論文のアブストラクト程度を簡潔に書くことができるようになる。科学技術に関する論文の特徴や読解方法などを理解できていない,基本的な英語の論文を読めない,論文のアブストラクト程度を簡潔に書くことができない。
評価項目3プレゼンのやり方やレポートの書き方などに慣れる。プレゼンのやり方やレポートの書き方などに慣れる。プレゼンのやり方やレポートの書き方などに慣れていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
マスメディアやインターネットに現れる工学・科学系を中心とした題材の英語文章などの読み方や速読法の習得と,科学的エッセイの精読の訓練をCLILを通して行う。また、英語論文やアブストラクトでよく使われる文体や表現などの基本的知識を学び,様々な英文を読む演習も行なう。さらに,自分の興味を持った英文の科学エッセイをレポートにまとめたり,プレゼンをしたりもする。
授業の進め方・方法:
マスメディアやインターネットに現れる工学・科学系を中心とした題材の英語文章などの読み方や速読法の習得と,科学的エッセイの精読の訓練を行う。また、英語論文やアブストラクトでよく使われる文体や表現などの基本的知識を学び,様々な英文を読む演習も行なう。さらに,自分の興味を持った英文の科学エッセイをレポートにまとめたり,プレゼンをしたりもする。全ての講義においてCLIL(Content and Language Integrated Learning )(内容と言語を統合した学習)の考え方をもとにした工学英語の理解と実践を行う。学生の自律的な学習を促していく。
注意点:
予習をしてくること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Unit1 Artificial intelligence(AI): present and future
AI を英語で学び、話し合い、理解できる
各practiceの指示に準拠しながら展開するが、正解を求めるのではなく、考えることを重視する。興味を持って活動することを広げ、活動のプロセスを大切にする。Review Testで80%以上の正解をする。
2週 Unit2 3D printing : technology that makes our life more comfortable
3D printing を英語で学び、話し合い、理解できる
各practiceの指示に準拠しながら展開するが、正解を求めるのではなく、考えることを重視する。興味を持って活動することを広げ、活動のプロセスを大切にする。Review Testで80%以上の正解をする。
3週 Unit3 Power electronics supporting our life Technology column 25
Power electronics を英語で学び、話し合い、理解できる
各practiceの指示に準拠しながら展開するが、正解を求めるのではなく、考えることを重視する。興味を持って活動することを広げ、活動のプロセスを大切にする。Review Testで80%以上の正解をする。
4週 Technology column 1 A history of engineering
エンジニアの簡単な歴史について理解を深める
記事の内容について興味ある点を深く、英語で理解する。
Paragraph Writing は、Topic sentence, Supporting sentences, Conclusion の基本のもと、ある程度自由に書くことを優先する。それをもとに話すことも視野に入れて活動ができる。
5週 Unit4 Eco-housing for a better life
Eco-housingを英語で学び、話し合い、理解できる
各practiceの指示に準拠しながら展開するが、正解を求めるのではなく、考えることを重視する。興味を持って活動することを広げ、活動のプロセスを大切にする。Review Testで80%以上の正解をする。
6週 Unit5 Flow and the energy: fluid dynamics is useful in our life
Flow and the energyを英語で学び、話し合い、理解できる
各practiceの指示に準拠しながら展開するが、正解を求めるのではなく、考えることを重視する。興味を持って活動することを広げ、活動のプロセスを大切にする。Review Testで80%以上の正解をする。
7週 Unit6 Electric vehicles (EVs): technology for assisting us
Electric vehicles (EVs)を英語で学び、話し合い、理解できる
各practiceの指示に準拠しながら展開するが、正解を求めるのではなく、考えることを重視する。興味を持って活動することを広げ、活動のプロセスを大切にする。Review Testで80%以上の正解をする。
8週 Technology column2 :Saving energy
エネルギー供給(節約)について理解を深める
記事の内容について興味ある点を深く、英語で理解する。
Paragraph Writing は、Topic sentence, Supporting sentences, Conclusion の基本のもと、ある程度自由に書くことを優先する。それをもとに話すことも視野に入れて活動ができる。
4thQ
9週 Unit7 Rescue robots as substitutes in danger
Rescue robotsを英語で学び、話し合い、理解できる
各practiceの指示に準拠しながら展開するが、正解を求めるのではなく、考えることを重視する。興味を持って活動することを広げ、活動のプロセスを大切にする。Review Testで80%以上の正解をする。
10週 Unit8 Nanotechnology to change our life
Nanotechnologyを英語で学び、話し合い、理解できる
各practiceの指示に準拠しながら展開するが、正解を求めるのではなく、考えることを重視する。興味を持って活動することを広げ、活動のプロセスを大切にする。Review Testで80%以上の正解をする。
11週 Unit9 The hydrogen fuel cell train
The hydrogen fuel cell trainを英語で学び、話し合い、理解できる
各practiceの指示に準拠しながら展開するが、正解を求めるのではなく、考えることを重視する。興味を持って活動することを広げ、活動のプロセスを大切にする。Review Testで80%以上の正解をする。
12週 Technology column3 : Some issues of IoT
IoTについて理解を深める
記事の内容について興味ある点を深く、英語で理解する。
Paragraph Writing は、Topic sentence, Supporting sentences, Conclusion の基本のもと、ある程度自由に書くことを優先する。それをもとに話すことも視野に入れて活動ができる。
13週 Unit10 Protein: research expands to outer space
Proteinを英語で学び、話し合い、理解できる
各practiceの指示に準拠しながら展開するが、正解を求めるのではなく、考えることを重視する。興味を持って活動することを広げ、活動のプロセスを大切にする。Review Testで80%以上の正解をする。
14週 Unit11Shifting to renewable energy
renewable energyを英語で学び、話し合い、理解できる
各practiceの指示に準拠しながら展開するが、正解を求めるのではなく、考えることを重視する。興味を持って活動することを広げ、活動のプロセスを大切にする。Review Testで80%以上の正解をする。
15週 Unit12 Nature learning: engineers look to the natural world
Nature learningを英語で学び、話し合い、理解できる
各practiceの指示に準拠しながら展開するが、正解を求めるのではなく、考えることを重視する。興味を持って活動することを広げ、活動のプロセスを大切にする。Review Testで80%以上の正解をする。
16週 Technology column4 :Withdrawing water from the dry desert air
water from the dry desert airについて理解を深める
記事の内容について興味ある点を深く、英語で理解する。
Paragraph Writing は、Topic sentence, Supporting sentences, Conclusion の基本のもと、ある程度自由に書くことを優先する。それをもとに話すことも視野に入れて活動ができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3後1,後2,後3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3後1,後2,後3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。4後1,後2,後3,後4,後5,後6,後15,後16
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3後2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3後3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3後4
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3後5
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3後6
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3後7
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3後8
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3後8
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。4後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3後9
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3後10
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3後11
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3後12
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。4後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。4後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。4後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3後13,後14,後15,後16

評価割合

Review TestWord quiz発言・発表課題合計
総合評価割合50102515100
基礎的能力20510540
専門的能力20510540
分野横断的能力1005520