概要:
環境防災工学Ⅰで学んだ自然災害論,地震,耐震設計に関する基礎知識を深め,より現実的な応用地質学,斜面災害学,地震による液状化問題に話題を広げ,防災と環境に関する一般的な知識を理解できる能力を涵養する。また,平常授業に対する真摯な取組み態度を涵養する。
授業の進め方・方法:
授業内容は必要最小限の項目にとどめる。授業内容の理解を助けたり深めたりするために必要に応じて演習や平常テスト,出前授業,イノベーティブインターンシップを実施し,その理解度・習得度を確認しながら授業を進め,全員が授業内容を理解できるよう配慮する。自学自習時間に相当する課題を出題する。
注意点:
・学修単位:授業時間以外に 1 週に 4(単位数×2)時間,計 60 時間の自学自習が必要である。
・サブテーマとして,外部コンペティションに個人あるいはグループ参加することがある。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
環境防災工学Ⅱに関するイントロダクション ガイダンス・概論 |
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2週 |
イノベーティブインターンシップによる実践的な環境防災の最前線(その1) |
イノベーティブインターンシップによる実践的な環境防災の最前線が説明できる。
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3週 |
応用地質学と環境防災の関り |
応用地質学と環境防災の関りが説明できる。
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4週 |
イノベーティブインターンシップによる実践的な環境防災の最前線(その2) |
イノベーティブインターンシップによる実践的な環境防災の最前線が説明できる。
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5週 |
斜面災害学と環境防災の関り |
斜面災害学と環境防災の関りが説明できる。
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6週 |
出前授業による実践的な環境防災の最前線(その1) |
出前授業による実践的な環境防災の最前線が説明できる。
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7週 |
地震液状化と環境防災の関り |
地震液状化と環境防災の関りが説明できる。
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8週 |
中間レポート |
応用地質学と環境防災の関りが説明できる。 斜面災害学と環境防災の関りが説明できる。 地震液状化と環境防災の関りが説明できる。
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2ndQ |
9週 |
新工法,パテントと環境防災の関り |
新工法,パテントと環境防災の関りが説明できる。
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10週 |
出前授業による実践的な環境防災の最前線(その2) |
出前授業による実践的な環境防災の最前線が説明できる。
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11週 |
グループワーク,ペアワークによる環境防災対策アイデア創出演習(その1) |
グループワーク,ペアワークによる環境防災対策のアイデア創出が説明できる。
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12週 |
グループワーク,ペアワークによる環境防災対策アイデア創出演習(その2) |
グループワーク,ペアワークによる環境防災対策のアイデア創出が説明できる。
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13週 |
グループワーク,ペアワークによる環境防災対策アイデア創出演習(その3) |
グループワーク,ペアワークによる環境防災対策のアイデア創出が説明できる。
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14週 |
総合,とりまとめ |
グループワーク,ペアワークによる環境防災対策アイデア創出が説明できる。
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15週 |
最終レポート |
応用地質学と環境防災の関りが説明できる。 斜面災害学と環境防災の関りが説明できる。 地震液状化と環境防災の関りが説明できる。 グループワーク,ペアワークによる環境防災対策アイデア創出が説明できる。
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16週 |
レポートチェック |
応用地質学と環境防災の関りが説明できる。 斜面災害学と環境防災の関りが説明できる。 地震液状化と環境防災の関りが説明できる。 グループワーク,ペアワークによる環境防災対策アイデア創出が説明できる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
マグマの生成と火山活動を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
地震の発生と断層運動について説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 測量 | 区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類について、説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
測量体系(国家基準点等)を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
測定結果から、面積や体積の計算ができる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
地形測量の方法を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
等高線の性質とその利用について、説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
写真測量の原理や方法について、説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
地盤 | 土の生成、基本的物理量、構造などについて、説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
土の粒径・粒度分布やコンシステンシーを理解し、地盤材料の工学的分類に適用できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
土の締固め特性を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
ダルシーの法則を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
透水係数と透水試験について、説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
透水力による浸透破壊現象を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
土のせん断試験を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
土のせん断特性を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
土の破壊規準を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
地盤内応力を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
有効応力の原理を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
土の圧密現象及び一次元圧密理論について、説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
圧密沈下の計算を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
ランキン土圧やクーロン土圧を説明でき、土圧算定に適用できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
基礎の種類とそれらの支持力公式を説明でき、土の構造物の支持力算定に適用できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
斜面の安定計算手法を説明でき、安全率等の算定に適用できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
地盤調査の分類と内容について、説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |
計画 | 都市の防災構造化を説明できる。 | 5 | 前3,前5,前7 |