文学作品講読

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 文学作品講読
科目番号 7003 科目区分 教養 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学専攻(建設環境工学コース)(2023年度以前入学者) 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 スライド及びプリントを配布する
担当教員 古明地 樹

到達目標

1. 日本における書物の変遷と作品内容の関わりについて具体例を用いて説明できる。
2. 書誌学的記録を行い、それぞれの要素について作品と関連付けて説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本における書物の変遷と作品内容の関わりについて具体例を用いて説明でき、現代の文芸作品について書誌データを用いた実践的な読解ができる。日本における書物の変遷と作品内容の関わりについて具体例を用いて説明できる。日本における書物の変遷と作品内容の関わりについて具体例を用いて説明できない。
評価項目2書誌学的記録を行い、それぞれの要素について作品と関連付けて説明でき、現代における書物の読解に対して応用することができる。書誌学的記録を行い、それぞれの要素について作品と関連付けて説明できる。書誌学的記録を行い、それぞれの要素について作品と関連付けて説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この講義では、日本の文学作品を「本」をテーマに取り上げ、本の形式や大きさ、レイアウトや出版情報など、物としての「本」の要素が文学作品とどのように関わってきたのかを学ぶ。
また、実際に江戸時代以降に出版された和本に触れて記録する、実践的な学習を行う。
これにより、日本における書物の変遷について理解し、電子書籍などを含めた現代や未来の「本」の形と作品がどのように結びついているかを分析する視点を身につける。
授業の進め方・方法:
・講義の中でスライドやプリントを配布する。
・各回の講義内でリアクションペーパー等の提出を求め、その内容は評価の対象とする。
・状況に応じて、講義以外にレポート、ショートペーパーの提出を求める場合がある。
・後半では実物の古典籍資料に触れる講義を行う予定である。
・予習:取り上げる作品の概要についてスライド等で確認する。
・復習:提出課題が課された場合は配布スライドを用いて内容を確認し、指定された期日までに提出する。
注意点:
・本科目の単位は高等専門学校設置基準第17条4項により認定される。1単位当たり45時間の学修により単位認定を行う。
・古典籍資料を扱う際には、指示に従い適切な対応を心掛けること。
 指示の無視などが目立つ場合は減点等の対象になる可能性がある。
・オフィスアワーは月曜日放課後とする。
・最終成績は,リアクションペーパー等の提出物40%,試験60%として2回の試験の平均点を最終成績とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 全体ガイダンス
和本について
和本の定義について説明できる。
2週 和本の変遷と文芸作品 取り上げる和本の形式に対し、その特徴と作品の関係性について述べることができる。
3週 和本の変遷と文芸作品 取り上げる和本の形式に対し、その特徴と作品の関係性について述べることができる。
4週 和本の変遷と文芸作品 取り上げる和本の形式に対し、その特徴と作品の関係性について述べることができる。
5週 和本の変遷と文芸作品 取り上げる和本の形式に対し、その特徴と作品の関係性について述べることができる。
6週 和本の変遷と文芸作品 取り上げる和本の形式に対し、その特徴と作品の関係性について述べることができる。
7週 和本の変遷と文芸作品 取り上げる和本の形式に対し、その特徴と作品の関係性について述べることができる。
8週 レポート作成
2ndQ
9週 試験返却
和本に触れる
近世版本の取り扱い方を理解し、実践することができる。
10週 和本に触れる 書誌学的記録の意義について説明できる。
11週 和本を記録する 書誌学的記録を行い、対象の作品の特徴を説明できる。
12週 和本を記録する 書誌学的記録を行い、対象の作品の特徴を説明できる。
13週 和本を記録する 書誌学的記録を行い、対象の作品の特徴を説明できる。
14週 和本を記録する 書誌学的記録を行い、対象の作品の特徴を説明できる。
15週 和本を記録する 書誌学的記録を行い、対象の作品の特徴を説明できる。
16週 レポート作成

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16

評価割合

レポートリアクションペーパー等の提出物合計
総合評価割合6040100
評価項目1302050
評価項目2302050