応用数学特論

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 応用数学特論
科目番号 7005 科目区分 工学基礎 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報通信工学専攻(2023年度以前入学者) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:担当教員が作成
担当教員 南 貴之

到達目標

工学の基礎であり、特にフーリエ解析には欠くことのできないルベーグ積分について、その概念の重要性を認識させるとともに、リーマン積分との違いを理解させ、ルベーグの有界収束定理を扱えるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ルベーグ積分の概念が理解でき、その定義を十分答えられるルベーグ積分の概念が理解できる。ルベーグ積分の概念が理解できない。
評価項目2ルベーグ積分とリーマン積分の違いが十分に理解できる。ルベーグ積分とリーマン積分の違いがある程度理解できる。ルベーグ積分とリーマン積分の違いが理解できない。
評価項目3ルベーグの収束定理を十分に扱える。ルベーグの収束定理をある定度扱える。ルベーグの収束定理を扱えない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
工学の基礎であり、特にフーリエ解析には欠くことのできないルベーグ積分について、その概念の重要性・リーマン積分との違いを理解させ、ルベーグの収束定理を扱えるようにする。
授業の進め方・方法:
リーマン積分について復習をおこない、次にリースの定式化に基づくルベーグ積分の定義を行う。ルベーグの収束定理を示す。
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポートを実施する。
注意点:
オフィスアワー:火曜放課後

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 リーマン積分の復習 リーマン積分について理解する。D1:1-3
2週 ディリクレ関数について ディリクレ関数がリーマン積分可能でないことを理解する。D1:1-3
3週 可算集合 可算集合の概念を理解する。D1:1-3
4週 零集合 零集合の概念を理解する。D1:1-3
5週 可測関数 可測関数の概念を理解する。D1:1-3
6週 ルベーグ積分の定義 ルベーグ積分の定義を理解する。D1:1-3
7週 ルベーグ積分の性質 ルベーグ積分の性質を理解する。D1:1-3
8週 ベッポ・レヴィの定理 ベッポ・レヴィの定理を理解する。D1:1-3
2ndQ
9週 ルベーグの収束定理 ルベーグの収束定理を理解する。D1:1-3
10週 可測関数と可測集合 可測集合を理解する。D1:1-3
11週 ルベーグ測度 ルベーグ測度を理解する。D1:1-3
12週 L2空間 L2空間の定義を理解する。D1:1-3
13週 L2空間の性質 L2空間の性質を理解する。D1:1-3
14週 フーリエ解析について ルベーグ積分とフーリエ解析の関連を理解する。D1:1-3
15週 前期末試験 今までの学習内容について試験を行う。D1:1-3
16週 試験の返却と解説 試験の解説を行う。D1:1-3

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合40000600100
基礎的能力40000600100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000