情報工学概論

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報工学概論
科目番号 7011 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報通信工学専攻(2023年度以前入学者) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 小川口 深雪

到達目標

1.コンピュータの基礎論理を理解し、論理演算ができる。
 2.コンピュータおよびシステムの構成について理解し、信頼性計算および待ち時間が計算できる。
 3.ネットワークおよびセキュリティについて理解し、セキュリティ対策について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1コンピュータの基礎論理を理解し、具体的な論理演算ができる。コンピュータの基礎論理を理解し、論理演算ができる。コンピュータの基礎論理を理解し、論理演算ができない。
評価項目2コンピュータおよびシステムの構成について理解し、信頼性計算および待ち時間が計算できる。コンピュータおよびシステムの構成について理解し、信頼性計算が行える。コンピュータおよびシステムの構成について理解し、信頼性計算ができない
評価項目3ネットワークおよびセキュリティについて理解し、セキュリティ対策について具体的に説明できる。ネットワークおよびセキュリティについて理解し、セキュリティ対策について説明できる。ネットワークおよびセキュリティについて理解し、セキュリティ対策について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
コンピュータに関する基礎事項を学び、プログラミングする上で重要なアルゴリズムについて理解する。ハードウェア・ソフトウェアの全体像をつかみ個々のアーキテクチャの概念を学習する。システムの構成について理解し、システムの信頼性および待ち時間について学習する。ネットワークおよびセキュリティの基本的な技術について学習する。古典コンピュータと量子コンピュータの違いを理解し、今後のコンピュータについての知識を習得する。
授業の進め方・方法:
学習項目ごとの内容について講義した後、例題を用いて説明する。この科目は学修単位のため,授業外学習として授業内容についてのレポート課題を実施する。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.基礎理論
(1)集合と理論
コンピュータの基礎である集合と理論について理解する。D2:1,2
2週 1.基礎理論
(2)確率と統計
コンピュータの基礎である確率と統計について理解する。D2:1,2
3週 2.アルゴリズムとプログラミング アルゴリズムとプログラミングについて理解する。D2:1,2
4週 3.ハードウェアとコンピュータ構成要素 ハードウェアとコンピュータ構成要素について理解する。D2:1-3
5週 4.システム構成要素
(1)待ち行列
待ち時間の計算ができる。D2:1,2
6週 4.システム構成要素
(2)信頼性
システムの信頼性計算ができる。D2:1-4
7週 5.ソフトウェア ソフトウェアについて理解する。D2:1
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却と解説
6.データベース
データベースについて理解する。D2:1
10週 7.ネットワーク ネットワークについて理解する。D2:1-3
11週 8.セキュリティ
(1)暗号化
暗号化について理解する。D2:1-3
12週 8.セキュリティ
(2)脅威と対策
セキュリティの脅威と対策について理解する。D2:1
13週 9.古典コンピュータと量子コンピュータ 量子コンピュータの概要を理解する。D2:1
14週 10.量子コンピュータの計算の仕組み 量子コンピュータの計算の仕組みを理解する。D2:1
15週 期末試験
16週 試験返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力401050
専門的能力401050
分野横断的能力000