表現コミュニケーションⅡ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 表現コミュニケーションⅡ
科目番号 221030 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 A Communicative Approach to the TOEIC L&R TEST , 教員作成(ハンドアウト)
担当教員 鳥羽 素子

到達目標

(1)身近な表現や幅広い話題について情報や考えを理解することができるように,リスニング力を向上させる。
(2)「聞く」「読む」だけでなく「話す」「書く」活動を通して英語を用いて積極的にコミュニケーションを図ろうとすることができ,情報や自身の考えを適切に表現することができるよう言語運用能力を向上させる。                                                     (3)CEFR (Common European Framework of Reference for Language) のA2レベルからB1レベルへ移行できるよう,TOEIC初級編の表現の言い回しや語彙を理解し適切に用いることができる。 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1オフィスや日常で使われる英語表現や幅広い話題について細かな点まで正しく理解することができる。オフィスや日常で使われる英語表現や幅広い話題について正しく理解することができる。オフィスや日常で使われる英語表現や幅広い話題について正しく理解することができない。
評価項目2英語によってコミュニケーションをとることができ,自分の意見や考えを積極的に述べることができる。英語によってコミュニケーションをとることができ,自分の意見や考えを述べることができる。英語によるコミュニケーションに困難を感じ,自分の意見や考えを積極的に述べることができない。
評価項目3CEFR A2レベルからB1レベルの英語表現と言い回しをしっかり習得している。CEFR A2レベルの英語表現と言い回しを習得している。CEFR A2レベルの英語表現と言い回しを習得できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
オフィスや日常生活における英語コミュニケーション能力を向上させるために,身近な表現や幅広い話題についての情報や考えを理解することができるように,リスニング力の向上を図る。また,「話す」「書く」の言語活動を通して英語を用いて積極的にコミュニケーションをとろうとする態度を育成し,情報や自身の考えを適切に表現することができるよう言語運用能力を向上させる。                                                    
授業の進め方・方法:
コミュニケーションスキルが身に付くTOECI初級レベルの音声教材を用いて演習を行い,英語の聴解力を向上させる。ペアワーク・グループワーク,プレゼンテーションを通じて英語で自己表現する機会を多く与える。英語表現やフレーズの定着に関してはテキスト内のタスクや演習問題を使用することでCEFRA2からB1レベルへの移行を目指すことを目標にする。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス                2年次初回のリスニング、ライティング演習  Unit1(Restaurants 選択肢の先読み)    ペアワークでのCommnicative Training 授業の進め方を把握する。         2年次初回のリスニング,ライティング演習を実施する。 TOEIC L&Rの形式を把握する。      パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。
2週 Unit2(Offices, Talkの種類)  ペアワークでのCommnicative Training      プレゼンテーションのためのインプット TOEIC L&Rの形式に慣れる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。          理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。              
3週 Unit2(Offices, Talkの種類)           プレゼンテーョンのためのグループワーク活動 TOEIC L&Rの形式に慣れる。            ライティング(主張・根拠(具体例)・結論)の書き方を学び,自分の考えを英語で表現することができる。
4週 グループプレゼンテーション 人前で英語でプレゼンテーションすることができる。                     他者発表を聞き理解することができる。
5週 Unit3(Daily Life, ラジオ放送)              ペアワークでのCommnicative Training    プレゼンテーションのためのインプット   TOEIC L&Rの形式に慣れる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。                理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。  
6週 Unit4((Personal, 社内アナウンス)       ペアワークでのCommnicative Training  プレゼンテーションのためのグループ活動  TOEIC L&Rの形式に慣れる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。                  ライティング(主張・根拠(具体例)・結論)の書き方を学び,自分の考えを英語で表現することができる。
               
7週 Unit4((Personal, 社内アナウンス)       ペアワークでのCommnicative Training  プレゼンテーションのためのグループ活動  TOEIC L&Rの形式に慣れる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。                  プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。
8週 プレゼンテーション 人前で英語でプレゼンテーションすることができる。                     他者発表を聞き理解することができる。
2ndQ
9週 前期中間試験 前期中間期の学習習熟度を確認する。
10週 試験返却・解説 Unit5(Shopping,店内アナウンス)     ペアワークでのCommnicative Training             試験結果の振り返りをすることができる。TOEIC L&Rの形式に慣れる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。                
11週 Unit6(Finances,手紙書式)              ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのインプット TOEIC L&Rの形式に慣れる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。                     理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。                
12週 プレゼンテーションのためのグループ活動 ライティング(主張・根拠(具体例)・結論)の書き方を学び,自分の考えを英語で表現することができる。
13週 Unit7(Transportation,交通アナウンス)      ペアワークでのCommnicative Training    プレゼンテーションのためのグループ活動 TOEIC L&Rの形式に慣れる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。                 プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。                     
14週 Unit8(Technology,留守番電話メッセージ) ペアワークでのCommnicative Training  プレゼンテーションのためのグループ活動 TOEIC L&Rの形式に慣れる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。                 プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。                     
15週 プレゼンテーション 人前で英語でプレゼンテーションすることができる。他者発表を聞き理解することができる。
16週 期末試験 前期期末期の学習習熟度を確認する。
後期
3rdQ
1週 UNit9(Health,公共放送                      ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのインプット TOEIC L&Rの形式に対応できる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。                 理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。                
2週 Unit10(Travel) ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのグループ活動 TOEIC L&Rの形式に対応できる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。                 プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。                     
3週 Unit11(Business) ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのグループ活動 TOEIC L&Rの形式に対億できる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。                 プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。                     
4週 プレゼンテーション 人前で英語でプレゼンテーションすることができる。他者発表を聞き理解することができる。
5週 プレゼンテーションのためのインプットおよびグループ活動 理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。                           ライティング(主張・根拠(具体例)・結論)の書き方を学び,自分の考えを英語で表現することができる。
6週 プレゼンテーショのためのグループ活動 プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。                     
7週 プレゼンテーション 人前で英語でプレゼンテーションすることができる。他者発表を聞き理解することができる。
8週 後期中間試験 後期中間期の学習習熟度を確認する。
4thQ
9週 Unit12(Entertainment,オリエンテーション・ツアー)                         ペアワークでのCommnicative Training   プレゼンテーションのためのインプット TOEIC L&Rの形式に対応できる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。                      理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。                
10週 Unit13(Education,人物紹介スピーチ)   ペアワークでのCommnicative Training    プレゼンテーションのためのグループ活動 TOEIC L&Rの形式に対応できる。         パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。 ライティング(主張・根拠(具体例)・結論)の書き方を学び,自分の考えを英語で表現することができる。
11週 Unit14(Housing)                         プレゼンテーションのためのグループ活動 TOEIC L&Rの形式に慣れる。                   ライティング(主張・根拠・具体例・結論)の書き方を学び,自分の考えを述べることができる。
12週 プレゼンテーション 人前で英語でプレゼンテーションすることができる。他者発表を聞き理解することができる。
13週 プレゼンテーションのためのインプットおよびグループ活動 理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。                               ライティング(主張・根拠・具体例・結論)の書き方を学び,自分の考えを述べることができる。
14週 プレゼンテーションのためのグループ活動  リスニング,ライティング演習 プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。                       2年次最終のリスニング,ライティング演習を実施する。
15週 プレゼンテーション 人前で英語でプレゼンテーションすることができる。他者発表を聞き理解することができる。
16週 後期期末試験 後期期末期の学習習熟度を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前1,前2,前3,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前1,前2,前3,前5,前6,前7,前10,前11,前13,前14,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後15
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前1,前2,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前4,前8,前15,後4,後7,後12
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前1,前2,前3,前5,前6,前7,前10,前11,前13,前14,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前3,前6,前7,前12,前13,前14,後2,後3,後6,後10,後13,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前1,前2,前3,前6,前7,前10,前11,前13,前14,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後13
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前4,前8,前15,後4,後7,後11,後12,後15
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前1,前2,前3,前5,前6,前7,前10,前11,前13,前14,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後15
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前4,前8,前15,後4,後7,後11,後12,後15
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前3,前12,前14,後2,後3,後5,後6,後10,後11,後13,後14,後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前1,前2,前3,前5,前6,前7,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後9,後10,後11
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3前3,前6,前12,後5
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3前4,前8,前15,後4,後7,後11,後12,後15
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3前1,前2,前3,前5,前6,前7,前10,前11,前13,前14,後1,後2,後3,後9,後10
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3前3,前4,前6,前12,後5,後11
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3前4,前8,前15,後4,後7,後11,後12,後15

評価割合

試験発表提出物合計
総合評価割合751510100
基礎的能力300434
専門的能力258336
分野横断的能力207330