電子工学

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電子工学
科目番号 221137 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 わかりやすい電子回路 コロナ社 (ISBN:978-4-339-00781-7)
担当教員 吉永 慎一

到達目標

1.ダイオードやトランジスタ等の半導体素子について説明でき,基本的な計算ができる。
2.増幅回路の基本的な仕組みについて説明でき,基本的な計算ができる。
3.hパラメータを用いた等価回路により増幅回路の説明ができ,基本的な計算ができる。
4.負帰還増幅回路,演算増幅器等について基本的な計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1ダイオードやトランジスタ等の半導体素子について理解でき,少し複雑な回路の計算ができる。ダイオードやトランジスタ等の半導体素子について理解でき,簡単な回路の計算ができる。ダイオードやトランジスタ等の半導体素子について説明できない。
評価項目2増幅回路の基本的な仕組みについて理解でき,やや複雑な回路の計算ができる。増幅回路の基本的な仕組みについて理解でき,簡単な回路の計算ができる。増幅回路の基本的な仕組みについて説明できない。
評価項目3hパラメータを用いた等価回路において増幅回路を説明でき,回路の計算ができる。hパラメータを用いた等価回路において増幅回路の計算ができる。hパラメータを用いた等価回路において増幅回路を説明できない。
評価項目4負帰還増幅回路,演算増幅器等について理解でき,やや複雑な回路の計算ができる。負帰還増幅回路,演算増幅器等について理解でき,簡単な回路の計算ができる。負帰還増幅回路,演算増幅器等について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
アナログ電子回路の基本的な考え方,半導体デバイスの特性について学ぶ。ダイオード,トランジスタ等の機能と特性を理解し,基本的な回路構成ができる能力を身につける。また,増幅回路についてその働きを理解できる能力を身につける。
授業の進め方・方法:
項目ごとに基本的な事項について解説した後,演習を行う。また,授業の終了時に小テストを実施(年間15回程度)するので講義は集中して取り組むこと。また,各試験前にレポートを課すので必ず取組んで提出すること。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
半導体材料,ダイオードの構造と働きについて学ぶ。
ガイダンス
半導体材料,ダイオードの構造と働きについて説明できる。
2週 ダイオードの静特性図,簡単なダイオード回路について学ぶ。 ダイオードの静特性図が理解でき,簡単なダイオード回路について計算できる。
3週 いろいろな波形整形回路について学ぶ。 いろいろな波形整形回路について説明でき,簡単な回路計算ができる。
4週 トランジスタの構造と働き,電圧の加え方について学ぶ。 トランジスタの構造と働き,電圧の加え方について説明できる。
5週 トランジスタの特性について学ぶ。簡単ななトランジスタ回路,バイアスについて学ぶ。 トランジスタの特性について説明できる。簡単ななトランジスタ回路の計算ができる。
6週 いろいろなバイアス回路について学ぶ。 いろいろなバイアス回路について回路計算ができる。
7週 簡単な増幅回路について学ぶ。 簡単な増幅回路について説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 特性図による増幅回路の増幅度計算について学ぶ。 特性図による増幅回路の増幅度計算ができる。
10週 トランジスタの等価回路について学ぶ。 トランジスタの等価回路について説明できる。
11週 等価回路による増幅度の計算について学ぶ。 等価回路による増幅度の計算について説明できる。
12週 増幅回路の周波数特性について学ぶ。 増幅回路の周波数特性について説明できる。
13週 負帰還増幅回路の基礎について学び,簡単な回路の計算について学ぶ。 負帰還増幅回路の基礎について説明でき,簡単な回路計算ができる。
14週 2段増幅回路の増幅度について学び,簡単な回路の計算について学ぶ。 2段増幅回路の増幅度について説明でき,簡単な回路計算ができる。
15週 OPアンプについて学び,簡単な回路計算について学ぶ。 OPアンプについて説明でき,簡単な回路計算ができる。
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テストレポート合計
総合評価割合702010100
到達目標1205227
到達目標2155323
到達目標3205328
到達目標4155222