概要:
文学作品の読解は情報分析の一種である。作中に散在している情報を収集し,それらの含意するところや共通点・対立点を検討し,時代背景も考慮しながら総合することで,テクスト(情報の織物)としての作品像を明らかにすることができる。
そのためには文体や作品構造を捉えることが必須であり,そのための方法論も存在する。
この授業ではそうした方法を修得し,時代背景も学びながら読解することで,日本文学に対して深く理解することを目指す。
また,自身の考え方・主張を持ち,作品を批評できるようになることを目指す。
授業の進め方・方法:
・講義形式を基本とするが,作品に関して意見を発表したり,討論を行ったりすることがある。
・事前学習・事後学習に用いるためのシートを毎回配布する。
・事前学習(シート表面):①作品の通読。②作品の基本事項・あらすじ・内容についての見解に加え,わからない言葉をすべて辞書等で調べて記入する。
・事後学習(シート裏面):作品についてのコメントを記入する。事前学習時の見解と比較し,講義を通じた思索の進歩や深まりを評価する。
注意点:
・本科目の単位は高等専門学校設置基準第17条4項により認定される。1単位当たり45時間の学修により単位認定を行う。
・オフィスアワーは火曜日放課後とする。
・最終成績は,提出物50%,試験(小論文)50%として2回の平均点を最終成績とする。
・初回から提出点をつけるので注意すること。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
・ガイダンス 作品と時代背景
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作品と時代背景の結びつきを理解する。
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2週 |
近代の文学作品を読む(1) |
・作品を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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3週 |
近代の文学評論を読む |
・評論を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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4週 |
近代の文学作品を読む(2) |
・作品を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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5週 |
近代の文学作品を読む(3) |
・作品を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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6週 |
近代の文学作品を読む(4) |
・作品を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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7週 |
近代の文学作品を読む(5) |
・作品を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
・試験返却・解説 戦後の文学作品を読む(1) |
・作品を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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10週 |
戦後の文学評論を読む |
・評論を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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11週 |
戦後の文学作品を読む(2) |
・作品を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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12週 |
戦後の文学作品を読む(3) |
・作品を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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13週 |
戦後の文学作品を読む(4) |
・作品を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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14週 |
戦後の文学作品を読む(5) |
・作品を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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15週 |
戦後の文学作品を読む(6) |
・作品を読解する。 ・提示されている問題について意見を述べることができる。
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16週 |
後期末試験 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文社会科学 | 国語 | 国語 | 文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | 後8,後16 |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | 後8,後16 |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | 後8,後16 |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | 後8,後16 |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | 後8,後16 |