教育に関する基本的知識を身につけながら,現代社会が抱えている教育的諸問題への関心を深めるとともに,自分自身の教育観の形成を目標とする。
概要:
教育観の史的展開を講義するとともに,現代社会における教育的問題についてグループ討議を行うことで,各自の教育観の形成を促していく。
授業の進め方・方法:
講義形式を基本として,プリント教材を用いながら進めていく。適宜,新聞記事の紹介等を通して,授業内容を理解する手助けとしていく。
また,教育に関するテーマで,グループ討議を行う。グループ討議当日までに「個人メモ」を完成させて臨むこと。
授業スライドを授業前にTeamsのファイルに入れておきますので,予習をして臨んでください。
注意点:
担当教員への連絡先:教員室℡ 087-869-3842 E-Mail:taguchi@kagawa.kosen-ac.jp
Teamsのチームを作成し,授業スライド(PDF)や配布資料をファイルにアップします。ご活用ください。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
教育とは? |
現代社会における教育的諸問題を通して,教育の基本的概念を理解することができる。
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2週 |
ペスタロッチの教育思想 (1)生涯 (2)教育の根本動機 |
ペスタロッチの教育の根本動機と教育も区艇を理解し,説明ができる。
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3週 |
ペスタロッチの教育思想 (3)生活圏の理論 |
「生活圏の理論」について理解し,説明ができる。
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4週 |
第1回グループ討議 |
グループ討議を通して,他者の考えを理解するとともに,自らの教育観を深めることができる。
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5週 |
ペスタロッチの教育粗相 (4)人間の発展の自然の歩み |
「人間の発展の自然の歩み」の大きな流れを理解し,説明ができる。
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6週 |
ペスタロッチの教育思想 (5)居間の教育 (6)基礎陶冶の理念 |
「居間の教育」のポイントについて説明ができる。 「基礎陶冶の理念」について説明ができる。
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7週 |
ペスタロッチの教育思想 (7)功績 |
ペスタロッチ教育思想の功績について説明ができる。
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
試験返却・解説 ヘルバルトの教育思想 (1)生涯 |
ヘルバルトの生涯について簡単に説明ができる。
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10週 |
第2回グループ討議 |
グループ討議を通して,他者の考えを理解するとともに,自らの教育観を深めることができる。
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11週 |
ヘルバルトの教育思想 (2)教育の目的 (3)子どもの管理 |
ヘルバルト,ペスタロッチ,カントの思想的関連を理解し,説明することができる。 「管理」のポイントについて説明ができる。
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12週 |
ヘルバルトの教育思想 (4)教育的教授 |
「教育的教授」について説明ができる。
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13週 |
ヘルバルトの教育思想 (5)訓育論 |
「訓育」の理論的裏付けを理解し,説明することができる。
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14週 |
ヘルバルトの教育思想 (6)ヘルバルト学派の教育学 (7)日本の教育界への影響 |
ヘルバルト学派の教育学の基本的な流れを理解し,説明することができる。 ヘルバルト教育学が明治期の日本の教育界に与えた影響について理解し,説明することができる。
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15週 |
家庭教育のあり方 |
家庭教育の現状並びに課題について説明することができる。
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16週 |
後期末試験 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | 後1,後8,後16 |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後5,後6,後7,後8,後9,後11,後12,後13,後14,後16 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |