機械工学演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 機械工学演習Ⅱ
科目番号 242106 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教員作成資料
オンデマンド教材
担当教員 小島 隆史,高谷 秀明

到達目標

1. 準天頂衛星システムの活用方法を説明できる
2. 抽出した課題を解決できるサービスモデルを提案できる
3. グループワークにおいて、作業の分担と他者への補助ができる

ルーブリック

理想的な到達レベル標準的な到達レベル最低限の到達レベル未到達レベル
準天頂衛星システムの活用方法を説明できる準天頂衛星システムの概要、特長を理解し,活用方法を説明できる。準天頂衛星システムの概要を説明できる準天頂衛星システムの概要を概ね説明できる。左記に達していない。
抽出した課題を解決できるサービスモデルを提案できる自身で抽出した課題を解決できるサービスモデルを構築するために必要な要素を説明できる。提示された課題を解決できるサービスモデルを構築するために必要な要素を説明できる。提示された課題を解決できるサービスモデルを構築するために必要な要素を説明できる。左記に達していない。
グループワークにおいて、作業の分担と他者への補助ができる自らできることを探して行い、メンバーが補助を必要としている時は皆で協力して作業を行えるような流れを作った。自分の分担の仕事は成し遂げ、必要なときは他者の手助けもした。自分の分担の仕事はこなした。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本演習では,ビジネスに関する知識を学びながら,準天頂衛星みちびきを利活用して身近な課題を解決するビジネスプランニングに取り組み,今,社会で求められているアントレプレナーシップを身に付けることを目的とする。
授業の進め方・方法:
オンデマンド教材を用いた学習とグループワークを中心とした対面形式のワークショップを行う。準天頂衛星みちびきの概要および事業アイディアの創造から市場におけるマネタイズの方法や優位性の検討,資料のデザイン等について学び,その後に実際にグループワークを通じてビジネスプランニングを実施する。得られたプランに関する成果発表会を実施する。
注意点:
- プレゼン資料の作成等を実施するため、ノートPCやタブレット等のデバイスを持ち込んでもよい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,アイスブレイク,会議の進め方 授業の概要と到達目標を説明できる
2週 事業(ビジネス)とは 事業(ビジネス)の全体像について説明できる
3週 課題・市場 課題の見つけ方と市場の選び方について説明できる
4週 アイデア創出方法 アイデアを創出するフレームワークを使い,チームで事業のアイディアを創造することができる
5週 みちびきの説明 みちびきとは何なのか,みちびきの技術的な概要を説明できる
6週 みちびきを活用したサービス事例 みちびきがどのように活用されているか概要を説明できる
7週 マネタイズ・競合差別化 マネタイズの手法と競合優位性について説明できる
8週 プレゼン,サービス展開 プレゼンの大切さを理解し,プレゼンに適した資料の作り方を説明できる
2ndQ
9週 グループワーク [ビジネスプラニング 1/3] チームを作り,チームビルディングをする
10週 グループワーク [ビジネスプラニング 2/3] グループワークを通じ具体的にビジネスプラニングを行う
11週 グループワーク [ビジネスプラニング 3/3] 成果発表に向けてプレゼン資料を作成し,発表準備を行う
12週 中間発表会 中間発表をする
13週 プレゼン資料作成 成果発表に向けてプレゼン資料を作成し,発表準備を行う
14週 成果発表会 作成した資料をもとに,ビジネスプランの発表を行う
15週 振り返り 振り返りを行う
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

学習レポート成果発表におけるプレゼンテーション相互評価合計
総合評価割合207010100
準天頂衛星システムの活用方法を説明できる200020
抽出した課題を解決できるサービスモデルを提案できる070070
グループワークにおいて、作業の分担と他者への補助ができる001010