社会Ⅰ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 社会Ⅰ
科目番号 1104 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『明解歴史総合シンフォニア』帝国書院
担当教員 與田 純

到達目標

幕末から日露戦争に至る日本の近現代史の展開を、日本を取り巻く国際環境などとも関連付けながら世界史的視野に立って総合的に考察させ、歴史的思考力と国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1開国に至る経緯・事項を詳細に理解できている。開国に至る基本的な経緯・事項を理解できている。開国に至る基本的な経緯・事項を理解できていない。
評価項目2幕末期の国際情勢を詳細に理解できている。幕末期の国際情勢を理解できている。幕末期の国際情勢を理解できていない。
評価項目3明治維新に至る経緯・事項を詳細に理解できている。明治維新に至る経緯・事項を理解できている。明治維新に至る経緯・事項を理解できていない。
評価項目4明治維新期の国際情勢を詳細に理解できている。明治維新期の国際情勢を理解できている。明治維新期の国際情勢を理解できていない。
評価項目5日中の近代化政策を詳細に理解できている。日中の近代化政策を理解できている。日中の近代化政策を理解できていない。
評価項目6日清・日露戦争に至る経緯・事項を詳細に理解できている。日清・日露戦争に至る基本的な経緯・事項を理解できている。日清・日露戦争に至る基本的な経緯・事項を理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
幕末から日露戦争に至る激動の50年間の日本の歴史を論じていく。緊張する今日の東アジア情勢や対米関係を理解するためには不可欠な、この時代についての深い知識と相対的な視野を身につけてもらう。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で進めるが、「ノートを取って、暗記する」だけの受動的な学習方法では試験に対応することはできない。学生諸君には、授業への積極的な参加を要求する。また、史料や絵画など多様な文献を読み込むことを通じて思考力を養い、音楽・映像教材などを用いて授業の理解を深めてもらう。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
アヘン戦争
アヘン戦争の経緯と日中に与えた影響を理解できている。
2週 黒船来航の要因
黒船来航
アメリカが日本の開国を求める背景を理解できている。
黒船来航にまつわる基本的な事項を理解できている。
3週 日露交渉
クリミア戦争
日露交渉にまつわる基本的な事項を理解できている。
クリミア戦争についての基本的な事項を理解できている。
4週 安政の五か国条約 アメリカが再度の条約締結を求めてきた背景を理解できている。。
安政の五か国条約にまつわる基本的な事項を理解できている。
5週 南北戦争 南北戦争に至る経緯と基本的な経過を理解できている。
日本に与えた影響を理解できている。
6週 尊王攘夷運動
安政の大獄
薩・長・土・水戸で尊王攘夷運動が高まる歴史的背景を理解できている。
安政の大獄にいたる基本的な事項を理解できている。
7週 桜田門外の変
公武合体政策
桜田門外の変と公武合体政策にまつわる基本的な事項を理解できている。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 生麦事件
薩英戦争
生麦事件と薩英戦争にまつわる基本的な事項を理解できている。
薩摩のその後の政策の変化を理解できている。
10週 下関事件
下関戦争
下関事件と下関戦争にまつわる基本的な事項を理解できている。
11週 坂本龍馬と亀山社中
薩長同盟
坂本龍馬と亀山社中にまつわる基本的な事項を理解できている。
薩長同盟に至る経緯を理解できている。
12週 大政奉還
大政奉還に至る経緯を理解できている。
13週 鳥羽伏見の戦い
江戸無血開城
江戸城無血開城に至る経緯を理解できている。
14週 戊辰戦争①
戊辰戦争にまつわる基本的な事項を理解できている。
15週 戊辰戦争② 戊辰戦争にまつわる基本的な事項を理解できている。
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 廃藩置県
身分制解体
廃藩置県など、明治政府の初期の改革について、基本的な事項を理解できている。
2週 岩倉使節団の派遣 岩倉使節団が世界各地で得た知見を理解できている。
3週 征韓論
日朝交渉
征韓論が唱えられる経緯を理解できている。
朝鮮の開国をめぐる国内事情を理解できている。
4週 西南戦争 西南戦争に至る経緯、基本的な事項を理解できている。
5週 文明開化① 富国強兵など、明治政府の近代化政策に関する基本的な事項を理解できている。
6週 文明開化② 憲法制定など、明治政府の近代化政策に関する基本的な事項を理解できている。
7週 洋務運動 洋務運動に関する基本的な事項を理解できている。
日本の近代化との相違点を理解できている。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 琉球処分
甲申事変
琉球処分が断行された経緯を理解できている。
甲申事変が起きた経緯・基本的な事項を理解できている。
10週 脱亜論
日清戦争
福沢諭吉が脱亜論と唱えた背景を理解できている。
日清戦争の基本的な経過を理解できている。
11週 台湾統治 日本の台湾支配に至る経緯を理解できている。
台湾支配の特徴について理解できている。
12週 変法運動
義和団事件
変法運動の特徴・経過を理解できている。
義和団事件の発生の要因・経過を理解できている。
13週 日露戦争への道 中国の半植民地化と日露戦争の背景を理解できている。
14週 日露戦争
日露講和
日露戦争の基本的な経過を理解できている。
日露講和の内容を理解できている。
15週 韓国併合と朝鮮支配 韓国併合に至る経緯を理解できている。
朝鮮支配の特徴について理解できている。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合9730000100
基礎的能力9730000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000