文学特論Ⅰ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 文学特論Ⅰ
科目番号 1133 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリント配布
担当教員 門脇 大

到達目標

1.日本の文化としての古文に親しみ,その表現を味読し,内容をまとめることができる。
2.古文を正確に読解して,その内容を的確に捉えて主題をまとめ,それに対して自分の意見を述べることができる。
3.江戸文学と近・現代文学を通時的に読み解くことによって,重層的に文章を読み,思考することができる。
4.時代とジャンルを横断した読解を行うことによって,多角的な視座から思考することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1古文を正確に読解することができ,その内容を的確に捉えて主題をまとめることができ,それに対して自分の意見を述べることができる。古文を正確に読解することができ,その内容を的確に捉えて主題をまとめることができができる。古文を正確に読解すること,およびその内容を捉えることができない。
評価項目2時代の異なる文章を正確に読み解くことができ,複数の資料の関係性とを正確に捉えることができ,それに対して自分の意見を述べることができる。時代の異なる文章を正確に読み解くことができ,複数の資料の関係性を正確に捉えることができる。時代の異なる文章を正確に読み解くことができず,複数の資料の関係性を正確に捉えることができない。
評価項目3時代とジャンルの異なる文章を正確に読み解くことができ,各資料の特性と関係性とを正確に捉えることができ,それに対して自分の意見を述べることができる。時代とジャンルの異なる文章を正確に読み解くことができ,各資料の特性と関係性を正確に捉えることができる。時代とジャンルの異なる文章を正確に読み解くことができず,各資料の特性と関係性を正確に捉えることができない。
評価項目4文章や口碑伝承などの性格の異なる資料を正確に読み解くことができ,各資料の特性と関係性とを正確に捉えることができ,それに対して自分の意見を述べることができる。文章や口碑伝承などの性格の異なる資料を正確に読み解くことができ,各資料の特性と関係性を正確に捉えることができる。文章や口碑伝承などの性格の異なる資料を正確に読み解くことができず,各資料の特性と関係性を正確に捉えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:

文学的な文章(古文)をはじめとした様々なタイプの文章を読むことによって,多角的な読解力を養う。また,古文の独特な感性やものの見方を学ぶことで,現代を生きる自分の生き方を見つめ直すことができよう。また,社会生活を営む上で,多様な視座から考察を加える能力を会得することは重要である。これらを踏まえて,以下のような到達目標を掲げる。
1.日本の文化としての古文に親しみ,その表現を味読し,内容をまとめることができる。
2.古文を正確に読解して,その内容を的確に捉えて主題をまとめ,それに対して自分の意見を述べることができる。
3.江戸文学と近・現代文学を通時的に読み解くことによって,重層的に文章を読み,思考することができる。
4.時代とジャンルを横断した読解を行うことによって,多角的な視座から思考することができる。
授業の進め方・方法:
・講義形式を基本とする。
・本科目は学修単位科目であるため,講義以外に,授業前日までに,授業当日の該当ページの予習を必須とする。
注意点:
・本科目の単位は高等専門学校設置基準第17条4項により認定される。1単位当たり45時間の学修により単位認定を行う。
・オフィスアワーは月曜日放課後とする。
・多量の資料を扱うため、最低限の現代日本語・古文の読解力は必須である。
・合理的な配慮を行い、基本的に一次資料は用いない。
・最終成績は、試験100%を最終成績とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ・ガイダンス
1.江戸文学・江戸怪談概論
江戸文学・江戸怪談の概要を理解し,文学史の流れをまとめることができる。
2週 2.古文
子育て幽霊/『奇異雑談集』・昔話ほか語』ほか
江戸怪談の読解を通して,古文を読むことができる。また,同一の主題を持つ複数作品を比較した際,それらに対して自分の意見や考えをまとめることができる。
3週 2.古文
子育て幽霊/『奇異雑談集』・昔話ほか
江戸怪談の読解を通して,古文を読むことができる。また,同一の主題を持つ複数作品を比較した際,それらに対して自分の意見や考えをまとめることができる。
4週 2.古文
子育て幽霊/『奇異雑談集』・昔話ほか
江戸怪談の読解を通して,古文を読むことができる。また,同一の主題を持つ複数作品を比較した際,それらに対して自分の意見や考えをまとめることができる。
5週 3.古文
仏教から怪談へ/『因果物語』ほか
江戸怪談の読解を通して,古文を読むことができる。また,同一の主題を持つ複数作品を比較した際,それらに対して自分の意見や考えをまとめることができる。
6週 3.古文
仏教から怪談へ/『因果物語』ほか
江戸怪談の読解を通して,古文を読むことができる。また,同一の主題を持つ複数作品を比較した際,それらに対して自分の意見や考えをまとめることができる。
7週 3.古文
仏教から怪談へ/『因果物語』ほか
江戸怪談の読解を通して,古文を読むことができる。また,同一の主題を持つ複数作品を比較した際,それらに対して自分の意見や考えをまとめることができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 ・試験返却・解説
5.古文
西鶴怪談/『本朝二十不孝』ほか
井原西鶴の作品の読解を通して,古文を読むことができる。また,関連する作品や資料と比較した際自分の意見や考えをまとめることができる。
10週 5.古文
西鶴怪談/『本朝二十不孝』ほか
井原西鶴の作品の読解を通して,古文を読むことができる。また,関連する作品や資料と比較した際自分の意見や考えをまとめることができる。
11週 5.古文
西鶴怪談/『本朝二十不孝』ほか
井原西鶴の作品の読解を通して,古文を読むことができる。また,関連する作品や資料と比較した際自分の意見や考えをまとめることができる。
12週 5.古文
西鶴怪談/『本朝二十不孝』ほか
井原西鶴の作品の読解を通して,古文を読むことができる。また,関連する作品や資料と比較した際自分の意見や考えをまとめることができる。
13週 5.古文
西鶴怪談/『本朝二十不孝』ほか
井原西鶴の作品の読解を通して,古文を読むことができる。また,関連する作品や資料と比較した際自分の意見や考えをまとめることができる。
14週 5.古文
西鶴怪談/『本朝二十不孝』ほか
井原西鶴の作品の読解を通して,古文を読むことができる。また,関連する作品や資料と比較した際自分の意見や考えをまとめることができる。
15週 5.古文
西鶴怪談/『本朝二十不孝』ほか
井原西鶴の作品の読解を通して,古文を読むことができる。また,関連する作品や資料と比較した際自分の意見や考えをまとめることができる。
16週 後期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

試験提出物合計
総合評価割合1000100
評価項目125025
評価項目225025
評価項目325025
評価項目425025