電気情報基礎Ⅰ(電気)

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 電気情報基礎Ⅰ(電気)
科目番号 201206 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電気情報工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 プリントを配布する。
担当教員 雛元 洋一,吉岡 崇

到達目標

以下の事項について基礎的知識を理解し,基本的な問題が解けるようになること:
・補助単位,指数単位,様々な方程式
・連立方程式
・抵抗の直列接続,並列接続,分流と分圧,合成抵抗の計算
・電源,キルヒホフの法則,コンダクタンス

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
補助単位,指数単位,様々な方程式数値による指数計算や様々な変数の方程式を解くことができる。様々な文字式をまとめることができる。 数値による指数計算や様々な変数の方程式を理解して,様々な文字式をまとめて表現できる。 数値による指数計算や様々な変数の方程式を理解できない。様々な文字式をまとめて表現できない。
連立方程式係数が文字である3元連立方程式を解くことができる。文字式で応用計算することができる。係数が数値である連立方程式を解くことができる。係数が数値である連立方程式を解くことができない。
抵抗の直列接続,並列接続,分流と分圧,合成抵抗の計算抵抗の直並列の計算ができる。合成抵抗の計算ができる。直列接続,並列接続の計算ができる。分流と分圧の法則を用いて計算ができる。直列接続,並列接続の計算ができない。分流と分圧の法則を用いて計算ができない。
電源,キルヒホフの法則,コンダクタンスキルヒホフの法則を用いた複雑な回路の計算ができる。複数の電源回路の計算ができる。コンダクタンスの計算ができる。複数の電源回路の計算ができない。コンダクタンスの計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気回路などの専門基礎科目に入りやすくするために,電気工学に関する初歩的な知識や計算力を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
プリントを配布し,演習を中心に進める。
注意点:
配布するプリントはファイル等で管理し,毎授業持参すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.ガイダンス
2.中学の復習
中学で学んだ数学や理科での基礎知識を基に,数値による指数計算や様々な変数の方程式を解くことができる。
2週 2.中学の復習 中学で学んだ数学や理科での基礎知識を基に,数値による指数計算や様々な変数の方程式を解くことができる。
3週 3.電気数学入門
 (1) 補助単位
中学で学んだ数学や理科での基礎知識を基に,数値による指数計算や様々な変数の方程式を解くことができる。
4週  (1) 補助単位 中学で学んだ数学や理科での基礎知識を基に,数値による指数計算や様々な変数の方程式を解くことができる。
5週  (2) 指数計算 中学で学んだ数学や理科での基礎知識を基に,数値による指数計算や様々な変数の方程式を解くことができる。
6週  (3) 様々な方程式 中学で学んだ数学や理科での基礎知識を基に,数値による指数計算や様々な変数の方程式を解くことができる。
7週 小テスト 前期中間試験までの範囲の内容を理解し,解くことができる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験返却・解説
4. 連立方程式
 (1) 2元一次方程式
係数が数値である連立方程式を解くことができる。
10週  (1) 2元一次方程式 係数が数値である連立方程式を解くことができる。
11週  (2) 3元一次方程式 係数が文字である3元連立方程式を解くことができる。
12週  (2) 3元一次方程式 係数が文字である3元連立方程式を解くことができる。
13週  (3) 文字式 文字式で応用計算することができる。
14週  (3) 文字式 文字式で応用計算することができる。
15週 小テスト  前期末試験までの範囲の内容を理解し,解くことができる。
16週 前期末試験
試験返却・解説
後期
3rdQ
1週 5.直流回路Ⅰ
 (1) 抵抗の直列接続、並列接続
直列接続,並列接続の計算ができる。
2週  (1) 抵抗の直列接続、並列接続 直列接続,並列接続の計算ができる。
3週  (2) 分流と分圧 分流と分圧の法則を用いて計算ができる。
4週  (2) 分流と分圧 分流と分圧の法則を用いて計算ができる。
5週  (3) 抵抗の直並列接続 抵抗の直並列の計算ができる。
6週  (4) 合成抵抗の計算 合成抵抗の計算ができる。
7週 小テスト 後期中間試験までの範囲の内容を理解し,解くことができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験返却・解説
 (5) 総合問題
複雑な回路の計算ができる。
10週  (5) 総合問題 複雑な回路の計算ができる。
11週 6.直流回路Ⅱ
 (1) 電源
定電流源を用いた回路の計算ができる。
12週  (2) キルヒホフの法則 キルヒホフの法則を用いた計算ができる。
13週  (2) キルヒホフの法則 キルヒホフの法則を用いた計算ができる。
14週  (3) コンダクタンス コンダクタンスの計算ができる。
15週 小テスト 後期末試験までの範囲の内容を理解し,解くことができる。
16週 後期末試験
試験返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3
分数式の加減乗除の計算ができる。3
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。2
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。3
簡単な連立方程式を解くことができる。3
恒等式と方程式の違いを区別できる。2
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。3
工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。2
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。2
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。2
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。2
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。2
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。2
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。2
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。3
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。3
正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。2
重ねの理を用いて、回路の計算ができる。2
網目電流法を用いて回路の計算ができる。2
節点電位法を用いて回路の計算ができる。2
情報系分野計算機工学コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。2

評価割合

試験小テストレポート合計
総合評価割合702010100
補助単位,指数単位,様々な方程式105116
連立方程式205328
抵抗の直列接続,並列接続,分流と分圧,合成抵抗の計算205328
電源,キルヒホフの法則,コンダクタンス205328